こんな人生聞いてない!
僕は普通のサラリーマン。
彼女無し友達無し。それでも別にいい。
平凡に生きれたらそれでいい。
「疲れた…早く家に帰って寝よ」
おい!あんた!キッキー!ドンッ
人が倒れた!誰か救急車だ!
あぁ…頭痛い。視界もどんどんぼやけて行く。
「え?」
目が覚めると俺は知らない場所に居た
「俺、車に跳ねられたよな…」
なのに、なんで俺は生きてるんだ?
「そうよ。あなたはあっちの世界では死んでいるわ。」
「まじか?てかあんた誰?」
「私はエリク。神よ。」
こいつ厨二病かなんかか?こいつやばいやつだ。とりあえず逃げよ
「逃げようとしても無駄よ。ドアも窓も無いのは見たら分かるでしょ?」
「俺をどうするつもりなんだよ!」
「あなたは違う世界に飛ばします。」
「は?何言ってんの?」
「そこの世界で頑張ってちょうだい。そのかわりあなたには最強のレベルまで上げといて上げたわ。 」
「レベル?」
「そうよ。あなたがこれから行く世界はあなたが居た世界とは全然違う。簡単に言えば魔法が使える世界。あなたがいた世界の人はこう言うのよね。異世界」
「えー!俺が異世界転生?!」
「まっとりあえず行けば何とかなるからー!頑張ってねー!」
「あっおい!」
シューン
パチっ
「目を覚ましたわ!パパー!ラークが目を覚ましたわよ!」
「ほんとうか!ラーク!かわいいのぉ」
「うちの子最高に可愛すぎるんだが!」
ラーク?え?ってほんとに異世界転生しちゃったってことーーー?!
えっと、とりあえずここは話を整理しよう。
俺はアルビン・ラークと言う名前らしい。
俺と父と母は貴族でいいとこの人らしい。
そしてその2人の子供として生まれてきたのが俺。
混乱はしたがめんどくさい事を考えるのが嫌になったから考えることはやめにした。
それから7年が立ち。7歳になった。
この世界の常識が段々分かるようになった。
この世界の魔法は水・火・土・雷この4つで分けられている。もちろん魔法士が入れば魔法剣士もいる。皆、生まれつきひとつは属性が使えるらしい。
きっと俺が他の誰かと違う点と言えば。
俺には4つの属性全てが使えると言うことだ。
エリクから聞いて魔法が使えることを知り、自分にはどんな魔法が使えるのか試したくなって色々してみた結果4つの属性全てができた。だか、親からは人は1つ。最大でも2つの属性しか使えない人が多いと聞いた。
唯一、4つの属性が使えると言われた者たちは
「FAL」というチームの5人の魔法士だけらしい。
なぜ俺が4つ全て使えるかって?心当たりなんてありまくりだよ!俺が4つの属性が使えるというのは親にも誰にも話していない。属性の話を聞いたときから自分が周りと違うということを知ったからだ。
「でも、あってみたいな。5人の魔道士に。いつか会えるといいな…そのときは友達になれたらいいな…」
その時は考えもしていなかった。その5人と戦う事になるなんて。