なろうはオワコンなのか? ざまあが飽きられつつある今回はかなりやばいかもしれない
さて、なろうはオワコンはだいぶ前具体的には2014年ぐらいから言われていましたが、実際には停滞はしていても衰退には至っていなかったと思います。
しかし、2021年にはいって結構マジでなろうはオワコン傾向にあるように見えるのですよね。
原因はランキングが”もう遅い”のざまあ一色になって、それが飽きられた後、これといってそれを補うような強いテンプレが出てきていないことにあると思います。
実際「売れ線以外は駄目」はとても危険で仮想戦記や学園戦闘ハーレムなどはまさにこれにあたります。
また【コミュニティの一生】のコピペでは
面白い人が面白いことをする
↓
面白いから凡人が集まってくる
↓
住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める
↓
面白い人が見切りをつけて居なくなる
↓
残った凡人が面白くないことをする
↓
面白くないので皆居なくなる
とあるのですがなろうの場合
面白い話をかける人が人が面白い話を書く
↓
面白いから凡人が集まってくる
↓
凡人がコピペするだけで面白い部分を使って劣化コピーを大量生産する
↓
面白いお話は書籍化してそれを書く人はなろうから居なくなる
↓
残った凡人は劣化コピーをさらに劣化させる
↓
劣化コピーテンプレでも満足する人以外居なくなる
みたいな感じかな?
そしてなろうテンプレの劣化コピー問題ってのは”主人公がすごい”わけではなく”周りが馬鹿すぎる、低レベルすぎるすぎる”だけなのに主人公が異常に持ち上げられてしまうことに対して気持ち悪いと思ってしまうことだと思います。
知識すげーがはやっていた時に某匿名掲示板で揶揄されていたのが”肉の両面焼き””イスとテーブルを作る”で異世界人にすげーされることなどですが、まあこれはさすがに行き過ぎだよなと。
はずれスキル系&はずれ職業系&弱小異種族&劣等生主人公なども、周囲が勝手に弱いと決めつけているだけで、実際は強いのがわかりきっているし、ハーレムについてもヒロインたちは主人公のどこに魅力を感じてるかわからないだし、婚約破棄のバカ王子&あほヒロインとか、追放の目が節穴勇者パーティメンバーとかみんな周囲がおかしいだけで主人公は大して魅力的じゃなかったりするんですよ。
魔法科高校の劣等生の北山雫がバス女呼ばわりされていたり、劣等生がシュールギャグ扱いされてるのも周囲の女性陣が異常なほど達也を持ち上げるからですしね。
でまあ、それがはっきりしてしまったのが、ざまあ系で読まれているのは勇者パーティが転落ざまあされているお話ばかり読まれ、主人公側の話は読まれていないというエッセイなどの存在ですね。
つまるところ偉そうにしているあほが自滅して、読者がすっきりできる話だけあれば十分ってことになってしまうわけで、特にハイファンタジーはその傾向が強いのがきついですね。
異世界恋愛は別にざまあがなくてもちやほやしてくれる王子様とヒロインがいれば成り立つと思いますが。
あと、最近ハイファンタジーが異世界恋愛に押されているのは、連載打ち切りガチャや短編詐欺の横行によるハイファンタジージャンルのランキング常連作者やランキングそのものへの不信感もあると思います。
その点、異世界恋愛は短編はちゃんとした短編ですし、連載打ち切りガチャもなかったように思いますからね。
じゃあハイファンタジーをもう一度盛り上げるにはどうすればいいのか? ですが異世界恋愛のように短編詐欺ではないちゃんとした物語として成立している短編や中編の主人公が魅力的に見える話を書いていくしかないんじゃないかな?
私の個人的な意見ですが私が書いている作品を読んでくれている読者さんなどは頑張っている主人公は決して嫌いでなく、むしろ神様的な超越的存在が物語に介入してくるとしらけるのでやめてほしいと思うようなので、神様的な超越的存在は主人公が頑張れるようなきっかけを与えるくらいにしておいて主人公が頑張ってちゃんと結果を出す話の方が魅力的に見えるでしょうし、そういうお話は読まれないわけではないと思います。
まあざまあの方が書くのは楽だとは思いますけどね。