1. 何時か見た空-1
「フザッ、ケるな! それを俺一人に押し付けるのかッ!?」
怒号を響かせ、部屋一面に渡るガラス壁から降り注ぐ、7月の陽光諸共押し潰すかのように、レイロードは拳をテーブルに叩き付けた。2センチ厚の強化アクリルで構成された天板がその身を震わせ、乗せられたコーヒーカップが、受け皿共々騒がしく抗議の声を上げる。自宅と化しているホテル、ピアッツァ・レアル・ロマーニの、優雅さと気品に満ちた室内には、到底似合わない光景だ。
が、そんな事など歯牙にも掛けず、レイロードは憤りも顕わに、眼前の大型ディスプレイを睨み付けた。一方で、ソファーの後ろで恭しく立ち控える桜花は、涼しい顔で聞き流している。
無理難題は何時もの事、とも言えるのだが、今回は度が過ぎていた。見据える先で雁首を揃えているのはその元凶、イグノーツェ諸国連合の中核を成す、イグノーツェ統括機構の歴々。
『黙れ若造。皇帝陛下直々に天窮騎士の名を賜っておきながら、斯様な事も出来んとホザくのか? 野良犬風情が分不相応の地位を与えられたのだ、粉骨砕身に働き、そして死ね。身の程を知れよ』
頬杖を突きながら吐き出された、ロマーニ帝国大統領ガルバ・セウェルスの横言に肩を怒らせるが、肩へやんわりと添えられた桜花の手に、渋々と口を噤む。
帝国大統領は議会による選手となるのだが、分不相応なこの人物が、何故選ばれたのか、様々な憶測が飛び交った。賄賂、脅迫、どれも後ろ暗いものばかりだったが、真実は闇の中だ。当然、国内外への印象はいい物ではなく、人気はないに等しい。反面、停滞していた帝国経済を活性化させている、とい言う事実もある。案外、それが理由なのかも知れないが。だからと言って、面を合わせる事は、不快以外の何物でもないが。
『はっはっはっ、いやいやセウェルス大統領、お見事な啖呵。私には到底真似できないな。ディスプレイ越しだと気が大きくなるのか? その気概で国民へ俺に従えッ、とでもホザいてみれば政権も安泰だな。きっと喜んで尻尾を振るぞ? ああ、人に尻尾はなかったな、これは失礼』
『貴様ッ……』
その様を煽っているのは、アルフォード首相スタンリー・チェンバレン。紳士然とした態度から吐き出される毒舌が、アルフォード内で妙な人気を得ている。レイロードからすれば、毒にも薬にもならない、実にどうでもいい人物だ。そんな男を、画面越しとは言え見続けなくてはならない事は、苦痛でもあり、レイロードの苛立ちを募らせる一因ともなっている。
『お二人ともその程度に。非公開とは言え、公式の場。今ここでピースメイカー卿と対等の立場は、お一人のみ。慎まれるべきかと』
粛々と話を進めるのは、ゲルニッツ連邦共和国統一首相ヴァルター・ビューロー。面白味はないが、それだけに堅実でもあり、隙がない。
尤も、その淡々とした言い草が、レイロードの腹の虫、その居所を悪くさせるのだが。
それにしても、よくぞ桜花は顔色一つ変えないものだと、気晴らし程度に象圏へ注力してみれば、その両耳に小型の何かを捉える。
形状からして耳介の裏から伸びるフレームにより、外耳に固定され、外耳道に突起を挿している。そして、その突起物が、間断なく空気を振動させている。要は、カナル型のイヤホンである。
詰まる所、音楽でも流して端から会話に耳を傾けていなかった、と言う事なのだろう。呆れると同時に、自然とレイロードの眉間に皺が寄る。それを見て、機嫌でも取ろうとしたか、ビューローが口を開く。
『ともあれピースメイカー卿、事は早急に成されねばならいのは自明。何もないかも知れないが、何かあってからでは遅いのです。そのために、こうしてご助力を願っているのです。ご理解を願いたい』
が、その慇懃で、しかし事務的な言い回しは、桜花の態度と相まって、ジリジリと溜まっていたレイロードの鬱憤を、僅かながらにも吹き出させる結果になった。
「っ、ならばこそ、正式に調査団を派遣すればいいッ、俺は門外漢にも過ぎる……戦力とて足りんッ! 何故エペシエル卿を立てんのかッ!」
レイロードは、向け所を失った苛立ちに満ちる真鍮の瞳を、その国家の代表へと向ける。視線の先には、30前後と言った、金髪の美男子が映っていた。
『それじゃ、戦争吹っ掛けているような物だよ。建前上はあくまで親善だからね。とは言え、相手が相手だ。どう出てくるのか分からない。だったら、身を守れる人じゃないと、ね? ああ、エペシエル卿だけど、今回はパスだって。何かする程馬鹿じゃないだろうってさ。ま、私も同意見だけどね。彼を放して空き巣に入られても嫌だし。とは言え、歩調は合わせるよ』
