赤青の二つ星
なんとも暑苦しい戦いだった。
「はぁ、進むがいい人の子よ。楽しい時間であったぞ」
「私も、久しぶりにいい時間でした」
回復魔法をかけ服をボロボロにしながらも立ち上げるミネア。それを見上げるようにシグナムは胡座をかいて笑いだした。
「ハハハハハハ!まっこと面白き挑戦者どもよ。まさかこのワシが娘っ子に負けるとは!」
「まだまだ余力があるように見えたけど?」
「ふっ、姫以外は同族以外との戦闘は人の姿で行うのがルール。ならばお前さんの勝ちだ。誇れよ、この白雷を地に這わせたのは世界広しと言えど姫以外は初めてだ」
豪快に笑ってのけるじいさん。やだちょっと、カッコいいよこのじいさん。
「それにそこの小僧、それに智の神とおるんだ。なんとも面白き顔ぶれよ!神殺しといい、人の子も猛者は多いな」
「当然、なにしろあの子は私の主人なのよ?当たり前じゃない」
「ハハハハハハ!愉快愉快、これは姫も楽しめるにちがいない!行けよ人の子!資格は有る!」
その言葉にミネアは微笑むと階段へ向けて歩きだした。
「待ってよミネア!」
その後を追って僕たちもシグナムの横を通って階段へと急ぐ。その時彼はこちらへと一瞥もくれることなくただ笑みを浮かべて目をつむっていた。
「ここが次の階層?」
真っ白な場所に炎と水の柱が四方に昇る不思議な場所に辿り着いた。
「ようこそお客人」
「ようこそ力有る者」
男の子と女の子の双子が中央に現れる。双子でない方が不思議なくらいそっくりな二人。
「シグナム負けちゃったみたいだねー」
「あのじじい脳筋だから楽しんだらすぐ満足してダメだねー」
「双子龍アグナとマグナですね。やはり四支天の二人ですか」
子供に見えても二人から感じる圧力は本物で、先ほどのシグナムと同じだけの力量を感じる。
「誰が挑む?」
「僕たちは双龍」
「欠片の慈悲もない姫の刃」
双子の言葉にミネアが反応して口を開こうとするのをユルトさんが止める。
『謝罪』更新のペースが若干落ちるかもしれません。毎日更新は続けますが数が減ると思います。書溜めたが・・・・・。




