ちょっと前進、したような
「はじめまして、ようこそ神ノ読書部屋へ。人の子が来るのは初めてですね」
「えーと、どちらさまで?」
あれ?普通に声が出てる、いやまぁ言葉はわかるから話すことはできたんだろうけど、目線が高い?
「はい、あなたは転生後の肉体の成人時の姿でここに来てます。そちらのほうが都合がいいですよね?」
「なんか凄く便利ですねここ」
周りを見渡すとあるのは本棚と白い空間ばかり。なんかどこかで見たことのある風景だ。
「成人時の姿といってもこのまま成長したらということなので目安程度で考えていてください。保証はしかねますので」
なんですかその詐欺みたいな後付け、結構背が高くて期待しちゃったじゃないですか・・・・。
「あっ、ちなみにあなたはどちらさまですか?」
「名乗っていませんでしたね?ユルトシエラと申します。管理者様からお話はお伺いしておりますのでこちらにいらっしゃるときには私が側に控えることになると思います」
「そんな、わざわざすみません」
そんな僕の言葉にユルトシエラさんは優しく微笑んで応えてくれる。
「気にしなくても大丈夫ですよ。優しき来訪者、これから共に時間を過ごすのですからユルトとお呼びください」
「よろしくお願いします、ユルトさん」
「はい、末長くどうかその生の終にまでよろしくお願いしますね?」
その微笑みは神様と同じように見つめてくるので、どうしよう童貞には眩しすぎて色々アウトだよ。僕が。




