進路について
そもそも進路ってどうなってんのよ。
小学生の頃、親に聞きたかった質問だ。
当時は、進路という言葉を知らず、概念が言葉として整理されていなかった。
先のことが分からず、ただ闇雲に人生を進んでいくのが怖かった。
「普通の人はどういう過程を経て、どう大人になっていくか」
人生のロードマップが知りたかった、そんなこどもの俺に向けて書く。
先に言っておくが、今回の話はこどもの俺に向けた話だから大人には退屈だろう。それでも読んでくれる奇特な貴方には私の言ってることが間違ってないか確認して欲しい。
幼稚園の頃の俺は、将来の夢に何を書いていいか分からなかった。困った俺は友達の夢を真似して、「サッカーせんしゅ」と書いた。
小2の俺はサラリーマンという存在を知り、普通になることを夢にした。
そして小4では、大人になるにつれ増えていく仕事や責任の重さに絶望し、一生幼稚園児でいたいと宣った。
いやー。なかなかに迷走してるねー。分かるよ、わかるよー、俺。(自分なので当たり前)
大人ってさ、夢聞いてくる割には、将来どんな選択があって、どういうルートになってるのかって具体的に教えてくれないよな。それで、ミスったことを気付く頃には大人だから、自分の責任とか言われんだよな。
だから、今の俺から言える進路の全体像と決め方についてまとめていく。
つーわけで進路の全体像である。
まず大まかに2種類の進路がある。
一つは、俗に夢といわれるような学歴が直接関係なく、実力で飯を食うタイプの職業。
当たればデカいけど、「俺には無理だよな」とあきらめる人が多い。
もう一つは、親が想定する人生のレールの定番であるルート。
会社などの組織の一員となって働き、給料をもらう仕事。
この二つの差は何点かあるが、会社員側として2つ言及しておく。
まずは信用面。
会社員になるとその会社の〇〇さんということになり、会社自体の信用で下駄を履かせてもらえる。
その代わり、個人の評価には繋がりにくい。
これらの評価はクレカやローンで体感しやすいだろう。
夢を追う道に行った後、何物にも成れていない人間にとって世間は冷たい印象である。
次に給与面。
給与体系にもよるが、実力というよりは時間の切り売りがメインなので、
最低がある程度保証されている分、天井もある。
上の役職になると責任は増えるのに、給料はそれに見合うほど増えないので、
最近の傾向として、出世したくない人が増えているそう。
個人事業主は税制面で有利だし、信用面・給与面で青天井だが、
なんでもやらないといけないし(委託するにしても基礎知識、信用できる委託先、経費が必要)、
成功できない状態はやっぱり悲惨である(専業の場合)。
やはり学生時代に夢を追いながら、保険としての会社員ルートを置いておくのが現状の最善ではなかろうか。夢の方向やスキルによっては、フリーランスの案件サイトに登録して実力を試すのもよさそうである。
次回は、内容を引き継ぎ、最終学歴別の進路について書く予定。