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第一章までの登場人物



No.-1 赤紅朱緋

主人公の前身その一。

地球の日本で生きていた女子大生。

色々あって死亡。

詳細不明。

主人公の駄目なところは大体こいつから受け継いでいる。

タイトルから分かる通りに本来はこいつが主人公の予定だったのだが、色々性格がアレだった上にやたらと悲劇のヒロインぶってワケわからん愚痴を垂れ流しやがるので抹消してやった。

ザマミロ。

一応どんな人間でどんな人生を送りどんな死に方をしたかは裏設定として決まっているんですが、考えた末書くのは止めておきました。

ぶっちゃけストーリーの根幹に関わってきたりしないし、それ書いたらファンタジーじゃ無くなっちゃうし、明らかに需要無さそうだし、何より面倒臭………あんまり書く気が起きないので。

傲慢無知な女子大生の人生転落談とか誰得だよ。

まあ、多く語る程価値の在るキャラじゃありません。

かなり酷くてウザイ奴です。


No.0 ■■■・■■■■■■

主人公の前身その二。

虹の大陸のとある国で生きていた少女。

色々あって、死亡?

詳細不明。

主人公の数少ない良いところは全部この子から受け継いでいる。

めっちゃ良い子。

この物語のメインヒロインと言って良い。

薄幸の少女。

病弱な人生を送っていたら、ワケのわからん人格を植え付けられた挙げ句、化物にされた悲劇のヒロイン。

けど、自分が異常な事には薄々勘づいていた模様。

名前を伏せている事から一目瞭然ですが、こっちの子はストーリーにしっかりと関わってくる予定です。

このままじゃあまりにもあんまりなので。

といっても、書き手としてはあんまし大正義なキャラは苦手な為(あいつが言うことが全て正しい、みたいなヒロインとかたまにいるじゃないですか。ああいうの見るとムッとします。ひねくれ者なので)、彼女本人を書く予定は無いです。


No.1 クレアレッド・フラムルージュ

主人公。

多分。

一応。

これでも。

真っ赤な吸血鬼。

調子には乗らないが鼻にはかけるタイプ。

慢心はしている、でも増長はしていない。

他人への関心が薄いため基本的に相手をナメてかかる。

そしてしっかり痛い目を見る。

究極的には自分一人で世界が完結している。

こう見えて割と他人の感情、表情に敏感。

霊刃七色の一振りであるバスタードソード、赤月を軽々と扱うが、サブとして鎖斧、夕噛も装備。

前衛、中衛、後衛、どれでも戦えるオールラウンダー。

トップクラスの冒険者(トラベラー)である、【白】の冒険者でもある。

評判はあんま良くないけど。

吸血鬼としては、結構古典的なタイプ。

なのは上っ面だけで、一章終了時に早速影ができた通りに、少ししたらご都合主義なオリジナリティが溢れてくると思います。

唯我独尊、の癖に寂しがり屋。

優柔不断、の割に即断即決。

単細胞、の癖に大嘘吐き。

億劫屋、の割に神経質。

気分屋、の癖に頑固者。

キレ症、の割に泣き虫。

要は熱しやすく冷めやすいタイプ。

とどのつまりちゃらんぽらんな馬鹿。

そりゃあもう馬鹿。

薄々自分でも自分が馬鹿だという事に気付いているんだけど、しかし断固としてそれを認めようとしないという本当の馬鹿。

真っ直ぐな馬鹿、ではない。(すぐに脇道に逸れる)

熱血な馬鹿、でもない。(すぐに冷める)

………ここまでスラスラと罵詈雑言が湧き出てくる主人公って、どうなのだろう。

転生モノなんかで主人公の前世の記憶が目覚めたりするやつで、完全に前世の人格になるのとか、或いは二重人格になるのを見て、ちょっと元々の人格がないがしろにしたくは無いなーって思い、上手い具合に二つの人格を融合させたいなーとチャレンジしてみた結果こうなりました。

………というのは嘘で、さっき書いた通り元々はテンプレ通り赤紅朱緋が主人格として話が進んでいたんですが、書いてる内にどんどんキャラ変していき、最終的に今の性格になった為、うん、こっちの性格のほうがいいな!と思い一から書き直して、ようやく主人公、クレアレッド・フラムルージュが完成しました。

