超・事件7
連続更新60日目!
2ヶ月かぁ速いわね
「今から走るチームの組み分けを発表します。
まずAチーム、5000の持ちタイムが15分以内の者または目標が15分切りの者です。次にBチームですが目標タイムが15分30秒切りか持ちタイムが15分30秒を切っているか、Cチームは目標が16分00秒、切りも16分00秒です。
Dチーム以下は纏めて競技場の外にあるクロカンコースで1時間走です。比較的日陰が多いですが何せ随分暑いので熱中症や脱水症状を感じたら遠慮なく走るのを止めてください。走るのわ止める時ですな急に止めると後続の人達に迷惑が掛かるのでなるべく広場で離脱してください。
マネージャーの皆さんは給水のサポート、怪我をした場合の応急処置等しっかり目を配って下さい。特に熱中症や脱水症状は最悪命に関わるので手を抜かないように。選手の皆さんも練習より命を優先して走って下さいね。
次に短距離の選手達ですがこのミーティングの後松宮高校の高羽先生の元に集まり指示を仰いで下さい。中長距離の皆さんは解散後私の後について来て下さい。
質問はありますか?」
葛葉の紹介もあり私が何故かリーダーとして今室内の小さなタータンが敷かれている空間で指揮をしていた。
頼られて嬉しいが一応私は部外者なのだからそこはしっかりして欲しいと思う。
私の質問に生徒の1人が挙手をした。
「どうぞ」
「練習内容は解散後それぞれ短距離中長距離と分かれてから知らされるんですか?」
「そうね。解散後に練習を伝え、そこからそれぞれのチームに分かれてアップをして貰います。アップの内容なのですが既にこちらが指定したリーダーが居ますのでその子の指示に従って下さい。
もしかしたらこの中にはリーダーが年下って人もいると思うので気分を悪くしたりせずに成長の機会何だなと思って見守って上げて?もし判断に困っていたら先輩として助けて上げて下さい。以上です」
「ありがとうございます」
「はい、他に質問者はいませんか?」
集まった子供達を見渡すが誰も手を上げない。
「いませんね?ならば私からの話は異常です。先生方で話のある方はいますか?」
「ある程度はここに来る前に生徒達に説明はしていますので私達からさありません」
「ならばこれで解散とさせて頂きます。
一気に出ると混雑しますからまずは短距離の方々から外に出て下さい。中長距離の皆さんは反対側の出口から出ましょう」
────────────
「ふぅ……普段人前で演説とかしないから流石に緊張するわね。世の中の校長先生の事少し見直したわ」
「変な所で認識の情報修正あったね」
「噛んで無かったし十分じゃない?」
中長距離の選手達がゴール地点へと集まって行く途中に葛葉と陽太郎と僅かに話せた。
「それに狐雪さんは今日どっち?」
「私は確かに長い時間動くのは好きじゃないけど出来ない訳じゃないからね。今日は葛葉達と一緒に走るわ」
「「マジ??」」
「大マジよ。それより早く並びに行きなさい」
「「わ、分かった!」」
2人は私が指示を出すと既に列がある程度完成していた中にAチームがどれか聞き入っていった。
「準備が早くて何よりよ。
じゃあ早速今日の練習メニューを伝えるわ。アップをA〜Cチームはアップを1時間した後に本練習、Dチーム以下はアップを30分ほど留める事、走るクロカンコースは割としっかりとしたコースだから1時間もしては練習がこなせないとの判断よ
それじゃ本練習だけどA〜Cチームは5000×3のレストは5分、3本終わった後に10分時間を置いて200の刺激を最低5本やって下さい。
設定ペースは1本目はA〜C皆同じで4:00で2本目からタイムに差が出てきます。2本目Aが3:30、Bが3:40、Cが3:50!3本目は更に上がってAが3:10、Bが3:20、Cが3:30です。大変きつい内容となっていますが頑張って行きましょう。
クロカン組はコースがコースなのでペース自体速くありません。Dが4:10、Eが4:20、Fが4:30です。しかしコースはしっかりとクロカンのコースに相応しい内容といるので油断して走らないよう努めて下さい!走り終わった後は競技場内で同じく200×5をして下さい。長い時間走った後は体が遅めのペースに慣れて速く走る事に対応出来ない場合が多いです。これはレースでのラストスパートを意識していますのでただ悪戯に速く走らないようお願いします。
最後に!この集まりは高校生が多いですが中には中学生もいます!無理して高校生に着いて行き潰れてしまっては元も子もありません!!なので無理せず走って下さい!周りの高校生も中学生の子をしっかりと見て上げて下さい!
これで解散となります!それぞれチームのリーダーの指示に従ってアップをして下さい!!」
もう一度解散!というと選手達は散らばって行った。
「いや〜大役を任せてしまいすいません」
「本来は私達が貴女の立場にならないと行けないのですが……」
「構いませんよ。葛葉からの推薦ですしどうせ葛葉から頼み込まれていたのですよね?顔を見れば分かります。
私も大人ですからこのくらい出来ないと子供達に恥ずかしい姿を見せる羽目になります。いやぁ、大人になると恥をかくのがより怖くなるのでこういう場では身が入りますね!」
「確かに大人になって来ると失敗する事が減った分失敗した時の恥ずかしさが怖くなりましたね。
今一度最初から教員をやれと言われたら少し怖気付いてしまいます」
「はっはっはっ!吉崎先生は現役時代の時は勇ましかったのに教員になって牙が抜かれてしまいましたな!!」
「子供達が年々元気になっていくようで……着いていくのにやっとです」
「私もそれなりに歳を重ねたせいか若者の勢いが眩しく写りましてな!今一度汗臭い青春を過ごしたいと思いましたよ!」
「スポーツ少年の青春は大体汗臭いですからな!」
大人陣の談笑が一段楽する。
「ならそろそろ私もアップに参加してきます」
「本当に狐雪さんも中長距離の練習をするのかい?」
「えぇ、確かに短距離もしますが普段の朝練は葛葉と陽太郎の2人と一緒にしているんで私もやりますよ。葛葉と比べれば長い時間走るのは辛くて苦手ですが走れない訳じゃないんですよ。それでは」
一言断りを入れて私はアップを始めた。
リーダーをやらされた氷鉋狐雪
長年の経験から人前に出ても緊張が表に出る事はないが内心は割とドキドキしていた。
先生達の反応から既に自身が体育祭で目立った人物だと知られているのを察知している。
先生達は先生達でウルトラマラソンで世界記録を出した葛葉に会えて割とルンルンであった。
最近押し付ける事を覚えたな?葛葉……
by氷鉋狐雪
ここまで読んで下さりありがとうございます!!
面白いと思った方はブクマ、評価をお願いします!




