命削《ソウルアルケミスト》小隊
『戦争奴隷が数匹消えたところで何も無いっていうのにありがとうございます。偽善者援護職《ジャッジメンター》様』
皮肉混じりの返答が、ミストリアの心を刺した。
公暦12年
惑星アマルフィにあるとされる「宇宙聖遺物《ギャラクシーファクト》」を求め、列強諸国はその獲得に尽力を注いでいた。
高次元エネルギーを秘めるそれの獲得は、地球での覇権を意味し、宇宙聖遺物争奪戦は九十五の行政区からなる「アルツフォネア帝国」の勝利で幕を閉じた。
それから月日は流れ公歴五十七年。
突如現れた謎の生命体「レヴィ」による侵略を受ける世界は滅亡の一途を歩んでいた。
そんな中、宇宙聖遺物《ギャラクシーファクト》を獲得した帝国は、実に四十五年の月日を費やし、ある兵器の開発に成功していた。
その名は「命削《ソウルスクレイプ》」
人血を流すことなく軍事行動を遂行するために開発された人型戦闘兵器。
帝国はこれを対レヴィ兵器として運用すると、その脅威を戦死者ゼロで退けていた。
――かに見えていた。
皮肉混じりの返答が、ミストリアの心を刺した。
公暦12年
惑星アマルフィにあるとされる「宇宙聖遺物《ギャラクシーファクト》」を求め、列強諸国はその獲得に尽力を注いでいた。
高次元エネルギーを秘めるそれの獲得は、地球での覇権を意味し、宇宙聖遺物争奪戦は九十五の行政区からなる「アルツフォネア帝国」の勝利で幕を閉じた。
それから月日は流れ公歴五十七年。
突如現れた謎の生命体「レヴィ」による侵略を受ける世界は滅亡の一途を歩んでいた。
そんな中、宇宙聖遺物《ギャラクシーファクト》を獲得した帝国は、実に四十五年の月日を費やし、ある兵器の開発に成功していた。
その名は「命削《ソウルスクレイプ》」
人血を流すことなく軍事行動を遂行するために開発された人型戦闘兵器。
帝国はこれを対レヴィ兵器として運用すると、その脅威を戦死者ゼロで退けていた。
――かに見えていた。
プロローグ その存在は夕日に燃える
2022/06/10 16:10
(改)
第一話 想い
2022/06/15 15:18
(改)
第二話 命削の正体
2022/06/15 19:16
(改)
第三話 神種型レヴィ
2022/06/16 12:45
(改)
第四話 ジャッジメンターとして
2022/06/17 21:58