表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/21

充電切れ

 とある高校の授業中。昼休みが終わってすぐの、古文の時間である。

 教壇に立つ先生は、生徒に教科書を読めと命ずる。指示された生徒は、席を立ち、古文を読み始める。

 実に心地よい、子守唄である。

 本文を読んでいる生徒は、優秀なのか、古めかしい文章をすらすらと読み上げていく。周りの生徒たちは、うっとりとした表情で、聞き惚れている。

 先生が指定したところまで読むと、読んでいた生徒は席に着いた。先生も満足そうに、「たいへん、よろしい」と言って、黒板に解説を書き始めた。

 さて、ここからが問題だった。教室にいる、半数以上の生徒が、うとうとしている。昼食後であることと子守唄の効果もあり、すでに机に突っ伏している者もいる。しかし、それ以外の生徒は、必死に耐えていた。

 黒板には、古文の訳や活用形、文のつくりの解説など、大事なことが次々と書かれていく。それを書き写す生徒たち。眠たくて、眠たくて、仕方がない。首をかくん、かくんとさせながら、目をこすり、頬をつねり、シャーペンの先で手の甲を刺したりして、なんとか寝まいと、努力していた。

 眠たい。非常に眠たい。まぶたが重い。力を抜いてしまうと、自然と目が閉じられていく。気がつくと、目の前は真っ暗で、驚きながら目を開ける。いつの間にか寝ていた。

 しまった! 途中まで書いたのに、すでに消されている! ……もう、いいや。……ぐう。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