第二章までの登場人物
No.11 クレアレッド・フラムルージュ
主人公(笑)。
真っ赤な吸血鬼。
今章の凹られ役。
シリアス展開を軒並み妹に持っていかれ、そこに残ったのはただの馬鹿だった。
前章ではたまにリアリスティックな面が見られたが、今章では掛け値無しの間抜け。
というか、こっちが素。
書き手としてはこういう主人公を書きたかったので、結構満足です。
妹の方が活躍しっぱなしでしたが、それでも執筆速度はこいつサイドの方が圧倒的に速かったのには書き手自身驚きつつ、少し嬉しかったです。
なんやかんやで主人公はコイツなんだなーと。
まあ、真面目で論理的な妹とスカポンタンな姉ならそりゃ後者の方が書きやすいか。
そんなワケでほぼ良いとこ無し、見せ場無しで終わり、ボス戦さえもハッキリしない終わり方でした。
これ以上無くコイツに相応しい、と言えばそうなんですが。
調子に乗ってその都度返り討ちに遭い、凹られまくっていながらも「傲慢増長には縁がない」「地に足着いてる」などと矛盾した評価を貰ったりした。
要するに、自身が舐めてかかっているし、そしてその結果凹られる事には気付いていて、その上でそのまんまアタックして行っちゃうというワケわからん奴。
どMなのか?
どMなのかも。
だけど一番は「自殺願望」──というよりは「自罰願望」か。
故意に自身を自業自得な結末へと追い込んでいる節がある。
自己評価もなんやかんやで低め。
まあ基本的に中途半端且つ優柔不断な奴なのでその辺は色々ごちゃごちゃしてそう。
考え込んでたり考え無しだったり、めんどくさい奴。
実力は順調に付いていってる模様。
【黒】の冒険者に昇色し、《暁星》という皮肉な二つ名を貰った。
基本人見知りの癖にコミュ力高め。
まあコミュ症と人見知りは=で結べないと思いますが。
安定の妹馬鹿。
の割には妹不孝。
…………一々矛盾した奴である。
年齢は十七になった。
No.12 メリルフリア・リルクリムゾン
妹。
紅い吸血鬼《異変換個体》。
魔法少女。
天才。
オタク。
真面目。
敬語。
毒舌。
隠れドS。
金髪。
技術屋。
貧 乳 。
はい、そんな訳で。
扱いの良さ(悪さ?)に勘づかれた方も居られるかもですが、まあ書き手の趣味を全開でぶち込まれたお気に入りキャラクターです。
故に、作中屈指のチートキャラ。
コイツの設定考えてる時は楽しくてしゃーなかったなあ。
しかし、いざ書こうとすると四苦八苦でした。
色々とアレな姉のストッパーとしてのキャラ。
従って常に真面目な良い子な為、お馬鹿な言動や行動はさせないように神経を使いました。
油断するとすぐに書き手のキャラは馬鹿になるのです。
言うまでもなく書き手自身が馬鹿だからなワケですけど。
まあだからこそこのキャラクターはマジに動かしづらかったです。一区切り書き終わってみれば良い思い出ですが。
すぐに何かやらかす姉の火消しに回り続ける苦労性な妹。
本人自身のキャラとしては基本的に真面目、理知的、お人好し、寂しがりや、怒るとドS、不運、等々。
かなりツイてない子。
良い子なので困った人はなんだかんだでほっとけない。
が、親切心でとった行動でよく酷い目に遭う。
そりゃあもうツイてない子。
友達をつくるのが下手くそっぽい。
というか、普通に不躾だったり空気読めなかったりする。
その点は姉の方が器用ですね。
戦闘面では丸っきり後衛。
自作の『霊分界機構』である照破紅柩を使い戦う。
瞬間的な攻撃規模、威力、共に姉を凌ぐ。
しかし、単純な身体能力では姉とは比べ物にならない。
が、それでもかなりの馬鹿力。
今章では友達が出来たり、出来たけど裏切られたりした。
果てしなくツイてない子。
吸血鬼として生まれ変わったものの、相変わらず仇児であるため日光下でも活動出来るというご都合設定。
姉のおこぼれに預り、【白】の冒険者となった。
識者として既に大陸全土に名を轟かし始めている。
ついでとばかりにファンも急増中だとか。
得意属性は変わらず。
身長は百七十ぐらい。
背負いし罪禍は《切望の紅》
No.13 グクリ・キルブー
冒険者。
鬼人族。
隠居人。
脳筋。
戦士。
デカい。
《六曜刃》と謳われる、二百年前【魔眼大帝】を討ち滅ぼし、『魔眼大戦』を終結させた六人の英雄の一人。
クレアレッドの師匠であるバルティオの戦友。
黄威という長大なハルバードを軽々と操る。
作中では描写していなかった気がするが、お察しの通り『霊刃七色』の一振りである。
事前にやったお茶コントと掛けた超くだんねーギャグに気付いた人は間違いなく皆無だろうけど。
豪気かつ面倒見のいい姐さんキャラ。
絵に描いたような壁戦士。
詳しい設定はまたの機会に。
身長は三メートル強。
種族属性は闇絶。個体属性は土嶽。
年齢は二百ちょい。
No.14 ジューイ
少年。
獣人族。
道案内役。
今章ではポッと出てクレアをグクリに紹介しただけだが、多分再登場する。
そこそこ活躍させたげたいなー。
グクリに鍛えてもらえている以上、並々ならぬ才能を秘めているっぽい。
No.15 カリサ
少女。
依頼人。
外れてたネジをメリルにはめ直してもらった女の子。
メリルフリアの友達になった。
そこそこ凝った設定持ちであり、もちろん再登場する予定。
この子もこの先に頑張ってもらうつもりです。
No.16 《天破八霊》の面々。
めんどいのでまとめます。
冒険者。
識者。
メリル達よりも早くにババルノーア諸島にて魔導機兵を手中に納めようと画策していた。
もっとも、あくまで仕事としてだが。
【白】の冒険者である彼らにこんな汚れ仕事をやらせるだけの財力と権力の持ち主とは果たして?