当のシュヴァレ共和国大統領ジュール・ミルランはと言えば、何食わぬ顔で受け流しワインを愉しんでいる。35才と言う、国家の指導者としては、異例の若さでシュヴァレ大統領となった男であり、ともあれば、女性層からの圧倒的な人気を得て、40に近づく今でもその座に就いている。無論、見た目だけでは政権の維持など出来ないであろうが。少なくとも、レイロードは好きになれないタイプではあった。
『拒―権って、いい―ね~、仕事選―好みで―るん―もの。僕何―やな事ばっかり―よ? 結局―名誉職なんだ―ね~首相なん―なるもんじゃないよ。所―ウチだけ回線悪―ない? やっぱ遠―から? それ―もインフラ古い―かな~? これじゃ連携―厳しいよね~。今期―改善予定―から、少し待ってよ』
妙に回線具合の悪い通信を入れているのは、エスカロナ首相アーレス・キローガ。言う通り、映像にもノイズが走り、まともに会話が出来ていない。公開される場であれば、そんな事など起きようもないだろうと、内心毒づきながら、絡まれないだけまだマシかと、レイロードは臍を噛み、当て付けがましく毒づく。
「ハッ、俺が金を出せば、そちらで人員を用意するのか?」
『そう言う事ではないのですよ、ピースメイカー卿』
その発言をつぶさに否定したのは、ロマーニ代皇首相ロンベルト・ザナルデだ。ミルランのように、容姿に優れている訳ではないが、この壮年の男には、穏やかながらも、一瞬で場を支配してしまう偉容があった。
『これは北イグノーツェ大陸全体の問題です。天窮騎士を冠されて早数年。貴方がイグノーツェ諸国に多大な貢献をされてきたのは、疑いようのない事実です。
しかし、翻せば、それはつまり、貴方が連合の一翼を担う国家でもある証左。となれば、当然問題解決に当たる義務がある。違いますか?』
「……お前ッ……」
そも、"代皇"とは、その名の通り、ロマーニ皇帝に代わり全権を負う、とするもの。ザナルデが醸し出す雰囲気は、それに違わぬ物で、国民の圧倒的な支持の元、その座に就いた。
ロマーニはその立場を、ロマーニ帝国連盟国の一つに過ぎない、としている。が、その実、ロマーニ政府が帝国の指針を定めていると言っても過言ではない。つまり、代皇首相の役職を担うこの人物こそが、実質的なロマーニ帝国の、延いてはイグノーツェ諸国連合の最高権力者である。
今、レイロードの前で口を開く男は、その偉容を遺憾なく発揮し、ただ冷静に、しかし押し殺せない義憤を滲ませ、言葉を紡ぐ。
『本件にとって、調査能力、分析力、交渉力よりも、優先されるべき最も重要な能力があります。賢明な貴方ならば、当然ご理解なさっているはず。ええ、その通り。それは、件の当人達と対等に顔を合わせる事が出来、如何なる状況下からも生還できる事。我々には、それを提供出来ません。ですから、せめてもと、資金を提供した。ですが、貴方は? 貴方ならば、貴方達ならばそれを為せる。そう言う事です』
朗々と吐き出される心ない言葉から目を逸らし、レイロードは苦虫を噛み潰した。
「……全く名演だよッ、反吐が出るッ……」
『本心です。私が出来るのであれば、私がやりましたよ』
唾棄するレイロードに、それは困ったと、肩を竦ませるザナルデには、何ら悪びれた様子は窺えない。 が、それが本心でない事は、火を見るより明らかだった。かと言って、レイロードに反論するだけの余地はなく、視線の端で桜花を捉えれば、知らぬ存ぜぬと視線を逸らした。
そこえへ、声が響く。肉声の欠片すら残さない、加工された機械音声。
『ハハハッ、イイザマダナ、ピースメイカー! ……クハッ! イイヨウニ丸メ込マレテナァ! 統括機構ノ犬ガ板ニ付イテキタンジャアナイカア? ナァ? ピーーーーースメェエエエエエイカーアアアアアッアハハハハハッ!』
にも関わらず、滲み出る愉悦と侮蔑が隠される事なく撒き散らされていた。
バロックスタイルと呼ばれる、中世の佇まいを色濃く残した壮麗な銀鎧。素顔を隠すヘルム、その頭頂から垂れる純白の房が、嗤うように揺れる。背から流れるは、目映い蒼穹を思わせる鮮やかなマント。
足組に頬杖で、不遜に座し、下劣に嗤うそれは、この場に映る最後の一人、立場上は唯一の対等足る存在。それこそが、千年を超えて尚、ローマニの守護神として君臨する、天窮騎士No.0 ロマーニ永世筆頭騎士アルト・ダルジェントだった。
