準備
「うーん、どうすっかな〜」
「どうしたんですか?」
「うん、なんか古代ゴーレムとハーデスしか生きてなくてさ。」
「え!なんでですか?」
「やっぱ、食料ぽい」
そう、俺は気づかなかった
勝手に冒険者を食って、生きてくかと思ってた
だが、振り返ってみよう
入って来た冒険者は一人
対して、所持モンスターの数100以上
いくらモンスターでも、生きていけなかった。
残ったモンスターは
特別な金属で出来た金属人形
死んでる者の王様
いずれにしても、食べるという行為をする事がまず無い。
や、でもやらかしたと思ってるさ
ただ、いい訳をさせてくれ。
まず
DPが少ない
場所が無い
食料を作るモンスターがいない
種が無い
時間が無い
と、いう事だ。
わかってる、わかってはいるんだ。
ただ、今日からは違う。
女神に沢山貰ったDPとMPで改善&強化してやる!
取り敢えず、6階層追加(1階層・3立方キロメートル)
そして、別の所に冒険者からわかりづらい場所に5部屋(1部屋・5立方キロメートル)
そして、、、、、、、、、、、、、、
ーーー結果ーーー
ダンジョン10階層
畑3部屋
家畜2部屋
鍛治1部屋
鍛治道具一式
牛10頭
豚10頭
鳥10匹
いろんな種
良質な肥料
良質な土
成長促進剤
コボルトnew100匹
ゴブリン40匹
古代ゴーレム1匹
光ゴケ20匹
スケルトン50匹?人?
と、まぁこんな感じになった。
コボルトは70畑&家畜
30は鍛治(素材はダンジョン内外で取れるらしい)
になり
スケルトンは伝達や、監視いろんなことをしてくれる。万能な奴だ何故なら
不眠不休 ご飯の消費無し 体力無限
と、最強の労働力だ
ゴブリンはというと、
このゴブリン達はダンジョンに入って来て、助けを求めた者達だった。
不干渉前だったので働く前提で入れることになった。
ゴブリンは、5匹ゴブリンチーフで、
1匹ゴブリンキングだった。
この、6匹は知性があり
それぞれのリーダーとして働いている。
そして何故か、俺はゴブリンや他の者達にも
『魔王』
そう、呼ばれるようになった。
最初は、抵抗があったがすでに100以上の魔物を従えていると言う事に気付き、すぐに抵抗は無くなった。
ゴブリン達の中で一番名誉な事である
魔王(俺)の護衛はゴブリンキングが担当することになった。
「よろしくお願い致します。魔王様。」
とても流暢な人語で話してくるが怯えなどが
ビシビシ伝わってくる。
「あぁ、よろしく
えっと、ゴブリン、、、キング?
えーと、なんて名前なんだ?名前教えてくれ
無いならつけてやる。」
そう言うとゴブリンキングは
「本当ですか!なっ名前を付けて下さるのですか」
前のめりになって言ってくる。
「お、おう」
近い近い、顔が目の前だ
「よろしくお願い致します!」
4〜5メートルあろう巨人が、頭を下げてくる。
「うーん、、、、、よし
お前の名はゴゼロだ」
「ゴゼロ、、、とても良い名前を付けて下さりありがとうございます!
このゴゼロ、命をかけて魔王様をお守り致します。」
ゴゼロは、表情の変化はあまり無かったが、ずっと、『ゴゼロ、ゴゼロ、ゴゼロ』
と、言っていた。
どうやらとても気に入ってくれたみたいだ。
余談だが、他のモンスターも名が欲しいと言って来たので、活躍した者に授けると言って納得して貰った。
取り敢えず今日は下準備を終わらせた。
本日の記録
階層プラス6
畑
家畜小屋
鍛冶場
モンスター追加