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伐魔剣士  作者: ヌソン
二章 常夜桜編
44/80

懺悔

「……獅子藤ししどう武士たけし……この街の領主です…!」


 絢華あやかが汗を大量に流し、吐き出す様に真実を告げる。


 次の瞬間、ハッとしたように息を吸い、必死の形相で張り裂けそうに叫ぶ。

「逃げて下さい!!皆さん!!」


 ……シーン…


 その必死さとは裏腹に何も起こることは無く、部屋の中には気まずい沈黙が流れ始める。


「…??…?」

 何が何だか分からない中、特に絢華は挙動不審になって震えながら辺りを見回し、錯乱にも似た困惑の表情を浮かべていた。


「……何も起きないけど?」

「そんなはずは…!」

 何かを思い出したかのように絢華は自分の懐を漁り始める。

 取り出したのは先の方に小さな桜柄が入った黒く短い鞘。

 刀が無くなっている事以外は至って普通の鞘であるそれを灯黎あかりへと見せながら、絢華も何かを呟いていた。


「…ちゃんと鞘はある…私が告げ口したら…刃が飛んでくる筈なのに……そんな遠くに行ったの…?」

「…何…その機能」

「…そういう"呪い"です、私がこの街の知られてはまずい部分を少しでも喋ると…私の持ってる短刀が独りでに動いて、それを聞いたものごと切り殺すものです…」

「判定が分かりにくいわね、だから言いたくなかったと…」

「はい…でも、どうして何も起こらないんでしょうか…」

「…あ、それってあれじゃない? ね、弥宵やよいちゃん」

「ん」ボソッ


 紙に包まれた短刀が弥宵の懐から現れた。

 柄には先程までは無かった薄くザラザラとした白紙が巻かれており、懐から出した表紙にめくれて机の上へと落ちる。

「…これでしょ?」ボソッ

 弥宵が絢華の前へと短刀を置いた。


「…それです…鞘と刃は一対ですから…どちらかが察知すれば襲われる筈ですが…」

「もしかして、これのお陰じゃない?」

 と机に落ちた紙をれいが不思議そうに拾った。

「…それ、千彩ちさの弁当に入ってた御守りだよな?もっと模様とか書いてなかったか?」

 辰之助たつのすけも懐から似た様な札を取り出して、机の上に置いた。


 同じ材質で同じ形だが、柄に巻かれていた方の札は真っ白で、辰之助の方には変わらず赤い文字と文様、誰かの血判が押されている。

「…ほら、こっちは赤いので色々書いてるけど…そっちは白紙だ」

「確か…この短刀に貼ったら消えたんだ、不思議だよねー」

「灯黎はこれの事”お守り”って言ってたよな?」

「そうね、本来の名前は”解呪かいじゅふだ”って言うのよ」

「”解呪の札”?」

「…何それ?」


「呪物や呪詛、それに犯された何かを解呪する為にある名前の通りの札よ、今の時代に作れるのは三百年以上続いている巫女の家系に生まれた女性だけ、虚様はその数少ない生き残りだから作ることが出来る、それでも一枚作るのに何日もかかって、時間と体力を大きく使う貴重な物よ、しかも一回きりの使い捨て」


「そんなにも貴重なの!? 使っちゃったよ!?」

「くれたんだから使わないともったいないよ」ボソッ…

「…うぅ…そうかもしれないけど…あ、でもさ!そんなに御札が貴重なら呪いをかける人も貴重なんじゃ…!」

「やろうと思えば誰でもできるわよ?」

「イヤー!!」


「…呪いは属性の一つでその力は…言ってしまえば『何でもあり』、絢華さんの短刀みたいになんの力も無い物に力を与えたり、呪いを込めた御札を張り巡らせて特定の者への結界にしたり、強い物だと相手を呪殺出来るものもあるわ」

「ひぇぇ…」


「…流石にそんな奴は滅多に居ないわ、それでも解呪の札を作れる人よりは圧倒的に多いのは変わらないけど」

「多いんだ…ひぃ」


「単純に血や出自に影響されないからね、儀式の手順や道具さえ用意すれば誰でも使えてしまうの……そうね、例えば丑の刻参りとかが有名かしら」

「藁人形に釘を刺すやつだよね…あれ効果あったんだ…怖い…」

「あれは比較的お手軽だから効果は薄いわ、お祓いで治る、虚様なら一息で消せる」

「虚さん凄いけど…やっぱり怖いよー!」

「人を殺したいなら直接釘を刺した方が早いのにね…」ボソッ

「その言葉が一番怖いよー!!」


「えー…と…つまり…もうこの短刀に呪いの力は込められていない…と?」

「そういう事」

「……あぁ…」

ズルズル…ドサ!


