畑に家畜に鍛冶場状況
「ま、魔王様がいらっしゃだぞー」
「グゲ、ゴゴガッゴケ!」
まず、ユキと畑に足を運んだところご覧のように集まって頭を下げているいる。
知能が低い割に上下の差はしっかりわかっているようだ。
「今日は、見に来ただけだ。仕事を再開してくれ。後しっかりルールを守れよ!」
ゴブリンチーフがゴブリン語で伝えると、全員が震えて、凄い勢いで頭を縦に振る。
勢いが凄すぎて、ブンブンブンブン鳴っている。
ゴブリン達が仕事に戻った後畑を見てまわった。
「ご主人様、しっかり育ってますね。」
朝、ゴブリンチーフが言っていた通り芽が出でいる。ある一部に関してはとても育っており小さな実が付いている。
「そうだな、後少しで食料の支給が必要無くなるな」
「そうですね!えっと食料のしんぱいはなぁーしっと。」
ユキはそう言って、あらかじめ渡しておいた紙とペンでメモを取っている。
此処に来る前、何か仕事が欲しいと言って来たので、秘書をしてくれている。
「よし、次行くぞー」
「あわわわ、まっ待ってください」
家畜小屋は畑のすぐ近くにある為、すぐに着く。
「まっ魔王様!みっみんな集まれー!」
うーんデジャブ
先ほど同様全員集まって来る。
仕事に戻れとゴブリン達を促し、此処も見てまわる。
「おおー!」
全て見終わりユキのメモを見たとき俺は感嘆の声をあげる
なぜなら、生物にも成長促進剤が効いていて
牛、豚は5匹ほど生まれており鳥も数十個ほど
卵を産んでいたからだ。
「此処も順調ですね!」
「ああそうだな、じゃあ鍛冶場に行くか」
「はい!」
鍛冶場は1階層の隠し部屋にあるので、最深部の此処からはかなり離れているのでユキと歩きながら話をする。
「なぁユキ、俺って魔法は使えるのか?」
「いえ、ご主人様スキル持って無いので使えません。」
「スキルを持っていれば使えるのか?」
「はい、使えますよ」
「ふぅーん、じゃ使えるようになったら魔法を教えてくれ」
「いえ、その必要はないです。」
「なんで?」
「『魔』を消費すればどんな技でも使えるようになります。ただ使いたい技を想像するだけです。訓練して覚えるのではなく、『魔』をどれだけ持っているかが鍵となります。
なので30年のベテランでも使えないものもありますし2年のルーキーでも大魔法を使えます。」
「そういうものか」
「でもスキルにもよりますよ、適正属性がありますから。」
「ふーん成る程ね〜」
そう言ってる間に鍛冶場の目の前に着く
「失礼する」
「魔王様!貴様ら早く並べーーーー!」
はぁーまたか
先ほど同様同じ対応をする。
「ままままっまおうひゃ、あわわわすすいませんんんん!」
「落ち着け、どうした?」
「はっはひ、素材ありがとうございます!」
「あぁそれなら大丈夫だ」
こんな感じのゴブリンもいるのかと思いなんだか可笑しくてニヤッとしてしまう
「ご、ごめんなさい!おおおお許しを魔王様」
なんで謝っているのかわからない俺にユキが
顔が怖いです。と、言われてしまった。
鏡がないから自分の顔がわからない。
そんなに怖い?と聞くと、無言の肯定が帰ってきた。
「ご主人様、此処の状況です。」
長剣×10
弓×4
矢×50
「意外と進んでますね。」
「何処も順調だな」
なかなか進んでいてとても嬉しい。
今のところ、問題もないので順調だ
これも、女神の加護なのかなと思いつつ、次の作業に進める。
遅れて申し訳ありませんでした!




