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第7話 アップロード

 さあ、いよいよアップロードするときが来た。Google ドキュメント内のデータを、各サイトに反映する操作だ。

 Google ドキュメントの [アドオン] メニューから、[NovelSync] - [アップロード] を選んで、アップロードしたいサイトを選ぼう。ここにアップロードしたいサイト名が表示されないときは、第2話で説明したアカウント設定をもう一度見直してほしい。


 アップロード先のサイトを選ぶと、自動で当該サイトにログインし、小説の全文を取得し、どこが更新されるかを調べる。これには少し時間がかかるが、気長に待ってほしい。

 終わると、差分一覧の画面が表示されるはずだ。

 




――これはどう見るんですか。


 これは、[アップロード開始] を押したときに、NovelSyncが実行する動作と、NovelSync からの通知を一覧する画面だ。これを見ると、どのような変更が実行されるかを、アップロード前に知ることができるぞ。1画面以上の量になることが多いので、右端のスクロールバーを使って、必ず下までスクロールして確認してほしい。


――ここに出ていない部分は、どうなるんですか。


 変更されない。NovelSync は、実際に変更があった部分だけを検出し、最低限の変更だけを行うようにできている。だから、安心して使うことができるぞ。


 まずは、「変更」のところから説明しよう。ここでは、アップロードによって何が変更されるのかが、左右で比較できるようになっている。左側がいまサイトに登録されている更新前の情報で、右側が新しくサイトに登録される更新後の情報だ。変更のある行は薄い赤と緑の背景が付く。濃い赤の背景の部分が実際に削除されるところで、濃い緑の背景の部分が追加される部分になる。一方、灰色の背景の部分は、変更されない領域だ。


――差分が見えないところがあります。


 変更がない行が続く部分については、「変更なし」と書いて省略してある。長いエピソードの一部を変更した場合に、わかりやすいようにするためだ。だが、省略されたところを表示したい場合は、横の「展開」を押すことで、表示できる。「全展開」ボタンを押すと、1エピソード中の省略されたところをすべて展開できるぞ。「折り畳む」を押すと、最初の状態に戻せる。


――通知というのは何ですか。


 NovelSync があなたに伝えたほうがいいと思った情報だ。たとえば、カクヨムでは予約投稿は最大3週間後までしか設定できないが、それ以後の予約日時になっているエピソードがある場合、「下書き」に自動的に変更する。そのような、Google ドキュメントどおりにアップロードできない場合などに、通知が表示される。


 [重大] あるいは [致命的エラー] が出ることもある。たとえば、タイトルが長すぎて入りきらないとかいうような場合だ。[重大] が出ていてもアップロードはできるが、本当にそれが意図した操作なのか、十分に確認してほしい。[致命的エラー] の場合は、アップロードに進むことができない。


――確認しました。これでアップロードしても大丈夫です。


 ならば、[アップロード開始] ボタンを押すとよい。サイドパネルが開いて、アップロードの進行をレポートしてくれる。


――なんかサイドパネルの中でぱたぱた動いています。


 変更があった差分について、ひとつひとつ小説投稿サイトに接続して、更新情報を送信しているのだ。温かく見守るがよい。この間に、小説投稿サイトを開いてみたい気もするだろうが、もし NovelSync が動作している最中に競合するような変更をしてしまうと、予想できない結果になる可能性がある。アップロードが終了するまで、小説投稿サイトで変更はしないようにしてほしい。一方、Google ドキュメントの側を変更したり、別のサイトへのアップロード操作をする分には問題ないぞ。


――待機中という表示になりました。


 小説投稿サイトに負荷をかけないよう、ひとつの変更を送信したあとはしばらく時間を空けるよう設計されておる。待っていれば、次の更新が始まるので、心配する必要はない。


――時間かかるみたいなので、一旦ウィンドウを閉じたり、PC の電源を切ったりしてもいいですか。


 残念ながら、それはだめだ。そのウィンドウを閉じたり、インターネットの接続が切れると、更新が途中で中断されてしまう。別のタブに切り替えたり最小化するのは大丈夫だ。

 一方、アップロード中に文書を編集するのもかまわない。アップロード操作後の変更はアップロードされる内容には影響しない。また、アップロードの途中に、他のサイトへのアップロードを実行することもできるはずだ。


――完了という表示になりました。


 おめでとう。これで更新は終了だ。小説投稿サイトを開いてみてごらん。すべての更新がされているはずだ。


――もしも更新中にエラーが出たら、どうしたらいいですか。


 エラーはさまざまな要因で起きるので、まずはもう一度アップロードを再試行してほしい。もしも同じエラーが繰り返し出る場合は、作者にレポートしてもらえると、今後のために大変助かるぞ。


――なんだか心配になってきました。もし、間違って更新されて、大事な小説データが消されてしまったりしたら、どうしたらいいんですか。


 心配は無用だ。NovelSync は、アップロード時に必ず小説全体のバックアップを作成し、Google ドライブに保存するようになっている。もし万が一の事態があったとしても、すべてのデータはそこに保存されているので、復活することができる。詳しくは、トラブルシューティングのところで話そう。

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