「…はぁああ………良かったぁぁ…!」

 絢華の口から安堵の溜め息が漏れて、溶けるように膝を付いて心から安心したかのように机へと突っ伏した。

「二人も解呪したならちゃんと教えなさい」

「ごめんなさい…意味が分からなくて…」

「…何となく使ったら効果無くなったから…怒られると思って」ボソッ


 ゴチン!!


「そういうのが一番駄目なの、覚えてなさい」

「ずびばじぇん」ボソッ

「…ひぇぇ…」

「…何はともあれ、これの事でしょ?監視されてるってのは」

 灯黎に話しかけられた絢華は顔を上げて、安堵した表情から僅かに恐怖に曇る表情へと変わりながら返事をする。


「そう…です……過去に何度か発動してるとこを見てしまっていて…その時は巨漢の男が手も足も出せずに殺されていました…」

「でもその障害は無くなった、話してくれるかしら?」

「…………勿論です…本当に何度も助けられました…今度こそ全てお話します…」

「その前に一応確認、今まで話したのは本当?」

「本当です」

「こういう時、虚さんがいれば良いのにね…」

「信じるわ、それが喋ってくれる事への礼儀だから」

「ありがとうございます、そういえば先程、私の前の職業を聞かれていましたよね?」


「えぇ」

「…確かに今は女将として皆様の前に居ますが、本当は今もその仕事は続けています」

「……それは何?」

「私は…獅子藤ししどうに雇われている、殺し屋の一人です」

「え!?殺し屋!?」

「……」

「…最近、獅子藤の下についていた権力者二人が殺される事件がありましたね?」

「…ええ、もう騒ぎもないみたいだけど…まさか貴方が?」


「………そうです…まだこの手にはあの時の感覚が残っています…」

「…も、もしかして私達も殺す為に…!?」

「……懸賞金云々は、灯黎さんの言う通り任務を与えられた者だけが知っていた情報です、私が殺した二人も元々は賞金が掛かっていました」

「ひょぇぇっ!お金ぇ!!」

「麗、うるさいぞ」

「ごめんなさい」


「…だから高めの調味料とかあったのね…」

「…そうです…」

「…私達に近づいたのも…色々言いつつも結局お金だったと?」

「そう思われても仕方ないとは分かっていますが…違います…」

「…じゃあどうして?」


「……貴方達の事で分かっていたのは、大体の到着する日にちと…討魔隊という名前だけです、貴方達の顔なんて知りませんでしたし、他の人も与太話だと言って信じませんでした…」


「……じゃあ、私達を狙ったのは貴方だけ?」

「はい、実はそんなに額も高くありませんでしたから…」

「どうして狙ったの?」

「…頼みがあるんです」

「……頼み…?」

「…………」


 全員が困惑する中、絢華は俯き、拳を握り歯を食いしばる。


「…絢華さん?」

「………………っ…」

 浅い呼吸を荒く続け、更に強く拳を握り締めた事で拳の先からは僅かに血が滴り、既に机の上には赤色の牡丹を咲かせていた。


「…ちょっと大丈夫…!?手から…!」


 その姿を見た灯黎が心配から手を伸ばす。

「お願いします!!」

 差し伸べられた手を遮るように叫び、一瞬動きの止まった灯黎の手を握る。

 彼女の手を赤い液体に濡らしながら、再び荒い呼吸を始めた。



「…………絢華さん…?」

 灯黎の心配そうな声。

「…………はぁ……………はぁ…………すぅ…」

 絢華の深呼吸。


 畳に滴る血の音。


 どれがきっかけかは分からない、だが細かく居間に響いた誰か、何かの小さな音達に釣られるように絢華の口が開かれた。


「……………………ぁっ…あいつを…!」

「……え?」

「獅子藤を…殺して欲しいんです…!」


 体内全ての空気と共に絞り出した嘔吐の様な願い。

 そしてそれに込められた領主である男へ抱く溢れんばかりの殺意が彼女の動きと共にその場の空気をひっそりと揺らす。


「……その人…領主で貴方の雇い主よね?」

「私の両親は…あいつに殺されたんです…!!」

「…でもさっき、生きてるかは分からないって…」

「分からないだけです!恐らくもう死んでいます!!十年前に桜に食われて!!」

「……桜が…? ともかく…一度落ち着いて、ちゃんと話してくれないと…」

「…はい…すみません…」

「………聞いといてなんだけど、言いたくなければ言わなくてもいいわ…」

「…いえ、もうこの際…私の思い出も含めて…全て語らせて下さい…」

「…」


「…………私は生まれてから、この街に居ました、その頃からここには既に常世桜が存在し、既に都と呼ばれている程に発展していた、そんな街で父と母と私は三人でなんて事ない普通の日々を送っていたんです……だけどある日…家に何者かがやって来て…父と母を連れ去った、私はその日、偶然にも買い物に行っていたので奇跡的に助かったんです…」

