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12 みんなへのプレゼント披露

 夕食後、僕は作った物を持っていき、テーブルに広げた。


「これ、父様に。剣の邪魔にならないようにミサンガというのを作ったんだ。あとハンカチ。これらは怪我をしないようにといつも疲れているから疲れをとるようにと願いを込めて作ったんだ。


 これがイーサン兄様の。お疲れだろうから、アイマスク。アイマスクにタレ目を書いて起きてます風にしたの。瞳の色は兄様の碧の瞳。短時間でも疲れが取れるように縫ったの。兄様、真面目だから、つけてくれない時ように机に伏して寝られるマクラ。これも短い時間で疲れが取れるように祈りを込めて作ったの。


 これがロナウド兄様。ハンカチ。兄様はオシャレだからポケットから出す飾りのようなハンカチに刺繍。ロナウド兄様にもやはり疲れが取れるようにと魔獣討伐などで怪我をしないように刺繍をしたの。兄様の絵柄は、白虎、朱雀という異国の絵柄なんだ。あと、家紋入りクラバット。


 母上にはチョーカーとハンカチ。ハンカチはお花を刺繍したの。チョーカーの布部分にも刺繍をしたよ。いつまでも健康で美しい母様でいてほしいのと赤ちゃんが無事に産まれるように、スルンと安産で生まれますようにと願いを込めたよ。チョーカーはちょっとしたお出かけに宝石ではなく、チョーカーを首に巻くのはどうかなぁと。


 これはジュリの。下着に刺繍をすれば邪魔にならないかと思ったの。怪我をせず、剣の鍛錬して、剣が上手くなるようにと作ったの。どう?」


 みんな目を見張っていた。あれ?気に入らなかったかな?


「気に入らなかったかな?頑張って作ったんだけどなぁ」


「にいに、これぼくの?かっこいい。うまさんだ。あとけんだ。かっこいい。にいに、かっこいいよぉ」


 抱きついてきたので抱き返した。


「ジュリ、こっちがね、剣と盾とうちの家紋。かっこいいだろう?」


「かっこいい、にいに」


「これにも剣が上手くなるようにと願いを込めたからね」


「うん!」

 かわいいぞ、ジュリ。


「ケビン、すごいな、これは。素晴らしい出来だったのでびっくりしたのだ。この前の精霊様へのテーブルクロスも素晴らしかったが、家族みんなの分、すごいな。父様のは、これなら邪魔にはならないよ。結んでくれるか?」


 僕は父さんの足首に結んだ。ふくらはぎなどは第二の心臓というから、足の方につけるね。そして切れてしまったらまた作るからね。いつでも言ってね」


「ありがとう、ケビン。イーサンのは笑えるな。瞳はイーサンって感じだがタレ目だな。あははは。寝ていても目が開いている感じか。これは短時間でも疲れが取れるのか。父さんも欲しいな」


「いいですよ。どんな目がいいかなぁ。眉毛をつけて目をいやらしくすればいいかなぁ。こんな絵はどうですか?父様」


 イケメンが変な顔をなっている。父様似合うかな。


「あははは、色々な目の絵を描いてくれ」


「わかったよ、サンプル作って見せるね。おもしろマスクにするよ。父様」


 母様を見ると早速している。チョーカーに宝石をちょっとつけても映えるかも。


「これはいいわ。宝石では畏まってしまうけど、これならちょっとしたお出かけにいいわね。お茶会にもしていこうかしら。これに一粒大の宝石をつけても映えるわね」

 母様も同じことを考えていた。


「僕もそう思ったよ」


「これはいつまでも健康で美しく、そして赤ちゃんがスルンと安産?て産まれる、なのね、ケビン。この子の分までありがとう」


 僕は顔が真っ赤になってしまった。母様にはいつでも美しくいてほしい。母様面と向かって言われると恥ずかしいよ。


 母様は笑っていた。余計顔が真っ赤になるよ。


「今度、トリニティー達の分も作るね。ハンカチでいいかな?それともクラバットに刺繍しようか?」


「我々はハンカチでも畏れ多いです」


「ふふふっ、初めはじゃー、ハンカチだね。どういうのがいいかなぁ。楽しみにしていてね」

 みんながニコニコしていた。


 父様がありがとうと言って抱っこしてくれた。


 もう恥ずかしいから、父様の胸に頭をぐりぐりした。ジュリが僕もと言って、父様は僕たち2人を両手に抱っこした。父様かっこいい。首に抱きついた。ジュリも抱きついた。


「にいに、ぼく、けんをがんばるでしゅ。とうしゃまみたいにつよくなりたいでしゅ。にいに、いっしょにがんばりましょ」


 えっ!いっしょに剣をがんばる?いや、無理だけど。


「ケビン、ジュリのお誘いだぞ、剣を一緒に鍛錬しようだって。ジュリ、父様とにいにと一緒に頑張ろうなぁ」


「あい、にいにといっしょにがんばりましゅ。にいにといっしょでしゅ」


 待て待て待て、なぜ俺がやることになっているのだ?父様笑っているよ。ジュリはニコニコだし、まいったなぁ。僕、剣の鍛錬するの?


 ああ、幸せな気分だった。この異世界でも家族が仲良しなのは嬉しい。


 部屋に戻り、また土精霊様に刺繍のハンカチの上にアップルパイとクッキー。持ち帰り用袋にクッキーを置いておいた。昨日来たし今日はもう来ないだろう。


 それにアップルパイは食べにくいかなぁ。やっぱり食べやすいのを置いたほうがいいかな。


 おやすみなさい。



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