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【第16話】

大変お待たせしましたぁぁぁ

言い訳諸々は後書きにぶち込みます

 レッカ……私は確かにその名を耳に残した。彼女が……ほぼ娘のレッカが支配されているのは知っていたけど……いわば悪役にされてるって感じかな?


「レッカって……あの“炎神レッカ”ですか!?しかも暴走って––––」


「そうだ。数年前、令和だったレッカは突如として劫火に包まれた……決死隊の調査によって、原因は神であるレッカ様の暴走……まあ、肝心の理由はわかってないがな」


取り乱すルミアさんを遮り、ゲイツさんは神妙な顔つきのまま続ける

事実、私も内心かなり焦っている。ここまで事態が深刻だとは……よし!


「……ルミア、お前さんは意を決したようだな。」


「ええ、フェロスさんも、良いですよね……!」


俯くルミアさんの顔を覗く。悔しさを浮かべるその表情には、徐々に決意が見えてきた


「ええ、行きましょう。お母さんとお父さんの仇を!」


ゲイツさんは深く頷き、現在侵入禁止となったレッカへの入国を認めてくれた。さすがはギルドマスター!


硬い結晶の中でお互いを抱え合う二人からは、凍りついたはずの心からも溢れる娘への愛が感じられた。

そして私も、自らの娘と対峙する羽目になったのだった……




「あ、暑っ!いや熱っ!……なんですかこれ!とても人が暮らせるとは思えない気温ですね」


「おかしいな、以前調査へやってきた時はこれほどでは無かったが……」


同行してくれたゲイツさん曰く、これほど暑くはなかったらしい。せっかく持ってきた水もお湯へなってしまった。異常気象も洒落にならないほどの灼熱だが、私たちがきたことで警戒してるんかな?


「……? あれは人でしょうか?」


前方にぐったりと立ち尽くす数人の人影が見える。そこからは生気を感じられない……まさか!


「ルミアちゃん!ゲイツさん!警戒を!」


「フェロス殿?一体何がーーッ!?」


ふらふらとしていた人々は、こちらをみるなり急接近してきた。あからさまに人間の動きじゃないが……


「感謝する。戦闘態勢に入った方が……」


「ダメです!相手は人ですよ!?」


咄嗟に止めるルミアちゃん。確かに人だが……いや、本当に人か?こんな灼熱の中野外にいるなんて……

考え込む隙もなく、相手の猛攻は止まらない。難なく受け止めーー


「アガッ!?」


「フェロスさん!?」


く、食らった!?私が攻撃を!?

私の体には鮮血が滴り、痛々しい傷跡が覗いている。防御魔法もあるはずなのに……


「仕方ない……!『裁きの神雷』……!?」


で、出ない!?裁きの神雷が出ない!?なんかいきなり私弱体化してません!?


