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第2話 その2

赤城ミサト。どこにでもいそうな普通の女子高生だった。彼女の別の名をアカツキ。ネット社会で戦うステラ部隊の一員だった。






今日も暢気に携帯音楽プレイヤーを聞きながら渋谷の町を闊歩していた。





[アッ!恭平だ!キシシシッ。ダッダッダッダッ…………ラリアー!おはよう。ダーリン君。お元気?][イッテッテッテッ…………ミサト!朝からラリアットかよ!たまんねーぜ][アラ?ありがたく思いなさい。私のダーリン君なんだから。好きでしょ?私の事]腕を組み、恭平を見下す。[カッハッハッハッ!ひれ伏しなさい!]





二階堂 恭平。財閥の御曹子でミサトにからかわれる日常も見慣れた光景だった。





[性格さえ良けりゃ、お父様に紹介できるのになー。誰だと思ってるんだよ。御曹子だぞ!][オンゾウシ?何それ?オカシみたいなもん?美味しいの?][………何でも無いよ。学校遅れるぜ。急ごう。あの竹刀親父が時計を気にしている][関係無いわよ。あのタコうるさいもん。ミサト必殺の飛び膝げりで巻けるわよ。見てなさい][チッ………ちょっとまずいって!先生に飛び膝なんて!]




二人は学校に走る。





[カチッカチッ…………お前ら!遅刻だぞ!3、2、1…………][ウオーリャー!ミサト奥義!ヒーッサーツ…………ジャーンプ!かーらーのーキーッ!……………セーフ!]





ドンガラガッシャーン





[先生!すいません。間に合いましたよね。ジャー]恭平は一礼して教室に入る。[グヌヌヌッ…………ブアッカモーン!赤城!追試ダーッ!]三人の追いかけっこ。コレも見慣れた光景だった。グラウンドの三人にヤジを入れる生徒。




[ハーッ!ハーッ!ダメだ。追いつかない。バタンキューだ][アーッ!先生!早く水を!][イェーイ!完全勝利!50連勝!先生。お疲れさん][グヌヌヌッ…………赤城!アーッダメだ。保健室へ運んでくれ…………]





校内では授業中に携帯電話やら音楽やらをいじっている生徒が沢山いた。




ある日の事だった。[ミサト。暇?良いの見せてあげるよ。ジャン!新しい彼氏!どう?イケメンでしょ?][マユミ。どうせまた出会い系でしょ?ソリャーイケメンよ。良くできた合成ね][マタマターッ。僻み?羨ましいからでしょ?結構出逢えるよ。コレ。紹介しようか?][興味無いもん。良いわよ。で、また早退?][ウン。アッ出席の代弁お願いね][ホイホーイ。いってらっしゃーい]





[どうしたの?ミサトさん][ン?デートなんだって。また。マユミの奴、懲りないの。で、被害に逢うの私なのに!ネーお願い助けてーってさ][イヤなら、いい加減、縁切りなよ。ミサトさん。おかしいよ][気にしているのよ。幼馴染みだし。よく昔、三人で遊んだじゃない?][縁か?懐かしいよね。よく遊んだよね][だからよ。多分、嫉妬なのよ。私達が仲良くしてるから。関係はあるのよ][そうか。複雑なんだね。恋愛って][たまにはご飯とか行ってあげなさいよ!お金持ちなんでしょ?あるじゃない。お父様の料理屋さんとか。フレンチのフルコースとか。そうゆうのよ][俺か?何で?][いいからあんたがいけないの!逆らう気?][まあそうかもな。考えとくよ。授業始まるよ]






この幼馴染みマユミが事件を持ってくる。





続く

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