第2話 その6
[社長!大変です。うちのセキュリティーが破壊されています][何だと!修復しろ!問題は揉み消せ!全てだ。クレームもだ。全て排除しろ]
[おはよう。恭平君][アア。ウン][どうしたの?][イヤ。昨日の話さ。警察か突入したろ?ニュース見たら何も出てこなかったんだって。隠蔽したらしいよ][知らないの?セキュリティーが破壊されたのよ。昨日。そのうちボロが出るわよ][またやったんでしょ?ミサトさん。何だっけ?][内緒よ。極秘なんだから。ステラ部隊は][そうだったね。行くと思ってたよ。アッマユミさんだ。オーイ!][おはよう。ミサト、恭平。昨日はありがとうね。懲りたわ][良いのよ。恭平君。たまにはデートでもしてあげたら?学校なんかサボってさ。出席位任せてよ。行ってきなさい][エーッ!デート?…………どうしよう。全く散々だよ。二人に付き合うとさ][いいから行きなさいな。ネッ!]ミサトは恭平を押した。
[ネーッ。マユミさん。デートって何するの?したこと無いや][教えてあげるわ。行きましょう]
[社長。大変です!警察がうちの隠蔽に気づきました。もう終わりです][ヘナヘナヘナ。ナッ………何者の仕業だ!][ステラ部隊のアカツキ][ヒーッ!ステラ部隊だと!何故、公務員がこんな所に!][わかりません]
[タナベ!ネタは挙がっている!人身売買をしているな!出会い系サイトと称して!来てもらおうか][………わかった………]会社から連行されるタナベ。人混みの中、ミサトはいた。[アッ………あいつは…………]親指を下に下ろすミサト。[キッサマー!][暴れるな!おとなしくしろ!]一人の警官がミサトに近づき耳元で囁く。[ありがとうございます。アカツキさん][それはネット社会での話でしょ?今は赤城ミサト。ただの女子高生よ][そうだったな。我々も負けてはいられない。全国に広がるステラ部隊の輪も。またご協力お願いします][今回の報酬は要らないわ。また仕事下さいね。女子高生は基本的に暇で。退屈でね][そうだったな。それじゃー。また頼むよ]ミサトは軽く会釈をし会社を後にした。
こうしてミサトの事件は解決した。
第2話 孤高の女子高生完結。