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一方、ラリーザは
一方、命朽ちかける者がいた。その者の名は、ラリーザ。オランクスが剣でラリーザを脳天から真二つにする。「はああーーっ!!」——オランクスがラリーザを斬撃の乱舞で細切れにすると、たちまちてのひらからエネルギー砲を放ち、ラリーザは黒い塵になってしまう。
闇。虚空の彼方に、ラリーザはただ一人で漂っている。
「……ボクは物をまだ考えられるようですね……ということは、まだ死んでいないということか……」——ラリーザは暗い空間の中で一瞬だけ沈思した——「死にたくはありませんねぇ……死にたくは……ない……。死にたくは……」