3話 『俺』と記憶とお買い物デート?
はい遅い~。昨日投稿する予定だったのに、お風呂入ってすぐにドライヤーのも当てずに、12時まで寝てました!
てなわけで3話です。あんまり進みません。
もっと速度上げなくては!
前回のラブライ────σ)Д`)ぷに
現実逃避をお母さんに邪魔された。
「良いじゃんか!今までだってギャルゲーとかで現実逃避してたじゃん!」
「だから、見つけたらちゃんと『止めなさい』って言ってましたよね?あと、今の言葉遣いはギリギリセーフです。まぁ、お母さん的にはそういう方が好きなんですけどね」
1人で語りまくっていた。知らないよそんなこと。
お兄ちゃんが学校に行った後、お父さんは山(2階)へ芝刈り(自分の服を取り)に、お母さんは……まぁ、私の面倒を見ていた……。
しかし、この呼び方イヤだなぁ、自分がギャルゲーのヒロインみたいに思えるし。特にお兄ちゃん。
ちなみに私の知っている限りだと、
性転換した『娘』は、一人称がぼくの娘が多いんだけど、私は言わないよ。ぼくっ娘好きの諸君、残念だったね。
『ボク』なんて言ったら、それこそ攻略されかねない気がするよ。この容姿だし。
「もう解説終わったんですか?」
「……心の中を覗くな。なんか気持ち悪い」
「ふふ、ア・ウ・ト♪男の子の口調に戻ったら、なんて言いましたっけ」
だらだらだらだらだらだら……(°∇°;)
説明しよう。お母さんは私の言葉遣いを矯正するために、お母さんの独断と偏見で1ガサツ~10ガサツまでランク付けされて、そのランクの服を着させる、と断言したのだ!
ヤバいよ、2話目丸々使っても殆ど相談に乗ってくれなかったのに、3話目でもこの調子はヤバいよ。
「ちゃんと現状は打開しますよ。でもその前に杏ちゃんは私と一緒にお買い物に行ってもらいます。あと、さっきのは2ガサツなのでミニスカートを穿いてもらいます」
「一気に喋んないでよ!ツッコミ処理が追いつかない!まず、お買い物って何?」
「杏ちゃん用のお洋服に決まってるじゃないですか。それがなかったら行動できませんよ?あと、下着もね、下着♪」
「下着2回も言う必要あった?まぁ、それはそれとして、ミニスカート……ホットパンツに変更じゃダメですかね?」
「だーめっ♡ぜーったいに穿きそうにないんですもの。お母さんは恥じらいながら内股になりつつ、もじもじする杏ちゃんが見たいんです!(……ローアングルで)」
「何!?最後なんて言ったの!?」
「な~んにも言ってませんよ~」
とてつもなく不審なワードだった気がするのは気のせいなのかな。……その方が安全な気がするから、それでいいか。
私はこの短時間で現実逃避のスピードを限り無く上がったのだ!
バカみたい?じゃあ笑えば良いじゃんか、アーッハッハッハッハってね。……これアウトかな?怒られないかな?知らない人多そうだし大丈夫だよね?
「さ、杏ちゃん。早く着替えて下さい。お母さんのにしますか?自分のYシャツ1枚で可愛らしいエロさを出しますか?」
「自分のスウェット!そもそも、Yシャツ1枚で外に出たら捕まるよ!」
「警察ではなく、怪しいお兄さんたちに捕まりそうですね。まぁ、万が一にもそんな人がいたら、もちろん───殺シマスケドネ」
「お母さん怖い!怖いよ!」
目がマジだった……。お母さんはたまにこれがあるから怖い。ていうか、今日は異常に多い気がする。このままお母さんの病み(闇?)化するのだけは防がなくては……。
「と、とにかく!今日はスウェットで行くからね。寒いし」
「そうですね、お母さんもちょっと暖かい服装で行きましょう。でも、スウェットがいいなら、お母さんのにしなさい。恭くんのあんなださださのよりはマシです。まぁ、お母さんでもおっきいでしょうけどね♪」
腰回りとかね。という言葉をすんでのところで飲み込み、お母さんのスウェットを貰う。いいよね、スウェット。あったかあったか~♡
「さぁ、出発しますよ。お父さんに『行ってきます』してください」
「オトウサンイッテキマス」
「お、おう…………グスン」
「ちゃーんとお留守番してないと、あとが酷いですよ?」
「わ、分かってます、はい」
というわけでやっと出発。何で服買いに行くだけでこんなに疲れるのかな。
ちなみに、今日行く場所は近くのデパートである。なんでも、服のほかにも買いたい物があるとかで。
~数分後~
とうっ!テレビで前にやってたワープのマネでジャンプしてみた。お母さんに抱きしめられた。女の子になって改めて思う。お母さんの体、暖かくて落ち着く。
「ふふ、ありがとうございます。さぁ、まずはお洋服ですよ。どんな服がいいですか?ミニスカートは絶対ですけど」
……この心を読む力さえなければなぁ。とっても良いお母さんなんだよね。
ところで、既に気がついているとは思うけど、私の言葉遣いは徹底して直してた。変なコスプレするのやだもん。そして、何でだろう……。
───この言葉遣い、口調、声、どことなく、懐かしい感じがする───
そして何より私にはある仮定がある。その根本を支えているのが私……いや、『俺』の記憶だ。『俺』には、幼少の記憶がない。もしこの仮定が正しいのだとすれば、なぜそれを隠すのだろうか。
「……今は何も考えないで普通に過ごしなさい。時期が来れば全部分かるから」
いつになくお母さんの声に怒りの感情が感じられた。静かな、それでいて全てのものに有無を言わせない圧倒的な威圧感。
そして、丁寧語ではなかった。お母さん、そう言うのにはうるさいのに。
「もうっ!考え事禁止って言ったでしょう!今日はお買い物を楽しむんです!お母さんは楽しみにしてるんですからね!」
「そう、だね。ごめんなさいお母さん」
お母さんはそっと優しく抱きしめてくれた。それは、とても懐かしい風景だった。記憶なんて……あるはずないのに。
こんな暗い考えしてたら、またお母さんに怒られる。今日は楽しもう目一杯楽しもう。
───こうして私は、『記憶に鍵が掛かっている』と言うことから、一旦目を背けた───
いかがだったでしょうか。呆れましたでしょうか。
今回は先んじて、作者のキャラ紹介だけやらせてもらいます。別に興味ねーよって方はそのままお戻りくだしゃれ。
キャラ紹介:作者編
特徴:限りなく脱力系+やる気なし+ネガティブ=日陰組
好きなもの:プリン&唐揚げ(牛より豚より鳥が好き)&野菜
嫌いなもの:リア充&甘いもの
容姿:非モテオーラが溢れ出るぜ
性格:俺の本当の性格を知る者はいない
趣味:睡眠、歌、睡眠、key作品!、睡眠、睡眠、睡眠
とまぁ、こんな感じですかね。あと、ちなみに俺TUEEEEEEEEE!!作品が嫌いです。主人公は弱いながらも頑張って協力して勝つ方が好きです。
では、今回はこのへんでさよーならー。それと便座カバー