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超・中学駅伝2

更新77話目!


2区の加古君が良いスタートを切って1キロ目の通過

は3分5秒。

ここら辺から坂がより一層辛くなるからどれだけタイムを落とさないようにするかが鍵となるわね。

合同練習会で殻を破った事で全国区の選手へと至った3人の筆頭である加古君はここで前との距離を確実に縮めなければいけない。

キャプテンとしての責任が今の加古君にはある。

陽太郎から普段の加古君達の練習内容を聞いているとどうもクロカンが苦手な傾向にあるらしい。

それは適正というより精神的な物らしいけれど最近の走り込みによって解消しつつあるらしいからあまり心配いらないのかしら?


2000m通過6分15秒

後半のコースの事と加古君のレベルを考えるのならかなり良いタイムね!前との距離も既に5秒ほどに縮まっているから逆転も可能!


3000m中継所 9分21秒

区間1位のタイムで通過して更に前との距離と縮める所か逆転したわ!!

3区の高田君も加古君と風間君の2人と遜色ない実力だからこのまま突き放せる!


「よっしゃああ!」


「高田!ファイト!!」


「……っ!!」


加古君の応援に高田君は拳を上げて応えた。

スタートの勢いそのまま高田君は走り後続との距離を少しずつ広げて行く。

順調に進み


1000m通過3分3秒

加古君より更に速く突っ込んで走っている。

これは下手をしたら後半垂れてしまうかもしれないけれどここは勢いを大事にした方が良いかも知れないわ……ねっ!?


「脇を抑えて……差し込み?!ここで?!」


一際辛い登りの直前に高田君が脇腹を抑えたのが見えた。

何が原因なの??アップはしっかりした、ご飯もしっかり食べた睡眠もしっかり取ったと言ってた……もしかしてご飯の食べすぎ?


「確かに走る前にいつもより食べたと言ってたわね…………初めての全国大会で緊張してたとも言ってたから自分を誤魔化す為に食べすぎた?

 あの子の性格を考えるとありえるわ」


スピードが落ちた事と坂の影響もあり後ろとの差が縮まり2秒ほどにまでなってしまった。

高田君は脇腹を抑えたまま後ろの子の背後に回ると風避けとして使い食らいつく。

差し込みはスピードを維持するのが辛いからここで踏ん張れている高田君はかなり頑張っている状況だけど差し込みがいつ治るか分からないから辛い所ね。


2000m通過6分23秒

この1キロはかなり落ちたわね、だけどまだ全然カバー出来る!

そして高田君は差し込みがやっと治ったのかラスト500mに差し掛かる直前に風避けにしていた子より前に出てラストスパートを掛けた。


「頼んだ名瀬!!」


「おけ!!」


3000m中継所9分32秒

中盤の差し込みが響き一時逆転を許してしまったが区間3位の好走により再び逆転しサッカー部からの助っ人である名瀬君がスタートを切った。

流石に小野寺君のいる花山第一中には名瀬君より速い子はいないのかスタートから離れて行く。


1000m通過3分12秒

実力を考えるとかなり良い入りと言える。

少々表情はキツそうだけどまだ余裕があった。


1500m通過4分48秒

普段経験しないクロカンの辛さにやられたのか何とかスピードを維持しているが限界が既に見え始めている。


2000m通過6分36

勢いを利用してスピードは何とか保っているが限界が顔に出ていた。

ここで普段知識とライバルの存在で走り込んでいる陸上部と個人で走り込んでいる名瀬君との差が出た。


「ごめん後頼む!」


「任せろ!」


3000m中継9分48秒

後半の下り坂に上手く順応出来たのかスピードが上手く出て堪える事に成功したみたいだった。


そして5区は加古君達の影には隠れているけれど中学3年としては十分に速い浅倉獅童君がいる。

陽太郎の話によれば浅倉君はクロカンがかなり得意で適正だけなら加古や風間君よりあると聞いているから今回のレースはかなり興味が湧くわね。


1000m通過3分10秒

そこそこ速く且つ落ち着いた様子で通過した獅童君はさほどスピードを落とさずクロカンコースを走り抜けて行く。


1500m通過4分42秒

1000mから1500mにかけての500mは名瀬君より4秒も速い。

体育祭で名瀬君は浅倉君より先着し実力を示した、そんな名瀬君より速く走れているのは経験と練習の積み方に他ならない。


2000m通過6分30秒

かなり良いペースで走っているけれど流石にキツくなって来たのか表情に陰が見え始める。

それでもクロカンへの適正の高さと努力により後半スパートに成功した。


「頼んだ風間!!」


「おう!!」


3000m中継所9分38秒

想像より速く走り浅倉君は区間1位の走りで最後の風間君へと襷を渡した。


風間君は既に離れている後続との差を更に広げるかのように加古君のように勢い良く走った。


1000m通過3分4秒

加古君より速く通過したけれどスピードを落とす様子も無くそのまま坂へと突っ込んでいった。


1500m通過4分36秒

もの凄く良いペースで来ている。

クロカンでの落ち込みもさほどなかった。

国体での陽太郎の走りに触発されたように風間君も練習に力を入れていった事でクロカンに対してかなり強くなっている。


2000m通過6分12秒

風間君は顔を苦しそうに歪めながらもスピードを落とす事なくラストスパートへと以降した。

まるでいつもの高田君のような粘りの強さによってそのまま他を圧倒してゴールした。


3000mゴール地点9分18秒


「しゃああぁああああ!!!」


「「「「「うぉぉぉぉおあああ!!!!」」」」」


この日陽花附属中学は全国駅伝で優勝する事が出来た。





陽太郎だけでなく友達もしっかり見ている氷鉋狐雪

大会後祝勝会をする為に狐雪が予約していた店に行き好きなだけ飲み食いした。

ちなみに子供達は知らないがそこは食べ放題のメニューなど本来無く狐雪が予め好きなだけ頼まれても断らないようにと言っていた事と現地で「好きなように頼みなさい」と親御さん含めて伝えていた事で食べ放題の如く皆遠慮なく注文をした。

後日値段を見てメンバー一同吐きそうになる。


 今回頑張って奮発したお会計630000円様






ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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