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2003年

2003年 年賀状

初春 

挿絵(By みてみん)

今年も良い年であり

ますように。一年は人

生にとって瞬く間 実

りある日々をお過ごし下さい





2003年3月5日ー ちとせ祖母さんの内裏様

灯りをつけましょ

ぼんぼりに

いくつになっても

おひな様は童心をかきたてます

挿絵(By みてみん)

早くも三月になりました。昨日はお雛様

でした。ちらし寿司を作って供えました。K

のちとせ祖母さんの内裏様はもう冠もさび

ていますが、年代物はそれなりのよさがあ

るものです。そろそろそちらも暖かくなったで

しょうか。昨日は烈風の北風で寒い一日でした

雨ばかり降りますが、チューリップの芽ものびか

ねています。鼻は治ったでしょうか。こちらも

杉花粉がひどいようです。アントワープからの絵

はがき有がとう。あちこち見聞が広がっていいですネ

呑欲にあちこち見てきて話を聞かせて下さい 又ネ

挿絵(By みてみん)






2003年9月8日ー 生きている時に一度は経験したかった事

挿絵(By みてみん)

気がつけばもう九月 去年の今頃はドイツに居

たわね とM伯母さんと話をして居た所で

した。 正に「光陰矢の如し」ですね。御便りと美しい

写真を有がとう。スイスに行って来たそうで楽し

さも素晴らしさも一入であった事でしょう 私も

スイスは三回ゆきました。グリンデンワルドの方

から登りました 頂上に氷で作った千代の力士

の土俵入りの像があるのに吃驚しました 作家

の新田次郎のレリーフが山にあるので、エッセイ仲間

で行ったのです 湖を二ツ越して山歩きをしたのも

楽しい思い出です。花が咲き鳴き兎が顔を出し

生きている時に一度は経験したかった事でした。

由季ちゃんは前途洋々 私の様に人生の終わり

近くでなく、若いうちに折を逃さずにチャンス

にとびついて色々の思い出を作って下さい。

今年はそちらも暑かったようですね。昨年程

ではありませんが、34℃も度々 クーラー表示は34℃

以上はHになって数字が出ません。日中はうるさい

程 ミンミンとオーシンツクツクが目一杯の声を張り

あげていますが、夕方からはコロコロと鳴く虫

の音に替わり、日本の四季も捨てたもので

はありません。 今、柿の木にからまった凌

霄花のうぜんかつらが橙色の房を下げ

酸芙蓉の花が朝は純白に、昼はうすピンク

に、そして夕方は濃いピンクに花が酔った様に

赤くなってゆくの。この花が咲く度に植物の不

思議さを痛感しながらベランダから眺めてい

ます ベルが居なくなって野良猫が水蓮鉢

の金魚を一匹ずつ食べるわけでもないのに、ガレーヂ

に放り出したりして、とうとう引き揚げて 火鉢

に移しました。伯母さんは植木鉢に入れ様

と乾かしている土の箱に糞をされるし目

下、私の目の仇はワルネコとカラスですが人間

は勝手に目の仇にするけれど、それぞれ懸命

に生きているんですヨネ ソロソロ隣の学校のプールも静

かになりました。最近は火星が近いとか。月の

よい晩は伯母さんと空を見上げています。赤く

丸く、大きく、他に星のない日も大きく輝いて

います。身体だけは 大事にしてネ

九月八日

                おばあちゃんより

由季ちゃんへ






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