「……」


「何も知らずに家に帰ってきた私は…幼いながらも何があったかを察して…絶望しました……それからは一転して…苦しい日々を送り…時には体を売る事も……そんな中で私は父と母を連れ去った連中を見つけて調べ…獅子道と常世桜の秘密に辿り着いた…そこからは何とかして懐に潜り込もうと考えた私の取った行動…それは殺し屋として、奴に雇われる事…」

「………」


「…今思えば…他にも方法はあったんでしょう……だけど私はもう限界だった…家を捨てて…もう後戻りも出来なかった、さっきの短刀もその時に渡されました」

「…これ…だよね」


「… その短刀には刺した相手の血が、これに宿った呪いを通して桜に送られます、それを奴らは全て細かく確認する術を持っています、人であるかどうか、殺した相手の年齢や性別、血の量…つまり殺したかどうかは全て奴らに筒抜けなんです…だからあの時は貴方を包丁で殺そうとしました、殺せていないとバレたら、証拠を消す為に回収に来て貴方達が危ないと考えたからです」


「……」

「…そして送るのは人の血と決まっています、そしてそれを一定期間送らなかったものは…始末される…つまり…生きて奴の傍に居続けるためには…」

「…誰かを殺し続けなければいけない」

「……はい、相手に罪があろうと無かろうと…定期的に私達は殺人を要求されていました…」

「…この街に一定数の行方不明が居るのって…そういう事なのね…」


「………誰かを殺す度…私の体と心が別々になっていく…私である自我を失っていく感覚が日に日に増して行きました……これをただ金稼ぎの為にしている人もいましたが…殆どがそれに耐えられずに自害するか、血を送れずに殺されるか…そのどちらかでした……だけど奴は……奴はそんな犠牲の上できっと笑っているんです…」

「…」


「…この感情が身勝手なのも、こんな思いを抱く資格が無いのも…殺した人達に許されないのも全て…全て分かっています!」

「…絢華さん…」

「……殺した相手の中には…子供を持つ親が幾人も居ました……泣きながら親の亡骸を揺する子供を見て…私は「可哀想」としか思えなかった…そんな自分に殺意を感じ、その上で子供も殺した……そして…いつしか私は気付いたんです…」

「…」


「…人を何とも思わず手にかける…奴と同じ人間になったことに」

「………」


「……この家を買い直したのもそれが理由です、もしかしたらあの頃の心に戻れるかもと淡い期待を込めて、かつての我が家であった建物の玄関を開きました…だけど思い出というのは感じる事はできても、傍にいてはくれないんです…微笑みかけてくれるだけで、癒してなんてくれないんです…」

「…………」


「…父と母の夢である宿を経営するというのも…形だけですが叶えてみました、だけどそこに両親を感じる事は無かった、父の夢はただの夢であって…本人では無いのだから」

「…」


「…もはや私には思い出も、心も、夢も…何一つ残って無かった…残されたのは血と殺意に塗れた手と同じくらい汚れた金、獅子藤への掠り切れた憎悪だけ……皆様に会えなければ…今頃は刺し違えるつもりで奴の所に行っていました…そう言う意味でもやはり貴方達は命の恩人です」


「………うん…その……ぅん…」

「…知らずとは言え、ちょっと複雑な気分ね」

「そう…私は人殺しです、だからもし獅子藤を殺す事が出来たら…その後は何でも好きにして下さい…もちろんそれで許されるとは思っていません……だけどどんな形であれ償いはさせて欲しいです」



「…えぇ、そうするわ…でも今はもう少しこの街を知りたいわね」

「何なりと」

「……はいはい、じゃあさ…少し聞きたいんだけど…何で殺した人の血が送られるの? 何かに使ったりするの? ばっちくない?」


「…送られた血は…この街の象徴でもある「常夜桜」に捧げられます、最終的には死体も見つけ次第運ばれて、奴に食われての栄養となる…」

「…うへぇ…人の栄養で桜を育ててるの?」

「傍から見たらそうですが、実際は違います」

「違う?」

「獅子藤が育てているのは桜ではありません…あれは…」

「…”妖魔”、だろう?」


 食べ終わった弁当の蓋を閉じながら、じんが絢華の言葉を遮って答えを示す。


「…また…気づかれていたのですか?」

「流石に気付く、それに俺もようやく合点がいった」

「…もしかして、血なまぐさい事のかしら?」

「あぁ、多くの人の命がこの街中にこびり付いていた…俺程度でも感じて当然だ」

「…それに妖魔という事は…毒属性を持っている可能性が高いわ、あんなに大きいならきっと範囲も大きい、効果がどんなものであれ…絢華さんの言う通り長居は危険ね」


「…え…妖魔の毒って色々あるの? 紅重 蜂子のみたいなのばっかりかと思ってた」

「えぇ、人を殺す物から人を操れる者まで色々ね」

「………人を…操る…」

「桜の能力は分かるのかしら?」

「……流石にそこまでは…でも桜に関して少し疑問なのは…」

「?」


「確かにあの桜は綺麗です、だけどあれを求めて”永住”するという人が理解出来ません、いくら綺麗でも私は一目見たら満足してしまいそうなものです、父と母は元からここに住んでいたから住み続けただけと言っていましたし…」


