生まれました、そして格差を知りました
あったかい、てかぬめぬめしてる。あー、赤ん坊からとか言われたからそりゃぬめぬめか。
「おぎゃーーーーー!」
絶叫がこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
「ユノ様!元気な男の子です!」
「あぁ、私の坊や」
「おぉ!なんて可愛いんだ!やっぱりユノに似て可愛い子だ!」
うーん、目を開けてないのにすごい色とわかる。なにがって?髪の色です髪の色。なんというか青?男で青?てか角生えてません?メイドさんにもすごく綺麗な深紅の角生えてますやん。ベッドのお母さんであろう人には悪魔みたいにごっついの生えてますやん!てかみんな美形!もういやん!
「おぎゃーーー!おぎゃーーーーー!」
「おぉよちよちパパでちゅよー」
いやあああああああ!むさいーーーー!ひげいたいーーーー!
「おぎゃーーーーー!おぎゃーーーーー!」
「うぉっ!すごい元気な子だな!」
「兄さん、多分坊っちゃまは兄さんに抱かれたくないのかと」
メイド服を着ていた女性が横から僕を奪い去り抱き抱えてくれる。凄く、いい臭いがします。そしてなぜ目を開けてないのに僕は回りの景色が見えているのだろう、幽体離脱でもしてるのかな?
「せっかくの我が子に早くも嫌われる!?」
「あなたは少し暑苦しいですからね」
「そんな!?」
うん、たいへん暑苦しい人だな俺の新しい父親は。