全員一能突出型(といっても識者である以上最低限他の属性も扱える)の識者。
この道二十年のベテラン。
つまり相当にオッサンオバサン共の筈なのだが、それにしては言葉遣いがなんかアレ。
その辺は異世界クオリティって事で一つ。
かませというにはいささか強すぎた感があるが──ぶっちゃけどう倒させるか結構悩んだ──やられる時は呆気なかった。
チームワーク自慢は崩れると脆い。
まあ考えてみれば主人公をかなりあっさり倒してるので、強くて当然とも言える。
主人公がアレなのでいまいちインパクトが薄まった気がするが。
結局圧倒的な才能の前に全滅してしまったワケですが、ちょいともったいないことしたかな…………
合掌。
No.17 カイレン・ムノマテリナ
冒険者。
勇者の子孫。
第二章のボス(1/2)。
《霊刃七色》が一振り、水廉を遣いこなす冒険者業界期待の新星。
ハーレム持ち。
どうやら陽王国からの依頼を受け、魔導始祖の遺産を手にするべくやって来た。
悪い奴じゃないんだけど、て言うか普通にいい奴なんだけどクレアレッドとバトる事に。
まあ、あの馬鹿はカッコつけて悪役みたいに襲いかかりましたが、その辺はお互い譲れないトコだったのでどうやっても戦いは避けられなかったのだということを一応ここで言っときます。
八大星霊の一柱である、水鏡星霊ウルクシオールと霊契約を結んでいるすごい奴。
実力も、《黒天十二星》の十一位という肩書以上のものを持っていた。
と、こうして設定を見ると物凄いんだが。
最終的に舐めプを止めたクレアレッドの前に蹴散らされる結果となった。
その後の生死は不明。
どうなったのかなー。死んじゃったのかなー。(すっとぼけ)
個体属性は水鏡。
年齢は十八歳。
No.18 ネレム・トリムトール
冒険者。
神官。
カイレンのパーティ(ハーレム)メンバーその一。
真面目で純情な良い子。
光芒の魔導式を攻防どちらも高い水準で使いこなす。
苦労性。
…………何か、こうしてみると善人が軒並み酷い目にあってるな。
…………いや、別に勧善懲悪モノってワケではないのでそれで構わないとも思いますが、流石に不憫かな?
生死不明。
個体属性は光芒。
年齢は十六歳。
No.19 ロワーヌ
冒険者。
格闘士。
カイレンのパーティ(ハーレム)メンバーその二。
生真面目なまとめ役。
多分登場人物筆頭の薄幸さを誇る。
クレアに強烈な腹パンを喰らい、内臓破裂の憂き目に遭った哀れな娘。
生死不明。
年齢は十八歳。
No.20 ミネルラ
冒険者。
識者。
カイレンのパーティ(ハーレム)メンバーその三。
マイペースな子。
少々粘着質なツンデレ。
こう見えて一番の仲間思い。
前者に続き、クレアに床ドン(?)をかまされ撃沈。
生死不明。
個体属性は風蘭。
年齢は十七歳。
No.21 クティナ・ライノーレ
冒険者。
混血種。
識剣士。
第二章のボス(1/2)。
今章最大のイレギュラーキャラ。
無論、書き手にとってです。
登場時点では単なる司会進行役というか、リアクション担当というか、色々とやらかす姉妹の隣であれやこれやと右往左往するだけのキャラ──だった筈がどうしてこうなった。
どうしてこうなった。どうしてこうなった。どうしてこうなった。
本当に、どうしてこうなったコンチクショー!!!!!!
…………と、まあ内心嬉しかったりしますが。
マジで当初は何てことないキャラだったんですが姉妹と絡ませてる内に楽しくなってしまい、次々と設定に尾ひれ背びれが付いてゆき、最終的に立派なボスキャラになってしまいました。どじゃーん。
というか単なるボスキャラどころかストーリーやこの後の展開的にもかなり重要なキャラに成り果ててしまい…………正直どうしたもんかと悩んでます。
まあそれはともかく設定。
九割九分後付けの設定。
『霊刃七色』の一振り、紫雲を持つ。(二章までで半分出てしまうとは…………戦慄)
かつて《魔眼大帝》に滅ぼされたと言われる迅魔族の片割れの血を引く混血種。(某師匠と遠い親戚になっちまってるし!)
魔導識、剣術と共に一流の実力。
識剣士として、魔導識は単純な攻撃術よりも付与術式や搦め手方面のものを伸ばしている。
血統から、とにかく迅さにおいては登場人物の中でも上位。(最上位ではない。それはもちろんあの人)
魔導巨兵を巡り、メリルと激突する。
が、相手が悪すぎた。
何故メリルフリアを裏切ってまで力を追い求めたのかは明かされず。
そこには彼女の血にまつわるあれやこれや──がある筈。
書けたら書きます。(無責任の常套句)
生死不明。(白目)
種族属性は雷鼓。個体属性は風蘭。
年齢は何気に高い。
取り敢えずメリルフリア以上百歳未満、とだけ。