「…ちょっと分かる、私はもうお腹いっぱいで見たくない」ボソッ

「そう?私は結構理解出来るけど、何と言うか刻み込まれる…みたいな?二人はどう思う?」

「…あぁ…まぁ、俺はそうだな…灯黎に近い」


「…迅は?」

「確かに刻み込まれる様な感覚はある、だが何度も見たいとは思うが住んでまで見たいとは感じないな…」

「………かなり割れたわね…」

「…というか、さっきから珍しく麗が黙り込んでんな…考え事か?」

「……えぁ?うん、少しね…」



 この時、麗の脳内にはこの街へ着いたばかりの時に間近で感じた常夜桜の光景を思い浮かべていた。


「………人を…操る…か…」

 最初に見た時は思わず触れたくなる程の美しさに目を奪われた、今でもあの光景が脳裏に過ぎる事はある。

 その度に美しいとは思うし、また見たいとも思う、だけどここに引っ越してまで見たいかと言われるとそうでも無い。

 あの時の様な何かに乗っ取られたように引き寄せられそうな魅力は感じず、今はそんな気分にはならない。

 麗は先程からそこがどうしても引っかかっている。


 そして先程の会話。

 弥宵と絢華は「綺麗だとは思うが一度でいい」


 灯黎と辰之助は「住んでみたい人の気持ちが分かる」


 迅と麗は「綺麗で何度も見たいが、住みたいとは思わない」


 と割と綺麗に割れている。

 そして、同じ意見の二人にはそれぞれ共通点がある事に麗は気づいた。



「あのさ…」

 麗が手を上げる。

「合ってるか分からないけど…思った事言ってもいい?」

 全員が麗の方を見て、辰之助と灯黎は少し驚きながらも頷く。


「…桜の毒って…人にしか効果無いんじゃない?

 鬼の弥宵ちゃんと絢華さんは「一回で良い」

 人間の灯黎さんと辰之助は「何度も見たい」

 半人の私と迅さんは「何度か見たいけど、程々で良い」みたいな感じでしょ?」


「「「「「…………」」」」」


「…そう考えると、効果のある二人は桜に凄く魅了されてるじゃん?もしかしたら桜にある毒の効果って「人を魅了」する効果なんじゃないかな?香りとか…見た目で…私もさっき間近まで行った時、凄く綺麗だと思ってつい触りたくなったの…だけど今はそうでも無いから私の半妖の部分で耐性が付いたのかなーと思って…ほら! どうやって食べるにしても獲物が近くに来てくれたほうが都合いいでしょ? だから魅了して、引き寄せた所をパクリッ!みたいな生態だったりして?」


「「「「「………………………………」」」」」



 謎の沈黙が流れる。


「…あれ?私…変な事言っ「「「「「絶対それだ」」」」」


 全員が一斉に「良くやった」と言わんばかりに指を鳴らし、賞賛を与える様に麗を指さした。


「お手柄よ、よく考えたらそうだわ、完全に盲点だった…もしかして別の誰かとすり替わってる?」

「やるね、私はそこそこ信じてたよ…一応本物か確認しとく?」ボソッ

「…すみません、麗様の事を見誤っておりました…ちょっと阿保の子かと…本人様でしょうか?」

「…すまん、俺も礎静町からずっと馬鹿だと…知らない奴と入れ替わったか?」

「良くやったな」


「ねぇ、何かすっごい失礼じゃない!?嬉しいけど何かモヤッとするよ!?何ならちょっと傷付いたよ!?」


「ごめんなさいね、ほらお饅頭あげるから」

「わーい」

「良かった、本物だわ」

「…これ怒って良い?全員に平手打ちしても許される?」

「ごめんって、ほらお饅頭」 ボソッ

「わーい」もぐもぐ


「…あの…私が言うのも何ですが…」

「…何だ?」

「何と言うか…麗様が心配です…」

「……俺もだ…礎静町からずっと…」


 いつしか解けた緊張の糸、誰もそれに気づかないまま、煌びやかに彩られた街に潜む質素な宿は、暖かい空気のまま静かに更けていった。

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