具体と抽象の階層について
ある日、職場の先輩と「分かる」こと(第8部参照)について話したあと、漫画について話していた。
先輩はちゃんと○○ってキャラクターが△△した時××って思って行動したわけやん。これから□□を学んだとしっかりと感想を述べていた。
それに対して、俺は凄いっすね。俺物語読んでも、面白いとか簡単な感想しかでてこないんすよ。と返した。
そこで先輩に、さっきの話みたいに抽象化すればいいやんと言われて目から鱗が落ちた。
そこから、具体から抽象への階層が存在し、私が苦手な部分があるのでは無いかと感じたので、仮説を立ててみる。
第1層 状況
五感で感じる情報。誰でも入力されている。
第2層 因果
何故行動したか、なぜ起こったか。
ストーリーの最小単位
第3層 文脈
因果の積み重なりでできたストーリーの全体像
第4層 法則
文脈の共通点から見出された文脈の上位概念。
見出すことを抽象化という。
とりあえず、こんな感じですかね。
私は因果と文脈を感じ取るのが苦手で、誰が取り出してくれた文脈や法則をさらに抽象化するのが得意なようです。
今まで、自分は大器晩成型だなと感じていたのですが、それがその界隈にいて誰かが文脈を文字化してくれたのを収集するのに時間がかかってたんだなと、今回まとめてみてしっかり腑に落ちました。
文脈のサンプリングを、自分でするのか、委託するのか、を含め、どうして行くかが今後の課題ですね。
次回はそれって意味ある?の意味について話したいと思います。