度の過ぎた嫌みには、怒りすら沸いてこず、レイロードは自身の首元を軽く小突きながら、視線だけをそれへと向ける。
「首輪、見えているぞ」
『1000年越エノヴィンテージダ、仕エル主モ国民モナキ貴様ニハ、少シ眩シ過ギタカナア? ッハハハハハッ!』
が、嫌みなど一切意に介さず、品性の欠片も見せず、何が可笑しいのか、アルト・ダルジェントは狂ったように笑い飛ばす。その様を冷笑していたレイロードの頭上で、涼やかな中に横柄さ垣間見せる声が、冷たく響いた。
「成程、素養は買えませんからね、。先ずは口を閉じる事から初めてみては? ディスプレイ越しにも、腐臭が漂ってきそうだ。お里が知れますね。ああ、それとも、それがアルト・ダルジェントの品性なんですか?」
恐らくそれは、桜花なりの援護であったのだろうが、寧ろ……。
「止めろッ! 先代を侮辱するかッ!」
『撤回シロッッッ! 先達ヲ俺ト同列ニ語ルナッ!』
「……理不尽な……」
レイロードとアルト・ダルジェントの感情に火を注ぎ、化学燃料をぶっ掛けるが如しであった。その瞬間、確かに二人の呼吸は見事に重なった。が、それも束の間。恨みがましい視線を送る桜花から視線を外し、レイロードは即座にディスプレイを睨み付ける。
「そもッ! お前がそれ程フザケた態度を取らねばッ! 先人にお前の汚名を被せる気かッ! 馬鹿者がッ! 同列に語るな!? お前はアルト・ダルジェントだろうがッ!」
『ソレヲッ! ソレヲ俺カラ奪ッタノハ貴様ダッ! "銀"デ在リナガラ"銀"タリ得ナイコノ身ノ屈辱ッ! 貴様ニ分カルカッ!?』
「分かるか、だと……?」
慟哭にも似た、憤怒の叫び、だがそれは、本来"銀"になり得なかった男を斬り、天窮騎士となったレイロードにとって、これ以上もなく神経を逆撫でる一言だった。
抑えろと、肩に手を置く桜花を振り切り、レイロードは湧き出る感情に任せて、殊更に強くテーブルを叩き付けると、勢いに任せて立ち上がる。
「俺に当たるだけでッ! 自ら前に進もうとしないお前のッ、何を知れと言うッ!?」
『アアッ! ソウカヨッ! ナラバッ! 今スグ俺ニ斬ラレロッ! 俺ヲ変エテ見セロッ! ロマーニの銀ヲッ! 返セヨ真鍮ッ』
「言った傍からそれかッ! ホザけよ銀ッ! お前の腐った性根に返す物なぞッ! 欠片とてないわッ!」
「ちょっと、レイロードそれ……」
血の上った頭に、桜花の声など耳に入りようもなく、治まりようもない憤りを込めて、レイロードはディスプレイを睨み付ける。その先で、アルト・ダルジェントもまた睨み返す。
『成程、それはつまり、貴方が統括機構を代表し、事に当たって頂ける、そう言う事で宜しいですか? ピースメイカー卿』
が、間髪入れずに返されたのは、ロマーニ代皇首相ザナルデの声。
「んなッ……!?」
期せずして言質を取られた形になったレイロードは、思わず絶句し、その場で固まる。後ろでは、桜花が呆れたように手で顔を覆う。
その様に返す言葉もなく、レイロードは糸の切れた操り人形よろしくソファーへ沈み込むと、観念したように片手を振った。
「……で、幾ら出す……? ただ働きはしないぞ……」
『当然ですね。では……逆に、幾ら必要ですか?』
「そうだな……」
統括機構が資金を出すなら、レイロードが受け取るのは道理だ。多少なりとも、有利に交渉を運ぶ事だけが、今のレイロードに出来る全てだった。
「……1兆エツェでどうだ?」
「はははっ、流石に冗談が過ぎますね。直接的な対応は貴方が担いますが、後方支援はそれなりに入れます。情報処理、事務手続き、他諸々、相応の人員は配置しますから――』
レイロードが吹っ掛けた、明らかに無理な金額を受け流し、ザナルデが思案げに眉を顰め、そして、計算が纏まった、とでも言うように口を開く。
『――そうですね、1000億エツェ、それがこちらの出せる上限です」
『チョッ!? チョット待テ! ソレダケ出ルナラ俺ガヤルゾ!?』
「ほ、ほう……? それは中々……」
その金額に、真っ先に飛びついたのは、どう言う訳か、アルト・ダルジェント。薄給なのだろうかと、眉を顰めるレイロードの後ろで、桜花も目の色を変えている。
が、そもそも、提示した金額が本当に上限ならば、交渉のテーブルなど必要ない。尤も、引き上げられて1500億程度だと踏む。