どんだけ適当に書いてんだって話である。

あと、性格が直した結果コレなのかよ!とも思う。

念のため言うが、女である。

書き手の親友に試し読みしてもらった結果、「こいつ、女の必要ある?」と五回ぐらい言われ、最終的に「で、二章から主人公変わるんだよね?」と言われてしまった伝説の持ち主。

ごめん。ずっとこいつが主人公なんだ………

まあ、書き手としても気持ちは痛い程分かる。

キャラクターとしてはそこそこ好きだが、人間としてはかなり嫌いなタイプです。

絶対にこいつとは仲良くなれないわー、と思いながら書いてます。

面倒臭そうだもん。

傍迷惑そうだもん。

だけど書いているのはかなり楽しい。

多分、嫌いなヤツの悪口で盛り上がるのと同じ原理だろう。

しょっちゅう自業自得で痛い目を見る。

こいつを痛い目にあわせる為にこの小説を書いていると言っても過言ではないです。(ゲス顔)

不愉快なので作中では描写していないが、まああくまで吸血鬼の特徴として、美人という設定。

スタイルも抜群。

けど、男は微塵も寄り付かない。

何回かナンパ待ちとかしてみた事もあったらしいが、誰一人引っ掛からなかった。

本人は「赤いからか!赤い女は異世界でも敬遠されるのか!」と喚いていた。

性格の悪さが滲み出ているからです。

師匠大好き。

最悪寝込みを襲っていても不思議ではない。

二秒で返り討ちにされてるだろうけど。

精神年齢がかなり低め。

いや、内心ではそこそこクレバーなのだが、自分で自分を幼く扱っている節がある。

凄まじい逆内弁慶。

一度懐に入ったら、もうデレッデレ。

そして入ったヤツには滅法弱くなる。

だけど要するに、『自分を可愛がってくれる人』だけ(・・)が大好きなだけ。

つまるところ、ナルシストな自己チュー。

最後で最悪な紹介が出たなヲイ。

色々書きましたが、こいつを見るときはあくまでも「クレアレッド・フラムルージュ」として見てあげて下さい。

前身の二人とも同一人物でもありますが、それ以前にクレアはクレアなのです。

年齢は難しい所だけど、少なくとも肉体年齢は一章終了時では十六。

ただしもうすぐ誕生日。

誕生日は嶽の月最終日。

身長は百八十ぐらい。

種族属性は闇絶。個体属性は炎禍。

背負いし罪過は《絶望の赤(イティメノス)》。


No.2 バルティオ・ドルネーゼ

師匠。

迅魔族。

謎のショタジジイ。

本編ではほとんど何もしてなかった癖に、最後でおいしいトコを持っていった師匠の風上にも置けない男。

弟子にも言われてるが、ぶっちゃけ全然師匠に向いてない。

クレアが成長したのは、かなり本人の資質──というよりは能力──によるものが大きい。

いや、あれだけ成長したのは無論バルティオとの稽古あってこそなのだが、吸血鬼だったからこそ上手く技術を盗めただけであって、実際に何かを教えた事はほとんど無い。

元々骨の髄まで感覚派なのである。

まあ、要するに似た者師弟。

ものぐさな所とか、手前勝手な所とか、日和見主義な所とか、そっくりである。

ただ弟子が熱しやすく冷めやすいのに対し、師匠は基本的にローテンションで固定。

………あと身長も似てない。(ボソッ)

何より彼は馬鹿ではない。

ヘタレだ!

