嫌いって言葉で死ねると思う
昼前、屋敷の前で両親たちとの別れを行うこととなった。一応時空間魔法でいつでも帰ってこられるんだけどね?
「あまり無理をするなよファン、いつでも帰ってきていいからな」
「うん、師匠には色々教えてもらったから」
「普通は教えてもらっても使えないものなんだがな」
それは神様に色々もらってますから。チート仕様だよね!
「いやになったらすぐに帰ってきてね?なんならこのまま出ていかなくてもいいのよ?」
「さすがにそれはできないよ母さん、大丈夫だって」
「いつの間にか喋り方も男の子っぽくなって・・・・子供が成長するのは早いわ、ほんとに」
そりゃいつまでも他人行儀な喋り方はダメだと思ったからね。家族なんだし。
「にぃー!わたしもいく!」
「いやー、ハバネは連れていけないよ?危ないからね、色々」
「うー!にぃー、ダメ?」
うっ、いやいやダメだよ僕!ハバネに万が一があったら死んじゃうよ僕は。
「ハバネ、お前は弱いのだからファンと一緒に行っても枷になるだけだ。おとなしく私たちとここで待とう、な?」
「パパきらいー!わーん!にぃーもきらいー!」
「えっ?ちょっ!?待ってハバネ、パパを嫌いにならないでー!?」
泣きながら屋敷へと走っていくハバネ。死にたい。嫌いって言われた。もう死ぬしかないかな・・・・ぐす。
「また帰ってきてかまってあげたらいいよ。しかたないことよ、大好きなお兄ちゃんが出ていっちゃうんだから」
「わかってるよ、心配してくれてありがとう」
「なら大丈夫ね?それじゃユノ様、行ってまいります」
こうして、僕とミネアは屋敷から旅へと出た。はぁ、ハバネに嫌われた。死にたい。
次回から旅編スタートです。
ようやく始まった・・・・。




