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とりあえずオレ(ケンゴ)が主役だからっ!

中学生なので至らないことがあると思いますが、よろしくお願いします

「おいっ!ケンゴ!」

「うわっ!」

いきなり近くで呼ばれて少しびっくりした。

「あはは、びっくりしたか?」

「うっせぇ」

こいつは会津あいづ のぞむこいつとは親友という関係になる。高校からの友達だが、かなり気の許せる奴だ。「で、最近あいつとはどうよ?」

「あいつって誰だよ?」

「ふざけんな!千鶴のことだよ!」

「別にどうって……いつも通りだけど?」

「なんだ、つまんね。キミ達にはそういう感情はないのかね?」

「お前、もしかして恋愛感情のこと言ってんのか?それはないな、第一オレはもっと清楚でおしとやかな娘がいい。あいつは元気すぎる。」

「馬鹿!」

「なっ!バカって」

「お前、幼馴染みというのはな、絶対に何かあるのが当然なの、わかる?友達以上恋人未満で揺れる想いっていうのがな……」

出た、望の妄想ト―ク。これが異常に長い。前に最後まで聞いてやったが1時間近く喋ってた。こわい、あんたがこわいよ、望。

ちなみに前回はメイドさんがど―たらこ―たらという話しだった。

「はぁ……」

恋愛感情ねぇ〜。いつもは聞き流している望の話しが妙に心に残った。



窓の外を見ながら、さっきのことをボ―っと考えている。今日はずっとこんな感じだ。

考えているさっきのことを。

別に先生からの注意もない。もともと目立つ方じゃないし、面倒くさがって発言もしない。進んで何かをすることもない。

だが、影が薄いといえばそうでもない。ただ先生に対して故意的に存在感を消している。

オレは先生とは気軽に話せない方だ、どうしても躊躇いが出てしまう。なのでどうしても話さないといけない状況になるまでは絶対に先生とは会話を交えない。まぁ、ためぐちで話している奴よりはいいか。

………恋愛感情ねぇ〜。

オレとあいつの仲で?

考えたこともない。当たり前に会話をしたり、遊んだりしてたが……。

さすがにもう高校生だ、小学生、中学生時代よりは控え目な感じで……。

手を繋いで仲良く一緒に登下校なんてことはもうしない。ていうか、恋人でもないのにやってたらやばい。たま〜〜に一緒に帰るが……もちろん手は繋がないですよ?

下らない話しをして、笑い合う。あいつと話していると、どんな下らない話しでも笑顔で話せる。

あいつといると心が落ち着くというか、安心する。

他の女子と話すと緊張してしまって、何も話せないが千鶴は特別だ。幼馴染みってこともあるだろうが…。これって恋愛感情なのか?そんなことを考えながら 向橋 ケンゴ(むかいばし けんご)はなんとなく授業をうけていた。

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