転生したら戦国
初めての投稿です。
温かく見守ってくださると嬉しいです。
転生とか本当にあるんだなって思いました。いや、この場合は憑依か?でも最期の光景からして…。
あ、ごめんなさい。頭大丈夫?って顔やめて下さい。大丈夫だから!
えーと、まずは自己紹介から。
俺の名前はよろく。漢字は分からないから平仮名で。
ちなみに、なぜか前世の記憶あり。
直野暁。平々凡々な高校生だったんだけどな。幼馴染みの石川春人と登校する途中で、トラックが目についた所で俺の記憶は途絶えてる。
で、今。
「ほーら!こっちだぞ!」
「よろく、頑張るのですよ!」
多分両親だろうか。日に焼けた優しそうな顔で手を叩く男と、俺を見ながら手招きする女性。
とりあえず、ハイハイで近づくことにした。まだ手に力が入らないが、潰れながら何とか辿り着いた。
「偉いぞーよろく!」
「本当に元気なこと!」
だいぶ親バカだな。うーん、でも優しそうな両親で良かった。
久しぶりの高い高いは頭が揺れて、つい泣き叫んでしまったが。
父が母に怒られています。すまぬ、父よ。
「ひぐち殿ー!」
「ん?どうかなされたか?」
「御実城様がお戻りになられました!」
「そうか!」
親父は急いで草履を履いて走り去っていった。
ここまで言えば分かるよな。
俺、戦国時代辺りに産まれちゃったみたいです。
残念ながら、俺の日本史の知識は高校生の教科書と資料集並み。よくあるチートはあまり期待できない。
でもどこの国だろ。「御実城様」って言ってたけど、確か殿様のことだよな。…親父って、まさか、武士?
そこまで身分が高いという訳じゃなさそうだけど。
…そういえば。さっき親父を呼びに来た人って、親父に「ひぐち殿」って言っていたような。
戦国時代に「ひぐち」か。で、俺の名前は「よろく」か。
まさか、俺ってば…。
「よろく。貴方はこのひぐち家の大事な跡取り、ひぐちよろくなのですよ」
ひぐちよろく。
漢字にすると、樋口与六。後の直江山城守兼続。
俺、後世で小説になるよ!
閲覧ありがとうございました。