表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/226

パーティは不穏か否か10

ぜひ最後まで読んでください!


「パーティは不穏か否か06」において、アランが自分の父にする発言について訂正した箇所があります。内容は変わっていませんが、口調が少し変化しています。

失礼いたしました。


 部屋に入って話し始めてから、一時間ほどが経っただろうか。ちらりと時計を見たダグラスが、口を挟んだ。


「お時間です」


「む、もうそんな時間か。仕方ないな。アグリア、健康に気をつけることだ。何かあったらいつでも頼れ」


「アグリア、体に気をつけてね。たまには手紙ちょうだいね」


 お父様とお母様がそれぞれ述べる。


「ええ。お父様とお母様も、お体に気をつけて」


 ソファから立ち上がって、私たちは固い握手を交わす。


 ダグラスはアランに近づいて、少しだけ微笑んだ。暗殺者じゃない。父親としての表情だ。


「アラン、アグリア様のことを、しっかりお守りするのだぞ」


「わかってるよ、オヤジ。命を賭ける覚悟なら、とっくに出来てる」


 アランも、笑いながらではあるがその目だけは本気だ。


「最低限の被害、最小限の死傷者で戦え。そして、アラン、お前もお前を守れ。お前の主人を悲しませるなよ」


 遠回しに、死ぬな、と告げている。


「そんな簡単に死ぬかよ、このオレが。オヤジの方こそ、くたばったらぶっ殺すからな」


「全く、減らず口ばかりだな、お前は」


 ダグラスは呆れを装っているけれど、息子がいつも通りの調子であることに安堵しているようだ。


「セイラ、アランが無茶をした時は殴ってでも止めてやってくれ」


 セイラに短剣の使い方を教えたのはダグラスだ。

 三大貴族の令嬢の付き人というのは人質に取られやすい。そうでなくとも、若い女性だ。変な貴族連中が寄ってくるかもしれない。

 身を守るためだとダグラスが短剣の使い方を教え始めたのは、セイラがレーランド家に仕え始めて半年くらいだったと思う。


「お任せください、ダグラス殿」


 セイラが最高の笑みで答える。


「おいおい、オヤジ、コイツに辺なことを頼むな……」


 その場に笑いが漏れる。


「さて、そろそろ行かねばな」


 お父様がそう言って、出口に向かう。

 ダグラスが扉を開けると、二人は部屋を出て行く。その後ろをダグラスが追う。

 私たち三人も部屋を出て、見えなくなるまでお父様たちの背中を見送った。


「さて、どうする?」


「パーティはまだ終わっていないようですが……」


「まあ、ヴィルヘイム王子もいるし、行きましょうか」


最後まで読んでいただきありがとうございます。

面白いと思っていただけたら嬉しいです!!

いいね等お待ちしています。


他作品もぜひ。

六波羅朱雀をどうぞよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