20th 復活の狼煙
復活の狼煙
詩:遍駆羽御
太陽に手を伸ばし その熱に焦がれて焼かれたとしても
天へと焦がれる 激しい焦熱と執念
見開け すべからく 心理を読み解く聖人ぶった精神で
人生なんて一度しかない大博打
弱気になって ガードレールを気にした走り方をしてたら
頂点にいつまで経っても辿り着きゃしない
アクセル踏み込め 覚悟を決めろ 決めたかい?
「行くぜ 死か 栄光かの分岐点まで突っ走れぇええええええ」
助手席に従えるは 命知らずの女神様
究極にしか興味ない刹那の成功を夢見て 僕と君は再び 手を組む
その瞬間 構築される稲妻よりも鮮烈な 風よりも強い動力が――――
脳天から各部パーツへと注入される……
「行くぜ 後悔なんて五十年後 死ぬ時まで置き去りにしてけぇや!!!」
風景が急激に変わる トンネルの暗闇 転落した先の朝霧
ボロボロの車体のまま 坂道を再び 登る
まだ 登れる限り エンジンを止めるなと無言の肯定
人生なんて一度しかない大博打
弱気になって ガードレールを気にした走り方をしてたら
頂点にいつまで経っても辿り着きゃしない
アクセル踏み込め 覚悟を決めろ 決めたかい?
「行くぜ 死か 栄光かの分岐点まで突っ走れぇええええええ」
「中途半端な生は要らない。欲するは最高の死。止められないよ、胸に宿る情熱」