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愛の騎士ミンネ  作者: 東武瑛
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獅子王

舟は青くサファイア色の湖上を進んで行った。

「お前さん、何しにカルタスの城に行くのかい?」と男に聞かれ、ダルタニアン二世は「大切な人を救いに行くのです」と答えた。

「ふ~ん、そうかい。でも城までたどり着くのは大変だぜ」と男は言った。

「覚悟してます」とダルタニアン二世が言うと男は「城まで行くには獅子王と戦い、勝つ必要がある」と言った。

「獅子王?何ですか、それは」とダルタニアン二世が聞くと「獅子王はカルタスを守る獣達の王者だ。敵う物はいない」と男は言った。

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