巨大化と大群
最近、ホラー小説の執筆で調子を崩しています。更新時間にバラツキがあるのは、その影響です。不慣れな事柄は程々にしないとなりませんね。
そのホラーの定番の一つが、生物の巨大化、或いは大量発生です。
ヒッチコックの『鳥』は、何種類もの鳥の群れが次々と襲い掛かって来る物語で、言い知れぬ不安感と恐怖が見る者に押し寄せます。
『スクワーム』、『ザ・ネスト』などは凶暴化した虫が大量発生して人類を襲う映画で、恐怖よりも生理的嫌悪感が勝ります。
『巨蟲列島』という漫画は、昆虫が巨大化して人々を襲う内容で、その生態などを緻密に描くことで、より恐怖感を煽ります。
『巨大蟻の帝国』や『キラー・アンツ』のような蟻を巨大化させた映画は、巨大化と大群のダブルパンチで恐怖心を増幅させます。
インターネット上には洒落にならない怖い話が幾つかありまして、その一つに「蟹風呂」があります。
グロ注意なので耐性のない方は絶対に読まないで下さい。
小さな生物でも「戦争は数だよ」が実感できます。
他には、品種改良して獰猛になった生物が人類に牙を剥く『ピラニア』や、遺伝子操作による合成生物なども物語の定番です。
その合成生物が活躍するのが『テラフォーマーズ』です。
ホラーではありませんが、傑作と言えます。
ファンタジー世界でもモンスターとして巨大化した動物が襲い掛かって来ます。
巨大蟻、巨大百足、巨大蜘蛛、巨大蚯蚓、巨大鼠、巨大蛙、などなど大きくすれば、何でもモンスターです。
人類にとって昆虫は天敵になるとの主張も一部にありますが、内骨格の我々人類と、外骨格の昆虫ではその生態も大きく異なります。
ですが、その社会性を調べると人間社会にも当てはまるような事例があると言いますから不思議です。
進化の収斂の結果かもしれませんね。
虫嫌いの方々には昆虫などの巨大化や大群は拒絶反応が凄いでしょうけど、「チャワンムシ」だけは拒絶反応が少ないと思います。




