夢でした!?
読んでくれると光栄です
一緒に過ごした・・・
和人は朝起きると、気持ちの良い日差しにあたっていた。しかし、和人は気持ち良いなど思わなかった。それは、昨日はあんなことがあったのだ。和人と同じ感情の人が気持ちの良いなんて思うやつはさほどいないだろう。
和人は、リビングに向かおうとベットを降りる。すると、リビングから声が聞こえる。聞きなれた声だ。和人は恐る恐るリビングを覗くと、そこには、奈津美、真人、奈々美がいた。和人はまた自分が逆の意味で壊れたかのように、唖然とする。
すると、和人の存在に先に気づいた奈々美がおはようと声をかけそれに皆が沿って挨拶をかわした。
真人は和人が何か変だということに気づく。
「和人、どうした?様子がおかしいぞ」
「いや、大丈夫だが、お前たちは大丈夫か?」
和人の言葉はみんなに対して馬鹿にしてるように聞こえた。
「ああぁ、俺たちは大丈夫。どうかしたか?壊れたか?」
真人が苦笑いしながら答える。
和人は今の場を理解できていない。和人は首を何回か傾げる。
「お前昨日爆睡して寝てたぞ。しかも、結構唸ってたし悪い夢でもみたんか?」
夢・・・和人はその言葉が体全体に響きわたる・・・。
あれは夢だったのかと思うと何となく今の現実を理解できてきた。
「あれは、夢だったのか・・・よ・・よかった」
「夢?ってお前やっぱ夢見てたんか。どんな夢だ?」
「そこには食らいつかないでくれ」
和人は、少し顔を赤くして言う。
あっ!と和人は何か言いたがっている。
「どうした?」
「今日は学校なんじゃ・・・」
「今日は休みだけど」
和人はまた理解できない言葉が頭の中に入ってきた。首を傾げ目で教えてと真人を見る。
「学校にトラックが突っ込んで、学校ほぼ破壊状態だってさぁ」
「え?うちの学校結構広いよね?たった一台じゃ・・・」
和人は疑問に思いながら真人の返事を待つ。
「確か・・・・、七台」
この言葉を聞いた瞬間思わず飲んでいたコーラを吹き出していしまった。常識ではありえない事故だったからだ。
「ってことだ。今日も明日もいっとき休みだ。だから皆で出かけようと思ってんだけど和人はどうす る?」
「俺も行く」
と和人も答える。だが、どこに行くかは決まっていないそうだ。このままどこに行くかの話が三十分程度続き、奈津美がゲームが出来る場所に行きたいというが、ゲーセンではダメらしい。どこかないかと諦めかけたとき、奈々美が、
「確か東京の方にAngel worldっていう人の脳をプログラム化させてゲームの中に入れるという次世代 ゲームがあるらしいですよ」
だが、あくまでも奈々美にとっての噂だった。だが、皆は面白そうだなっと答えるばかりか、そこに行こうと言った。奈津美は
「行かないで後悔より行って後悔だよぉ~」
と言いはしゃいでいる。確かになつみの言うとおりだった和人たちは東京に行くことにした。
だが、今日は飛行機の時間も遅く行けなかった。
「ただ、もし東京行くんなら、宿泊していこうぜ」
と喋りかける真人。それにはみんな賛成した。なので、今日はすぐ解散して、明日和人の寮に八時に集合となった。
和とも準備をしていると、さっきまで賑やかだった部屋はもう静かになっていた。
「でも、あれが本当に夢で良かったぜ」
と和人は独りでにつぶやく・・・
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