第1話
第1話!会話文は皆無の話です!
こんばんは、私の名前はクリアアイ・ムーンワイト。これでも公爵令嬢です。
自分で言うのは変だけど…見た目は、真珠よりも綺麗な髪は少しウェーブがかかっていて、腰までの長さ。
目の色は透明感のある水色です!
と…軽く自己紹介(という名の現実逃避)をしたわけですけど…現在進行形で私の10歳の誕生日パーティーが行われています。
誕生日パーティーなんて可愛いものじゃなかった…規模でかすぎますよお母様…
この世界のことをまとめたかったのに…このパーティーが終わるまで静かにしておこう。
…でもケーキくらいなら食べてもいいよね?そもそもこれは私の10歳の誕生日を祝うためのだし。うん大丈夫!
最初は無難にショートケーキかなぁ…あっ、でもチョコケーキも捨て難い!後で食べましょ…
あっ、あれもいいな〜
フラフラ
なにこれ美味しい!
フラフラ
正直言おう。食べ過ぎた!!
最初はね昔馴染み…というか前世で好きだったケーキだけを食べるつもりが…普通にスイーツ巡りしてたました…可笑しい。こんなつもりじゃなかったのに。それに、私がスイーツ食べてるとすごい視線が!視線が痛いよ!あれですか?淑女としてなってませんわよ的なアレですか?これでも食べ方には気おつけたんだけどなぁ…それに、私は一応淑女として色々褒められてたよ?…多分
いやね、普通は前世とか思い出したら普通は病んだりとかするでしょ?でも、ここは淑女として頑張ったことが良かったのかあまり困惑を表に出さなかった!私最高!
とか思ってた時期もありましたとも。私、というよりこの体の元持ち主?まぁ私でいいや…
私には兄が一人居るんですけどね?どうも私の行動がおかしいと思ったのか、今凄く尋問受けてます。
どうして尋問受けるハメになったかって言うと、最初は違和感を感じるほどだったらしい。けど、いつもとは違う行動(完全にスイーツ巡りのせいだよね…)で『おかしい』が確信に変わったんだって。
ちなみに今の場所は会場の端っこです。
「ねぇアイ。」
「なんでございましょう、兄様。」
「…ちゃんと聞いてる?」
兄様にすごいジト目で見られますた。視線痛い痛い…
「もちろん聞いてますとも」
多分。と、心の中でつけけわえた私は悪くない。
クリアアイ…完全に聞いてない…ダメだよ!?