いや、弟子の前ではやたらとカッコつけてるが、実際こいつ、すんげーヘタレである。

薄々自分でも自分がヘタレな事に気付いていて、やっぱり俺はヘタレだ、ヘタレな俺に生きてる価値は無い、死のう、って感じの真のヘタレ。

クレアが出ていった日の夜、旧友達に連絡して、とっぷりと愚痴を零して、そしておもっくそ怒鳴られた。

ヘタレだ………

まあそれでも、一応弟子からは熱烈に尊敬されている。

本当に師匠として、なのかはかなり微妙なところだが。

近所のカッコいいお兄さんみたいな感じ──なのかも知れない。

メリルの両親とは、そこそこ長い付き合いだった模様。

といっても、友人というほど親しい間柄でも無かった。

一言で言えば、『協力者』。

メリル両親の研究を、色々と手伝っていたんだろう。

戦闘スタイルは攻撃特化な一能突出型。

剣術は全て風の名称から取っている。

だから何だって話だが。

一章ラストでのおいしいトコ取りは作者としてもだいぶ悩みました。

主人公らしくクレアか、或いはメリルにやらせてあげるべきだったかとは思うんですが、しかしそれだとバルティオが本当に何もしないヘタレな役立たずになってしまいます。

こいつにはこの先で活躍してもらう予定なので、あんまし悪印象を付けたくは無かったんです。

まあ、結局「いや、最初から本気だせやお前!」な風になってしまったんですが。

小説って本当に難しい。

まあ、こいつは元々ヘタレなヤツだから──などと言い訳は通じまい。全ては書き手の力不足故です。ごめんなさい。

とは言え、この先も色々と重要なキャラであり、書き手としてもそこそこしっかり設定とか作ってるキャラの為、頑張って欲しいです。

歳は二百五十ぐらい。

身長は百六十弱。(小声)

種族属性は風蘭。個体属性も風蘭。


No.3 メリル・オノマ

同居人。

闇森人(ダークエルフ)《異変換個体》。

良い子。

一人闇樹海で暮らしていた少女。

霊術オタク。

クレアと出逢い、共に暮らす事になる。

仇児として産まれ、同族達から迫害されていたが、生前から異端視されていた両親と共に家族睦まじく暮らしていた為、それほど不幸というワケでは無かった。

………とある闇森人の計画が発動するまでは。

両親の影響を受け、霊術に没頭していた。

そして、作中ではあまり描写しきれていなかったが、霊術に関してはとてつもない天才。

百年に一人レベル。

あの他人に無関心な馬鹿は、気付きもしていなかったが。

闇樹海では知る人ぞ知る、名識者(ウィザード)だった。

三大霊術の全てを高レベルで網羅している。

クレアに対してかつての両親と同じような愛情を感じていたものの、それは両親に対する冒涜だ、と自分で思い込んだ自殺志願。

結局、最後の最後の最期までそれを認める事は無かった。

まあ、どっちもどっちだろう。

あの馬鹿も本質的にはメリルと解り合おうとはしていなかったし、メリルもまた同様だった。

因果応報。自業自得。

これらの四字熟語は、この作品の裏テーマとも言えます。

まあ賢い子だったので、全部自覚していただろうけど。

そこがどっかの馬鹿との違いである。

そんなワケで、両親の後を追い、全く同じ方法で自殺した。

一応闇樹海を守るため、という大義名分をわざわざ用意していたものの、薄々これで伯父を止める事は出来ないと悟った上での事だったので、まあ自殺である。

んで、死んだ後家ごと燃やされて()焦げになった。(この時火を放ったのは、ギルドでクレアに絡んでいたあの少年である。裏設定だけど)

『メリル』としては、案外悪い死に方では無かったのかも知れない。

あの伯父が言っていた『火葬』というのも、あながち間違いでは無かったのかも。

まあ、んなことどうでもいいわ!何勝手に死んどんじゃーい!という馬鹿に愛されてしまったのが運の尽きである。

何で死んだ後に燃やしたのー?って質問には、まあ演出としてもそうですが、そこには赤紅朱緋の過去が関係しています。

きっと燃えるメリル宅を目にしたあの時、クレアの脳裏には何かが浮かんでいたのでしょう。

まあ、書く気は微塵も無いですが。

死んだキャラについて滔々と語るのも何だかアレなのでこの辺で。

その後の『彼女』については、また次の機会に。

年齢は何気にクレアよりずっと上。

まあ種族でいえば闇森人は寿命が人間の三倍在るため、まだまだ子供なんだけど。

クレアの倍以上生きてる。けど五十はいってない。

身長は百四十程。

種族属性は光芒。(異変換個体の為、反転)個体属性は水鏡と土嶽。


No.4 オババ(本名リギュー・スミント)

