ギルドへ
「ごめんなさい。この件が落ち着いたらしっかり話すよ。家族だからミネアに隠し事をしたくないんだ」
「それは兄さんたちにも、よ?」
「うん、わかってる。ありがとうミネア」
多分みんな知ってるんだよね。僕に聞いてこないだけで、僕が話すことを待ってるんだよね。
「さて、それじゃ最後に・・・・神剣ってどういうこと?」
「それは私から説明しますね。神剣は鍛冶師がその剣としての名と神剣としての名をつける場合と神剣の名を選ばれた者や神がつける場合があります。その時に神剣の名、神銘をつけたものの一部を糧として力に変えます。今回はファンの力が大きかったので神剣としてのランクが一つ上がった形ですね」
へー、神剣って色んな作られ方があるんだなーと感心している横でアルトネが震えている。
「それは、私の剣が神剣になったということ?」
「えぇ、それもその中でただ一振りの大神剣へと昇華してます」
「そう、ようやく・・・・私も辿り着けたの」
ユルトさんの言葉にアルトネの瞳から雫が落ちる。その意味はわからないけど、彼女の言葉から伝わってくるものはあった。
「神剣がマージから出たのは1400年前、最も古い神剣だったから彼女も色々あったのでしょうね」
「そっか、なら僕のしたことも無駄じゃなかったね?」
「ありがとう、ファン。あなたに感謝を、私たちの1400年は無駄じゃなかった」
んー、感謝されるのはなんだか照れ臭い。ただ一人で恐怖からヤケを起こしていただけだし。
「ふー、よし。説明も全部聞けたからもういいわよ、ファン君」
「はーい!」
足がしびれるけどそこは男の子、我慢して立ち上がる。
「いきましょうか。当初の予定通りに」
「え?どこへ?」
「ギルドよギルド。人が増えたからお金がいるでしょ?」




