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おまけ アナザープロット2/第二章

「はーい、いつもながらモーナです!

 今回は第二章です。本編の第二章と基本的には変わらないみたいです。

 では行ってみましょう!」

・第二章

 翌日、リューク達が新ギルド「リムルフの栄光」を登録するため、王都のマスター支部を訪れると、そこには顔見知りの本部局員、モーナがいた。

 モーナ曰く、現在の攻略ルートは二十一階層に続くゲートが閉鎖されていて、賢者の鍵がなければ進めない状態だったという。彼女はリューク達に、先へ進む特別許可を出そうとするが――その時、傍にいた別の冒険者から待ったがかかった。オリュンポスの凄腕、狂戦士のグロウと女武士のキクノだ。


 グロウは、低ランク冒険者が自分より先に進むのが気に食わず、絡んでくる。だがムッとしたモーナが「リュークさんは凄いんですよ!」と反論。さらにリュークが「いや、凄いのはオルタだ」と矛先を逸らす。

 ……なぜか凄いことにされてしまったオルタは、言い返す暇もなく、負けず嫌いなグロウと「勝負」をする羽目になってしまった。


 ワンダーハント――。一定時間内に倒した(自分がとどめを刺した)、最も強いワンダーの優劣で勝敗を決めるゲームだ。

 舞台は二十階層。オルタがこの勝負に勝てば、今後はランクを無視して好きなだけ階層を突き進んでよい、という条件である。


 さっそく勝負を開始する二人。リュークは密かに、ロミィにサポート魔法「パワーシェア」を使わせ、自分の戦闘力の一部を、一時的にオルタに分け与える。これによって格段に力を増したオルタは、地図による索敵効果もあって、すぐに優勢になった。

 やがて終了十分前。グロウは劣勢から功を焦って、本来なら挑むべきでない強大な敵――オールドワームをターゲットにしてしまう。

 自慢のレリック「狂月の斧」で不死の人狼となり挑むグロウ。だがワームの強靭な肉体には刃が立たず、逆に不死であるにもかかわらず重傷を負わされてしまう。

 動けなくなり、絶体絶命のグロウだが……その時彼を救うため、オルタが割って入った。しかしタイミング悪く、パワーシェアの効果が切れる。


 リュークはすかさずオルタに合図を送り、ワームを誘導させる。向かう先は、遺跡には付き物のトラップゾーン。そして罠に突っ込んできたワームにオープンを行使した。

 ……ワンダーにもアニムがある。このワームのアニムは、銀のロザリオ――。だから人狼を傷つけることができたのだ。

 しかしアニムを解放されたワームは、もはやただの生ける銀塊。踏み込んだ罠から迸った雷に身を焼かれ、瞬く間に滅び去った。


 ここでゲームも終了。勝者はオルタだ。

 グロウは助けられたこともあって渋々負けを認める。キクノは……その無表情の中に、オルタへの「期待」が密かに籠っているようだ。


 その後、一同はいよいよゲートを開放して、二十一階層に踏み込むが……そこに待っていたのは、一人の少女だった。

 その姿は、伝説の女賢者の若き日に瓜二つである。誰もが「賢者?」と驚いて身構える中、しかしリュークだけが一人、違う名を口にしていた。


「クリステ――?」


 その刹那、少女が腕を掲げる。敵意を察知したリュークが「伏せろ!」と叫んだ直後、凄まじい爆風が周囲を吹き荒れた。

 ……幸いロミィの魔法壁で直撃は避けたが、気がつけば少女の姿はなかった。リューク達は体勢を立て直すため、一度帰還することにした。

「よかった。私の出番がありました……。

 それはさて置き、前のアナザープロットから引き続き、グロウさんとキクノさんが登場です。

 さすがにもう殺し合いはしません。でも、ポジション的には敵ギルドの一員……ですね。

 今回は短いですが、ここまで。次回からだいぶ展開が変わってきますよ。では!」

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