1998年
1998年 年賀状
おめでとう
二度ともどらない青春を
大切に元気でお過し下
さい
1998年 誕生日カード
誕生日おめでとう。
元気ですか 充実した毎日と思いますが
身体だけは大事にしてね。由季ちゃんというと
幼かった時の思い出ばかりです。テープを聞い
て楽しんでますヨ。
1998年11月3日ー 宇宙の点
由季ちゃん お便り有難う。元気そうで
何よりです。ペン習字のように美しい字で見
ている丈で楽しいです。
今年も夏は特に暑くてなんとか生きていれ
ば、となげやりになりそうでした。もう11月に
入ったというのに二階は暑くてまだTシャツを着て
います。年齢を重ねると特に一年が短くでも
年日が早く過ぎ去るという事は、世の中が平和
で幸せだからかも知れませんね。
空から爆弾が落ち、食物もない時は、1日
がどんなに長く感じられた事か。一月がとて
も倍位長く感じられましたよ。
由季ちゃんがもう23歳になるなんて信じ
られない思いです。何時迄も おばあちゃん
の頭の中には、スパペッピ(スパゲッティ)と白桃
の様なホッペタをして言っていた思い出が忘
れられません。 永遠の宇宙の事を考えると
人間の一生等は点位か点にもならないですね。
おばあちゃんが23才の頃、そうね、M伯
母ちゃんを抱えて空襲と空腹と雑用の山
(薪割り、買い出し、畠仕事)と悪戦苦闘の
時代でした。あれからもう半世紀の年月
が夢の様に過ぎ 由季ちゃんもすっかり大人
になり、しっかりと自分をみつめ、立派な考
えを持っている事に感心します。
おばあちゃんも⚪️家の昔の事を
お母さん(姑様)からいろいろと話を聞いてお
けばよかったと、今になってつくづくと思
います。まさか五十二の若さで亡く
なるとは、夢にも思いませんでした。頼りの
おじいちゃんも若く逝かれてしまって残念
です。でも時代とともにルーツを考えることも
なく過ぎ去ってしまうのでしょうね。
戦争の時のつらかった話もだんだん、風化
して話をする機会もなかなかありませんね。
私はまだまだやりたい事もたくさんあるけれ
ど余命の方がなくなりそうです。
本は積むだけでなかなか読めず、夜
更かしも出来なくなりました。 まぁ
それなりに元気を出して、頑張る事に
しましょう。由季ちゃんもあまり帰りが
遅くならないように 無理をしないように
身体に気をつけてくださいネ。
十一月三日
おばあちゃんより
由季ちゃん




