渡る現実鬼ばかり…(泣)
君はこの世界をどう思っているかい。
僕はこの世界を生まれた時に決まってしまっている理不尽な世界だと思っている。
僕の名前は『小山 伊織』。
友達はちゃんといると思う。(い、いるよ!ちゃんと…多分)
彼女はもちろんいない。年齢=彼女いない歴である
孤独を楽しむって決めたからだけなんだからねっ
という感じの僕が通うのが飛咲高校である。ちなみにこの高校は駅から徒歩2
0分の丘にある比較的に新しい学校である。
そして僕のクラスが3階の2-5のこのクラスである。
「おはよう」
「…」
もちろん挨拶は返ってこない。
いつものことだ。気にしたら負けである。
僕はさっさと自分の席へ向かう。そして…寝る。
これがいつもの僕の日常である。
悲しくはない孤独を楽しむって決めたから。さっきも言ったよね、これ…
『キーンコーンカーンコーン』
チャイムが鳴り、全員が席に着き先生がやってくる。
「起立、礼、着席」
クラス委員長が号令をかける
このクラス委員長は『佐野 香子』性格○ 成績○ 容姿○ 胸×←(ここ重要)という
完璧な美少女である。そして、このクラスで唯一僕に話しかけてくれる人で
あり彼女には今まで何度も助けてもらったことがある。
たとえば、教室移動の授業の時に僕を起こしてくれたり、授業中に教科書を
見せてくれたりだとか。
≪それは委員長の仕事だからだろ(笑)≫
とか言わないでくれるかな!!これでも結構嬉しいんだから...
でも私用で話したことは一回しかない。しかも、それも朝の電車の中で寝て
いた僕を起こしてくれた時のお礼として話したときだけ
しかも...
「さっきはありがとう。おかげで遅刻しなくてすんだよ」
「そう、それは良かったわね。私の迷惑になるから、これからはやめて頂戴。分かった?」
「はい、すいませんでした」
(そう、気付いた思うが佐野さんは怖い。冷徹な鬼軍曹といってもいいほど怖い。なので裏では魔王として恐れられているのは内緒だ)
特別なことが起きることを祈りながら、毎日学校に来ている僕の一日が始まった。