ムリナ慕
ゆっくりとひがしずみ始めた
だが僕は未だに朝のような感覚の中で漂っている
何をどうするかなど頭の中にはなく
一人何者にもなれない自分を呪うように
ただ頭の中を一人漂っている
意味を求めないようにしたのはなぜだろう
無表情に努めるようになったのは誰のせいだろう
誰を見ても関心がなくなり
脳が鈍くなっていくのは
馬鹿になったせいか
僕は一人、何も考えることなく
一歩も踏み出すことなく
みかたなど誰もいない自分の世界で
一歩も踏み出すことなく
一人無意味な時間を泳ぐのだろう
そのひ僕は
アイスを食べていた
アイス
それはこの世でもっとも美味な食べ物
そしてデザート
アイス
僕はそれを口に入れる度に
飽きることのないという
確信を味わうのである
その種類は多岐にわたる
乳製品物
氷菓子もの
その2種類を筆頭に
その数は
星の数を凌駕しないとも言えない
言えないか
いや、言い切って見せよう
「アイスは星の数ほどあると」
まあ、それは良い
僕はカップアイスを食ちに運びながら
℃40は、ありそうな
都会の喧噪をもろに受けているような
そんな場所で
さらには
ヒートアイランドや
地球温暖化
排気ガス問題
その他諸々
熱に関するもの
その殆どを受けているような
そんな屋根裏部屋で
僕は一人一心に
アイスを汗を滝のようにダダ漏れさせながら
食べていた
そのカップ類のカップが
市のゴミ袋三枚目と突入している
しかし
なぜこれほどに
便意も尿意も
そして食欲はなくならないのか
単純に
アイスとは
飲み物の分類と言っても良い
世に
カレーは飲み物だという人が居る
其れは、半分は合っていて
半分は間違っている
なぜなら
ライスが入れば
其れは飲み物ではない
と言うことだ
そこを間違えては
飲み物マニアに顔向け出来ないと言うものだ
とにかく僕は
今度は、棒菓子を食べ始める
ちなみにこれは言わせてもらうなら
アイスキャンディーと言うものだ
其れはアイス類の中でも群を抜いて
その手軽さから種類が多い
大体だ
かの有名な「チュウチュウ」
あれよりも種類が多い
ランク的に言えば
チュウチュウは
値段的に最下位のはずだ
しかしなぜだろう
一番うまいと感じるのは
どうしてあの何の変哲もある
あれなのだろう
しかし
金がある今は
其れをあえて食べないところに
人の移り変わりを感じる
とにかく
僕は、市のゴミ袋
一杯分の棒菓子を、食した
辺りは汗の大洪水である
その中で僕は一人
まるでミイラのような風体をしながら
今もアイスを食べるのである
一息に殺せ
老刑事が言った
しかし
怪人は
その老人を
木にギッシリと
ひもで巻き付け
そぐように
皮を剥いでいった
やめろ
しばらく無言を貫いていたその人物は
ついに言葉を漏らす
怪人は
その口にリンゴを無理矢理詰め込んだ
老刑事の顔が
次第に鈍い色をし出す
それでも
まるで剥きすぎたジャガイモのように
老人の肉をじょじょに削っていく
しばらくそんなことが続いた
しかし
怪人はやめない
其れもそのはず
ジャガイモ探偵は
長きにわたる
お勝手逃亡の末
末っ子の
松井長門 三歳に
ピーラーにより
カレーの具の一部にされようとしていたのだ
実に残忍なほうほうである
私はそのとき眠りにつこうとしていた
しかしながら
眠ってはいないから
眠りではないのかもしれない
だけれど
だから何だというのだ
僕は眠りの中で
必死に何かを考えていた
其れが何かと聞かれても
やはり何かは、分からないので
分からないままで良いのかもしれないやと
誰かに言ってほしいのかもしれないが
知れないと言うことは
知らないと言うことなので
知らないでいいや
見た目的には三十歳前後の老人が
そのそぐような自転車にまたがると
そのまま地獄の釜めがけて
メガホンを走りながら投げつけていた
私は其れを
テレビで見ていた
正月のことである
気味の悪い月にキスを
私の悪い言葉に蒜3樽
紅ショウガは悪い奴
「だから食べちゃうぞ」
君の悪いから
だからどうした銅像を銅像の前でどうぞ




