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とある世界の外伝譚  作者: のんのん
旅立ちと川流れ
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準備が必要?

楽しそうに笑うユルトに首をかしげる。いったい何が楽しいのやら。あ、ミネアたちはそんなに呆れた目で見ないでよ!全部師匠のせいなんだから!


「なるほど、リゲルが押すのも納得ですね。流石に酷い」


「一応常識は仕込んでいるのだけどね?なんでかこの子のなかでは、それぐらいでも私には敵わないらしいわよ」


「ファン、おバカ?」


失礼な。でもアルトネにならおバカ認定もあり。そのあざといくらいの首の傾げ具合は最高です。


「わかりました。依頼は任せます。だからせめて地形は変えてこないでくださいね?過去に何処かのバカが平原一つを穴だらけにしましたから」


「大丈夫よ、そこはしっかり歯止めを効かすわ」

過去にそんな人がいたのかー。あれ?そう言えば昔曾祖母が戦争で平原ごと敵の部隊を殲滅したってミネアが言ってたなー。


「それでは頼みましたよ?期限は特に決めていませんから頑張ってください」


「え?攻略ってどうしたらわかるんですか?」


「初回攻略はその場とギルド本部に石盤が表れる。冒険者のステータスカードか指針の歴盤でもその記録は見られる。もしくはダンジョンマスターの討伐、または服従で魔方陣の描かれた特殊なコアが生成される」


何その便利な確認手段。不正できないじゃん。ある意味厳しすぎるよ!


「あぁ、それとなるべく素材等は持ってきてくれると助かります。この町の冒険者は多いので」


「わかりました。なんとか頑張ってみます」


いざ、はじめてのダンジョン攻略!楽しみだな。ようやく僕は異世界ファンタジーの醍醐味に足を突っ込んだ。

そして宿に戻って明日からのダンジョン攻略の準備を始める。



「荷物は食糧とその他もろもろは僕のポケットホールに入ってるのを持っていけばいいかな?」


その一言にミネアとアルトネの動きが止まる。あれ?言ってなかったっけ?


「ファン君、あなたポケットホール使えるの?」


「うん、師匠が使えると便利だからって。サバイバルの時にはお世話になったよ」


その言葉にミネアは今度こそ肩を落としてため息を吐いた。あっ、そういえばここに来るまでは普通に旅行用のカバンを使ってたね?準備が楽しかったから忘れてたよ。


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