「分かった、6000億エツェでどうだ? 40%オフだぞ?」
『またご冗談を。1200億エツェ、これ以上は支援に支障を来たします』
「ああ、冗談だ。4000億エツェ、一案件とししては、過去に例のない金額だが、例のない案件だ、妥当だと思うがな?」
『そうは仰っても、ない袖は振れません。1400億、バックアップは保証できませんが』
「ハッ、元々期待していない。2000億エツェ、これ以下では割に合わん」
これで手打ち、次に想定額が提示される筈、そこで合意をすればいい。レイロードはそう考え、実際にそうなったのだが……。
『はぁ、……分かりました、2000億エツェ、それで手を打ちましょう』
「ほ、ほう……?」
「おおう!? い、いいんじゃないですか!? レイロード!?」
大筋より遙かに高い金額に、レイロードは思わず身を乗り出し、桜花がレイロードの両肩を掴んで揺する。それだけあれば、金欠生活からは一先ずおさらばだ。
『では、各々方、異存はありませんね?』
色めき立つ二人を余所に、ディスプレイの向こうでは、ザナルデが粛々と事を進め、それぞれがそれに対して手を掲げて応える。セウェルスが不機嫌そうに。チェンバレンがつまらなそうに。ビューローが生真面目に。ミルランがワイングラスを。キローガが興味なさそうに。そして、アルト・ダルジェントが、面白くないと言わんばかりに、胡乱げに。
『では、ピースメイカー卿、こちらとしては、かなりの無理を致しています。後の事、どうぞ宜しくお願い致します』
「……ああ、分かっている……」
『では、今回の議題は終了とさせて頂きます。皆様のご助力、誠に感謝致します』
手を掲げるレイロードに、ザナルデが満足げに頷ずくと、その場を締める。ともすれば、画面に映る統括機構の歴々が、そそくさと通信を切り、オフラインへと変わっていく。レイロードがそうであったように、彼らにとっても、この場は面白くなかった、と言う事だろう。レイロードが鼻を鳴らす中、プライベートに切り替えただろうザナルデから一声飛んでくる。
『ああ、なんだ、レイロード……いい大人が、ヌイグルミ抱いて会議するもんじゃないぞ? 中々正視に耐えない』
「……なに……?」
訳の分からないその言葉に、ふと胸元に目を落せば、赤と白の姿。いつの間にやら、ヨアケオオカミの子狼、アルくんが胸元に収まっていた。恐らく、金額に合意が出た際、知らずと引き寄せていたのだろう。言葉に詰まったレイロードは、不承不承その手を取り、パタパタと振ってみせる。
「……かわいいだろ……」
「ええ、そうですね。ユキムネには負けますが」
負けずと桜花が白黒の犬、ビアデッドコリーのヌイグルミ、ユキムネの手を振り対抗する。そんな二人にザナルデが苦笑した。
『ああ、所で桜花ちゃん、今度暇な時、二人でカフェにでもどうだい? 美味いコーヒーの穴場を教えるよ? ちょっと高いけどね?』
「いやです。何で父より年上の人とデートしなければならないんですか」
「貴重な従業員を誘惑するな。去ね」
しっしとユキムネの手で追い払う桜花と、アルくんの手を振るレイロードに、「それは残念」と一声漏らし、ザナルデも通信を切る。最後に残ったのは、銀の鎧。
フルフェイスの兜、その奥底からは、怨念にも似た視線を感じさせ、砕けんばかりに拳を握り込んでいる。
『必ズ……取リ戻ス……必ズダ……ソレマデ、敗北ハ許サン……誰ニモナ……』
「ハッ、知れた事……ロマーニの銀に、敗北など、ない……」
アルト・ダルジェントを睨み付け、レイロードは啖呵を切る。それは果たして、眼前の"銀"へか、背後の桜花へか、それとも、自分自身へか。
その様にか、アルト・ダルジェントが笑った。そんな気がして眉根を寄せたレイロードが口を開くより早く、アルト・ダルジェントから、声が発せられていた。
『アア、ソウダ、ピースメイカー。貴様ヘノ支払イナ、事前デハ最高3000億エツェデ話ガ付イテイタンダヨ。マンマト値切ラレタナァア?』
「なん、だと……?」
「さっそくまけてるじゃないですか……」
その事実に、レイロードと桜花からは表情が抜け落ち、真っ白に燃え尽きたかの如き錯覚が襲う。
『マァ、交渉デノ敗北ハ、数エナイデイテヤルヨ! ククッ、ハッハハアアッッ!』
愉悦に満ちた嗤い声を残して消えたアルト・ダルジェントに、レイロードと桜花は、ただ呆然と、生気の抜けた実に間抜けな表情で、ヌイグルミを抱き締めていた。