ギルドマスター。

闇森人。

婆。

ギルド《影森の蜥蜴(ネグロサウラー)》のマスター。

闇森人達のご意見番。

バルティオの古い友人。

二百年前に色々あり、ギルドマスターとして様々な人々の力を借りつつ、闇森人族を守っていこうと決意し、今に至る。

しかし、一族の若い衆からは誇りを無くした愚か者と蔑まれていた。

結局、ダフニに殺されて死亡。

まあ、多分二百年間頑張って闇森人を守ったんだろう。

しかし、そのせいで逆に闇森人達に余裕が生まれ、クーデターを企むに至ってしまった。

上手くいかないもんだ。

ちなみにダフニの計画に気付かなかったのは、ダフニ達が最警戒していたのがオババだから。

実力はダフニと遜色無い程だったが、それも全盛期の話。

寄る年波には勝てなかった。

年齢は三百間近。

バルティオより一回り二回りお姉さんである。


No.5 フルーリア・ユーノス

冒険者。

闇森人。

『黒三葉』筆頭。

ダフニの姪にして、何気にメリルの従姉妹でもある。

伯父であるダフニに師事し、その思想にドップリ傾倒していた。

二振りの名剣、白き直剣アルエットと、黒き曲刀(シミター)乱れ髪を使いこなす。

近距離中距離遠距離どれでもいけるオールラウンダー。

『黒三葉』で最も若いが、しかし最も高い実力を秘める。

従姉妹でありながら、メリルを毛嫌いしていた。

生理的に無理だったっぽい。

まあ、理由無くやたら不愉快に感じるヤツってたまにいますよね。

仇児とか色々な理由は全部後付けの見せかけである。

ある意味クレアより餓鬼だ。

それなりに天才。

ダフニからの信頼は、結構本物だったっぽい。

伯父の前の実験台として、自ら《虚ろなる闇神兵(ファナティクス)》をその身に宿した。

しかし、使いこなせたのは八割程度まで。

最終的に色々あって、百%フレッシュジュースに生まれ変わった。

スカッと爽やかかつ濃厚な喉越しに、某馬鹿は心から満足した模様。

そもそもはこいつが一章のボスになる予定でした。(三人の闇森人相手に、物理、魔法、総合のバトルを展開する。というのは最初から決まっていた)

