どうなる?どうなるの僕!?
「しかし、この子には角がないのだな」
「ようやく気が付きましたか兄さん、愚かですね」
「え!?そんなにさらっと罵倒しないでよ!今まじめな話が始まるところだったでしょ!?」
やばい展開か?これは落ちこぼれ捨て子ルートへと入ってしまう感じ!?現代っ子が厳しい世界を生後一日で生き抜くなんて無理だよ!ヤバすぎるよ!
「えぇ、きっとお婆様の血が入っているのね。強烈なお人だったから普人族の血が濃く出たのね、私と同じ髪の色でも若いころのお婆様に似て濃い色をしていますし」
「うっ、あのとんでも婆さんの血か・・・・それは角が生えなくとも不思議ではないな」
ん?なんだか僕が思っていた世界と違う?普人族って人のことかな?角があるってことは魔族だよね・・・・あれ?女神さまはこの世界は危険だって言ってなかったっけ?
「それは彼女があの時代でも英雄に数えられていたのだから当たり前のこと、すぐに気づかない兄さんはやはり愚かです」
「ボロクソいうな・・・・まぁそういうミネアもこの子が生まれて嬉しいのだろう?いつもより喋るではないか」
「あれ?私とお話しする時はいつもミネアは饒舌よ?」
母親のその言葉に空気が凍る。なーむ。だけど・・・楽しそうな家族でよかった。まだよくこの世界のことはわからないけど今度も楽しく生きられそうだ。
「ぐすっ・・・・俺は血の繋がった兄なのに・・・・・」
どんまい父さん。




