国際情勢
テレビの報道だけでは全く掴めない国際情勢ですが、報道管制でもあるのでしょうか?
アメリカのヒューストンにある中国領事館がアメリカ政府から閉鎖命令を受け、撤退に向けて大量の書類を焼却処分しているそうです。
そして対抗措置として、成都のアメリカ領事館にも閉鎖命令が出されているとも。
アメリカ政府は先日、我が国の周辺海域に長期間滞留している中国公船を念頭に置いて「尖閣諸島は日本政府の施政下にあり、日米安保条約に基づいて防衛出動する」と明言しています。
それと前後して中国側は、我が国の尖閣諸島周辺から我が国の船を排除するよう命じて来たと、国際ニュースで報道されています。
こうした経緯を踏まえて考えて欲しいのですが、我が国政府は五輪開催に向けて「入国要件を緩和する検討を始めたい」と発表すると報道されました。
我が国で疫病が蔓延しているのは、一月に感染爆発していた地域からの旅行者をザルのような検査体制で入国させたのが原因です。
現在も感染拡大が続くのは、国内移動の制限を緩和したことが原因です。
五輪開催に向けては逆に入国要件を厳格化して感染拡大を防ぎ、国内移動にも徹底的な対策を施すのが常識的な対応です。
我が国政府の対応を見ていると、政治センスが全く感じられません。憶測ではありますが総理自身の考えではなく、周辺の次期総理大臣候補者に任せているのではないでしょうか?
こうした政治センスの悪い人しか後継者がいないとすれば、朝倉宗滴が亡くなった後の一乗谷のような末路を迎えるでしょう。
せめて、戦前の平沼騏一郎や松岡洋右が国際情勢を読み間違えて失敗したような愚は繰り返さないで欲しいです。