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人里〜前編〜


「ここが、人里かー」


「はい!でもここは、中立地域なので亜人も多くいますよ」


確かに、辺りを見渡すと獣人や淫魔族みたいなのもいる。


「中立地域ってなんだ?」


「人族と魔族が共存している所の事です」


「じゃあ、なんで人里なんだ?」


「人族の方が強いですから」


「そうなんだ、、、」


「なので、人族を駆逐しましょうねご主人様!」

ユキが笑顔で言ってくる

ちょっと怖い

(確か、女神が言ってたな)

でも少し前まで人だったので、ちょいと気になるが俺も人族を殺しているので、何も言えない。



「すみません!身分証を提示して下さい」

入り口の前の兵士みたいなのが、言ってくる

ユキに聞いてはいた。持って無いなら金を払えばいいらしい


「いくらだ」

吸血鬼なので、大きな態度で接してみる。


「ど、銅貨一枚です。っっっえ!きゅ吸血鬼!」

驚き過ぎて、尻もちをついている。

珍しいのか、まじまじ見ている。

(尻もちついたまま話すのかよ...)

(座ったまま話すんですか...この人...)

立つ気配がないので、銅貨を二枚投げて、、、


演技をする


「貴様、私は金を払ったんだ。さっさとどけ!」

顔を蒼白にして、のけぞったので成功だろう。


「どどどどうぞおとうりください!」


入って数メートル先に村らしきものがあり、様々な生き物が歩いている。


「ユキ、奴隷を買いに行こう」


「はい!ご主人様!」


意気揚々としていたが、周りから『声』が聞こえてくる


「えっ、あれってエルフじゃない?やだ!こっち見た!汚らわしい」

「なんで、こんなゴミが...」

「こっち見んなカス」

「一緒にいる、貴族様も変な趣味ねー」

「どうしてここにいる」


ありとあらゆる所から

『カス』『ゴミ』『クズ』

などの言葉が飛び交う

すると、テンプレのように亜人(狼)が近づいてくる。


「おいカス!」


ムカつくが無視


「聞こえてんだろ!そこのゴミエルフだよ!」


無視を貫き通すつもりだったが、ユキの眼に涙が浮かんでいるのが目に入ってしまい、いつの間にかその亜人を殴っていたどうやら、ブレーキが聞かなくなったらしい。


「いてててぇ...テメェ貴族だからって調子のんな!ここは、中立区域だぞ!貴族でもぶっ殺すかんな!」


はぁ...めんどくさい



【殺そう】


「ちょっとこいや!!!」


そう言われ、誰の目にもうつらぬであろう茂みへと入っていく、こちらとしては好都合だ


「言われたとうりにくるなんて、馬鹿だなー!」


「、、、、、、、、、まれ」


「あぁぁん!」


「もう、貴様は黙ってろ!俺の所有物を愚弄するな!」


「俺は、Cラン『知っている』っっっ!!」


「俺はBだ」


「嘘をつくな!」


「やればわかるさ」


この言葉を合図に、亜人が突っ込んでくる

近づいた時、亜人が右手に持っているナイフでそのまま刺しにくる。俺は、冷静に右手に避け

左手で亜人の右手を『砕く』

(まぁただ叩いただけだが一つ上のランクは、これだけの力量がある。)

痛がってナイフを手放した、その一瞬の隙に左足で亜人の足を払い、空中に浮かせる。俺は、左足を軸にして、すぐにターン。右足で亜人の腹を思いっきり蹴り上げる。勿論、亜人の骨は、砕け、血も大量に吐き、息もままならない状態になっている。でも、楽に殺す訳がない

手足を切りヒールをかけ、虫が大量にいる森に放つ。


「大丈夫か?ユキ」


「大丈夫です!」


涙を我慢しながら、精一杯の笑顔で声をかけてくる。


「辛い時は、嘆け

嬉しい時は、笑え

苦しい時は、叫べ

そして

泣きたい時は、泣け

泣いていいんだぞ」


そんな言葉をかけると、止めていたものが一気に溢れてきた。俺はユキを優しく抱きしめ、言葉もかけず、ただただ抱きしめ続けた。











遅くなって申し訳ないです

後、訂正とかよろしくお願いします(*´∇`*)

でも直すとき、報告はしません

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