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老婆
ダルタニアン二世は馬に乗って男達を追ったが、夜の森の中、見失う。
仕方なくダルタニアン二世は城に帰ってきた。
父親の王、ダルタニアンは息子のダルタニアン二世を呼び、魔除けの十字架のペンダントを与えた。
「ローラを必ず救う」とダルタニアン二世は心に決め、夜明けを待って、白馬に乗って城を出た。
朝日が出て、ダルタニアン二世は森の中に入り、
男達を探した。
夕暮れ時まで探し、疲れた頃、1件の家があった。
ダルタニアン二世が家に入ると老婆がいた。
「姫を探してます。ご存じないですか」とダルタニアン二世が聞くと「カルタスの一味に捕らわれたでしょうね。でも、日が暮れます。今晩はここに泊まって行きなさい」と老婆は言った。
老婆はダルタニアン二世にスープを与え「ここで休みなさい」と言った。




