2.ことの起こり ーまずは時系列順の説明からー
初登場のインパクトがあらかた消えてからの第二話になります。
実は今、手術が終わって入院中。ケータイでポチポチ打ってます。フリック入力苦手なんだよなあ。
あれ、病院ってケータイ使って大丈夫なの?って思った方、実は、最近医療機器の改良が進んで、ケータイの電波と干渉しないそうなんです。厚労相も、病院内で携帯を使えるような環境整備を推奨しているとか。今私が入院しているとこも、入院案内の書類に携帯のことは全く触れられていませんでした。世の中、進んできたんだな。まあそれでも、バスや電車と同じくらいのマナーは必要でしょうけど。
それにしても、入院患者って思ってたより忙しい。検査やら採血やら何やらが毎日ある。点滴も多い時で5本くらい入ってた。今は2本。
入るだけじゃない。体から排出する方の管も、多い時で3本出てた。今は2本。
あと、手術で切ったところがまだ痛い。そんな環境でぼちぼち書いていきます。
◇
では。
まずは、大腸がんが見つかった経緯から。
数年前から、健康診断の「便潜血」の検査結果のところに「+」がつくようになったんです。最初は自覚症状ゼロでしたから、それを放置していた。どうせ痔かなんかだろう、みたいな感じで。
ところが、1年程前からかな。自覚症状が出てきた。血便です。鮮血が出た。さすがにこれはちょっと放置できないのではないか。そう思いました。それも、どんどん酷くなる。ズボラさ加減では人後に落ちない私も、これはまずいと思った。
「検査を受けよう!」
そう思った。ようやく。おせーよ。
で、どこで受ける?
先ず考えたのは、健康診断を受けた病院。案内には「精密検査も受け付けています」なんて書いてあったので、電話してみた。
「大腸の内視鏡検査を受けたいんですけど。」
「少々お待ち下さい。」
~1分くらい経過~
「申し訳ありませんが、当院では対応できないようなので……」
なんだよう。
話はそこで一旦途切れるのですが、その後、街路樹の調査をしていたある日、左足が痛くなった。それが尋常な痛さではない。痛みのせいで、とてもゆっくりとしか歩けない。何とかその日の調査はこなしたものの、此れでは調査のペースが大幅に落ちてしまう。
そこで、家の近くにある総合病院で診てもらった。レントゲンを撮った。
「ここですよ。」
医師に言われてレントゲン写真を見る。
「腰の所の脊椎の骨が、僅かですけど、ずれてるでしよ?」
わからん。
「これが神経に触って痛みが出ているんですよ。」
マジ?これが?
腰は、昔ぎっくり腰を2回やったことがある。その時は整骨院にかかったのだか、その時整骨院のオヤジに言われたのが、以下の一言。
「これは肉体労働者は絶対にかからない病気。背骨を支える筋肉が炎症を起こしているのが原因だから、直したかったら体を鍛えろ。」
その後、毎日1時間位早足のウォーキングをやるようにしたら、本当に治った。これで完治した。そう思ってたのに。
痛み止めの薬を沢山もらった。でも、何分デリケートな部位なのて、治療となると難しいらしい。
「取り敢えず様子見ですかね。また痛むようだったら来て下さい。」だって。
なんだよう。
でも、その時思った。折角来たから、この病院で大腸の内視鏡検査を受けてみようか。
そこで、内科で検査を申し込んだ。
◇
次回、内視鏡検査。