まあ、主人公と最期にバトったワケだからボスで間違ってないかもだけど。

しかし、主悪の根元的なポジションからは降ろされました。

けどまあそんなデカイ器じゃ無かったので、降ろしといて大正解だったと思います。

クレアとしてはそれなりに手強い相手だった模様。

ただし、練習相手として。

まあそもそもからして相性が最悪すぎるからね。

合掌。

年齢は五十ぐらい。


No.6 ダーテム・ゴルゲアラン

冒険者。

闇森人。

『黒三葉』の一人。

ダフニの幼馴染み。

全身を重装備で包み、大剣を得物とする重戦士。

クレアに真っ向からの肉弾戦を挑まれ、ボッコボコにされた。

こいつもなかなかに駄目なヤツである。

かつての親友達の争いを止められず、そして間違っていると何処かで思っていたもののズルズルと何も出来ないままダフニに力を貸し続け、後悔したまま死んでしまった。

やはり因果応報な自業自得なのだが。

ややしんみりと合掌。

年齢は百ぐらい。


No.7 パドルノ・ゾルマッロ

冒険者。

闇森人。

『黒三葉』の最古参。

狂信者。

豊富な経験から様々な精霊術を使いこなす後衛。

闇森人に伝わる神=闇絶星霊を信仰していた。

二百年前の幼き頃、魔族に蹂躙される一族を見て世界に復讐を誓った安っぽい悪党。

二百年間地道に精霊術を研鑽していたが、あっさり天才に追い抜かれたりしたことがあって更に歪んだりした。

ホロトゥリオンを操り、闇樹海の町々をかつて自分達がされたように蹂躙していったが、結局やってきた吸血鬼にかつてと同様に蹂躙されておっ死んだ。

ダーテムを何となく中途半端な悪役にしたので、ここでその分ヘイトを解放せねばと典型的な惨めったらしい悪役にしたつもりです。

けど、見返したらそれなりに善戦してるなあ。

一応合掌。

年齢は二百ちょい。


No.8 ダフニ・ユーノス

冒険者。

闇森人。

闇森人最強の男。

第一章のボス。

細剣(レイピア)イドランギオンを卓越した剣技で振るい、強烈な精霊術を使いこなす大陸中で十二人しかいない【黒】冒険者、《黒天十二星》の第十位、《夜星》。

かつて闇樹海の支配者だった闇森人を再び繁栄させるという夢を持っていたが、とある親友との決裂によりそれは歪んだ野望へと変貌してしまった。

当初はパドルノを始めとする野望を持った闇森人達と共に、膨大な『闇嵐』のエネルギーを力として利用し、宵王国へのクーデターを企てていた。

そして十七年前、突如予想外に発生した『闇嵐』を前に計画を発動しようとするも、決裂した親友、そして妹の手によってそれは阻止されてしまう。

しかし五年前、少しずつ発生したホロトゥリオンを発見。これを新たなる計画の核として利用しようと思い立つ。

やがて十分なホロトゥリオンを支配下に置き、更なる改悪を加えた儀式と計画をひっさげ、動き出した。

そしてその計画は順調に進んでいったが、一人の赤き吸血鬼の嘆きから全ての歯車は狂い出す。

最終的に真の闇樹海最強の男の逆鱗に触れ、微塵切りにされて死んでしまった。

実力だけは確かであり、《虚ろなる闇神兵》無しでも《絶望の赤》を発動したクレア相手に十分な勝算があるぐらい強かった。

つっても良いとこ勝率は四割ぐらいかな。

相性が悪い。

しかし、《虚ろなる闇神兵》を発動させたら現時点でのクレアになら確実に勝てるぐらい強い。

具体的に言うと。

素の状態での強さは大陸トップ三十にギリギリ入れないぐらいの強さ。(微妙だ………)

《虚ろなる闇神兵》を使ったら大陸トップ二十に確実に入れるぐらいの強さ。(んー、微妙………)

が。

余裕で大陸五指に入るバケモンに喧嘩売っちまったのが運の尽き。

心から合掌。

………ここだけの話、こいつはフルーリアではボスが色んな意味で弱いと感じて、二十九話になって急遽ストーリーに組み込んだキャラです。

しかし予想外に良い方向へと増長してくれました。

少なくともフルーリアをあのままボスにするよりは良い結果になったと思います。

まあ、ラッキーだったなあ。

年齢は百ぐらい。


No.9&10 セデス・オノマ カナリー・オノマ

本編未登場なんだけど、予想外にこの章の重要人物になったので念の為記しておきます。

メリルのお父さんとお母さん。

どちらも闇森人。

お父さんの方は闇森人の中で幼いころから神童と呼ばれた天才。

お母さんの方はダフニの妹で、幼いころから兄と一緒に未来の夫と遊んでいた。

やがてセデスは、その才能を闇森人には異端視されていた魔導識の研究へと費やし始める。

そしてカナリーはそんなセデスにときめいて結婚。

やがてメリル誕生。

魔導識の研究やメリルが仇児だった事もあり、闇森人の里の外で暮らす事となる。

しかし、そこで闇森人の復興を共に夢見てきたダフニと方向性の違いで決裂。

オノマ夫妻はオババ同様に、多種族や国と交流することで一族を発展させようとした。

ダフニはあくまで闇森人の力で復興させなければ意味がないと思っていた。

そして十七年前、『闇嵐』の発生と共に動き出したダフニの計画を止める為、夫妻は《霊力異変換術式(オドトランスコード)闇絶(オグドオン)》を造り上げ、それを発動。

自らの命を犠牲にダフニの計画を阻止した。

ダフニありきの設定である事からも一目瞭然ですが、これもまた三十二話を書きながら思い付いて作った設定です。

両親が何かしらして闇森人の野望を阻止し、死んでしまったというのは最初からの設定でしたが、その詳細がなかなか決まらずに困っていました。

しかしダフニというキャラが登場してからソッコーで組み立てられていき、キャラクターって本っ当に大事だなあとしみじみ思いました。

まあ、両親も娘に新たな家族が出来て、きっと天国で安心してくれていると………

………………………

安心できるかー!


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