表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/109

1998年

1998年 年賀状

挿絵(By みてみん)

おめでとう


二度ともどらない青春を

大切に元気でお過し下

さい



1998年 誕生日カード

挿絵(By みてみん)

誕生日おめでとう。

元気ですか 充実した毎日と思いますが

身体だけは大事にしてね。由季ちゃんというと

幼かった時の思い出ばかりです。テープを聞い

て楽しんでますヨ。




1998年11月3日ー 宇宙の点

挿絵(By みてみん)

由季ちゃん お便り有難う。元気そうで

何よりです。ペン習字のように美しい字で見

ている丈で楽しいです。

 今年も夏は特に暑くてなんとか生きていれ

ば、となげやりになりそうでした。もう11月に

入ったというのに二階は暑くてまだTシャツを着て

います。年齢を重ねると特に一年が短くでも

年日が早く過ぎ去るという事は、世の中が平和

で幸せだからかも知れませんね。

 空から爆弾が落ち、食物もない時は、1日

がどんなに長く感じられた事か。一月がとて

も倍位長く感じられましたよ。

 由季ちゃんがもう23歳になるなんて信じ

られない思いです。何時迄も おばあちゃん

の頭の中には、スパペッピ(スパゲッティ)と白桃

の様なホッペタをして言っていた思い出が忘

れられません。 永遠の宇宙の事を考えると

人間の一生等は点位か点にもならないですね。

おばあちゃんが23才の頃、そうね、M伯

母ちゃんを抱えて空襲と空腹と雑用の山

(薪割り、買い出し、畠仕事)と悪戦苦闘の

時代でした。あれからもう半世紀の年月

が夢の様に過ぎ 由季ちゃんもすっかり大人

になり、しっかりと自分をみつめ、立派な考

えを持っている事に感心します。

 おばあちゃんも⚪️家の昔の事を

お母さん(姑様)からいろいろと話を聞いてお

けばよかったと、今になってつくづくと思

います。まさか五十二の若さで亡く

なるとは、夢にも思いませんでした。頼りの

おじいちゃんも若く逝かれてしまって残念

です。でも時代とともにルーツを考えることも

なく過ぎ去ってしまうのでしょうね。

 戦争の時のつらかった話もだんだん、風化

して話をする機会もなかなかありませんね。

 私はまだまだやりたい事もたくさんあるけれ

ど余命の方がなくなりそうです。

 本は積むだけでなかなか読めず、夜

更かしも出来なくなりました。 まぁ

それなりに元気を出して、頑張る事に

しましょう。由季ちゃんもあまり帰りが

遅くならないように 無理をしないように

身体に気をつけてくださいネ。

十一月三日

         おばあちゃんより

由季ちゃん



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