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先生からの電話
全国大会が終わって道場で慰労会が行われ私も誘われ参加した。
道場から出場した先輩1人は優勝、また1人は三位に入賞し、先生は満足気だった。
先生が私に対し、「高校受験が終わるまでは自分のペースで稽古しなさい」と言って下さった。
それから、高校合格までは道場から遠のいていた。
翌年、幸運にも両親が望む高校に合格した日、先生から電話があった。
「合格おめでとう。新聞で君の名前を見たよ。先生嬉しかった。心配してたんだよ。落ち着いたら、また道場に来てください」。
私は嬉しかった。「さあ、また空手を頑張るぞ」と思った。
そして、久しぶりに稽古に行った日、先生は
「合格おめでとう、よかった、よかった」と改めて言って下さった。




