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超・卒業4

更新83話目


卒業式が終わった。

流石に今日という日は結衣と辰郎が私の家に泊まりに来て陽太郎と過ごし明日からは新学期が始まるまで結衣達と過ごす予定となる。


「お母さん今日先輩達との中学?最後の日だから遊びに出掛けて良い?」


「良いけどいつまで?」


「流石に早めの夜ご飯を食べて帰って来るってなってる。だけど家でも食べたいから腹4分程度にしておくつもり」


「迎えはどうするの?結衣達も家の事あるからあまり外せないわよ?」


「遊ぶって言ってもそこまで遠出するつもりないよ。映画見たりゲーセン行ったりカラオケしたりするくらいだから割と近場になる」


「ふむ…………遊ぶ友達は誰々なの?」


私はそう問い掛けるとスラスラと答える。


「加古先輩、風間先輩、高田先輩、名瀬先輩に何故か予定に組み込まれてた小野寺先輩。……………………あの人の嗅覚怖えぇよ。メールで世話になるな!って来た」


「「えぇ……」」


「「?????」」


事情を知っている私と神楽はまさかの内容に何とも言えない反応をしてしまう。

しかし事情を知らない結衣と辰郎は何の事か分からず首を傾げていた。

基本テンションが一定な拝ですら微妙に表情が崩れている。


「ま、まぁ俺含めて6人で遊ぶ予定だけどどうしたの?」


「あー……………うん。そのままにしよう。何が言いたいかと言うとその子達が良ければ夜ご飯を私の家で食べないかという事よ。

 陽太郎が世話になったのだし、何かしらの形でもてなしてあげたいの。もちろん店で腹一杯になる予定なら無理にとは言わないわ。良ければ聞いて来てみて」


「小野寺先輩の反応がいろんな意味で怖いなぁ…………」


呟きながらメールを打っている。

そして陽太郎がメールを送った10数秒後に返信が来た。

個人で聞いたのではなく陽花高校に進学して陸上を続ける3年生達だけのグループで聞く。

当然の如く1番最初に返信が来たのは小野寺君だった。


『是非世話になる』


この一文だけだった。

神楽にお熱なのは良いけれど少し怖いと感じる領域に踏み込んでいる気がするわ。

まぁ、神楽もそこまで嫌がっているわけじゃないから別にいいのかしら?


「じゃあ予め着替えも持って来たしこのまま遊んで来るよ」


「気を付けて行ってらっしゃい!遊ぶのは良いけれどだけど何か問題が起きた時は直ぐにお母さんかお婆ちゃんに連絡しない!繋がらない場合は緊急用のこれを使って」


結衣が陽太郎に1つの小さな紙を渡した。


「これはお婆ちゃんが作ってくれた御守りみたいなものよ」


「いぇい」


ピースサインを作り陽太郎に向けて強調する。


「それの使い方を説明すると破るだけ。ただ破れば峰墓に連絡と言うか信号を送られる。そうすると峰墓は最優先で陽太郎の元に駆けつけるようになっている。

 私を除けば1番と言って良い人選じゃない?安心するし」


「確かに!ありがと!じゃあ言ってくるー!!」


財布に直ぐに入れると同時に陽太郎が先輩達が待っている近場の駅へと向かって行った。


「お母さん」


「何かしら小野寺君って誰?聞いた事ないのだけど……」


「あーー……他校の先輩で高校を陽花高校に通うからその縁よ」


「なるほどね、来年から交流は出来るわけだ」


「中々強烈な子よ?」


「強烈?」


「神楽にお熱で連絡していないのにピンポイントで神楽が陽太郎と一緒にいる日にいる子」


「あら、愛されてるわね?」


「ちょっと冗談で済ませていいか微妙なラインだけどね?」





卒業式に参列する訳がない氷鉋狐雪

結衣に小野寺の存在がバレたのでこの後恋バナに付き合わされる事になり神楽共々ダウンする。




ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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