「フェロスさん!?どうしたんですか!?」


「フェロス殿の実力は知っている。一体……!『火炎斬』っ!」


迫り来る人をゲイツさんが両断する


「ああ!人が!」


確かにやってしまった……致し方ないけど


……重い空気に包まれたその刹那


「なっ!? グハァ!? い、生きて!?」


上下斬られたはずの人だったものが、突如ゲイツさんに掴みかかる。咄嗟に懐のナイフで剥落とす


「こ、こいつら、人なのか?人形の類か何かか……」


「ええ、私もそう思います……ここまで強いのは予想外ですが……」


流石にあの動きは人にはできない……魔術傀儡かか何かだろう


「いえ、これは人です……」


ルミアさんがかなしいこえで告げる。


「ルミアさん? それってどういう……」


「血は流れていますし、コアがありません。さらには魔術の流れも感じられない……」


「……俺は人をやったのか。それも悪党以外を……やっぱ慣れねえな」


「ゲイツさん……っ!?」


私たちが黙っても、相手はそうじゃない。人と分かった今、無力化できるのは私の裁きの神雷だけ……


「クソッ!どういうことだ!」


「ここは逃げ……後ろにもいます!」


ざっと数千人弱……老若男女がそろっている… …そしてレッカの人口は1万人ほど……まさか

抵抗できずに、私たちは傷を負わされ捕まってしまう



「随分遅かったじゃないか、弱い弱い女神さん♪」


「ッ! 貴方は!?」


「バロン……いや、クリスタ国王!?」


「カイト……海斗ッ!!」


あの台の上に立っていた男の横には、禍々しい赤黒い炎を纏った私……擬態する前(本来)の私にそっくりな女性……


「アレが……暴走神レッカ……」


「うん?僕らだけじゃないよ?」


海斗がそう言うと、たちまちあたりに衝突音が鳴り響く


「!? ま、まさか!」


「ああ、そうさ。皆、自己紹介したまえ」


「勇者 ヒュウガ」

「勇者 タクロウ」

「勇者 ムサシ」

「勇者 シノ」

「勇者 ダイキ」

「…勇者 コウジ」


…!?


「水神 ミレア」

「風神 ナリアル」

「氷神 スイ」

「雷神 ガルア」

「岩神 バロン」

「炎神 レッカ」


「「「「全ては、カイト様の為に」」」」


私の目の前にいるのは、確かに勇者と女神たちだった。まるで神の様に宙に舞い、光を放つ海斗に対して、全員跪いて頭を下げていた。


「皆ご苦労。あ、そうそう、ちなみに君が何もできないのはねぇ……僕がスキルと取っちゃったからなんだよねぇ……だからぁ……『裁きの神雷』っと」


「グアァッァァアァ!!」


痛い……死ぬことも気絶することも無いが、その分痛みが帰ってくる。激痛に見舞われて、私は地に伏してしまった


「いやぁ、こんなに簡単に神の力を手に入れれるなんて……えい」


海斗がゲイツさんに指を向ける。その瞬間、ゲイツさんは消え、血飛沫だけが残った


「……へ?」


唖然とするルミアさん。もうゲイツさんはいない


「圧縮すれば簡単に人は死ぬし……ねぇ、もう諦めたらぁ?フフフ……アハハハハハ♪」


平伏す私を眼下に、高笑いする海斗。ルミアさんもあまりの事態に、なにもできずにいた


「さあ、とりあえず君らには死んでもらおっか……もちろん女神(笑)さんににもね♪」


海斗がどこからか銃のような物を取り出す。彼の姿は、私の力を手に入れたからか、声も数段高くなり、全体的に丸みを帯び、女性的になっていた。


「魔王を倒せないと踏んだ僕は、魔王を利用することにしたのさ。危害を与えなければ成長することもない。今や魔王は地下深くで僕のダミーに向かってビームを打ち続けるだけの存在だ」


彼はその手に持った銃をうっとりとした様子で眺め、ゆっくりとこちらへ向ける。無機質でありながら、そこからは異様なエネルギーを感じる


「今まで魔王が撃ったビームのエネルギーは全て蓄積されている。今ここでトリガーを引けば……」


海斗が横へ向かって引き金を引いた。その方角にあったはずの山脈はもう存在しない。音すらも残さず一瞬にして消し飛んだのだった


「さあ、最大火力で消してあげるよ。弱ーい女神さん♪」


彼は偽神にでもなろうと言うのか。そんな考えもよそに、すでに引き金は引かれていた














今現在、既に引き金は引かれ、大量のエネルギーが私を襲っている。ルミアさんにも同様だ。私の力は奪われ、言うなれば今の私はただの一般女性。なにもできないだろう。

ふと横を見る。ルミアさんは咄嗟に防御魔法を発動しようとしていた。展開した直後に破壊される障壁。ゆっくりとした時間の流れでもしかと確認できた。


……私の神の能力が奪われたって?無力だって?なんだって?そんなことは関係ない。こんな茶番はお仕舞いにしよう。随分言ってくれたねぇ海斗… …いや、カイト。なぜこんなに余裕ぶってるかって?そりゃあねぇ……



私が“神”だからだ


読んでいただきありがとうございます!

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はい、大変ながらくお待たせしました。

実は投稿用のデバイスを変更せざるを得ない状況になりまして……はい

徐々にペースを戻していきますよぉ!


応援よろしくお願いします!

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