81話。毘沙門天、色々考えるの巻。
久々登場の軍神様。武田が滅んでも越後周辺は色々あるもよう。
越後国春日山城。
信長と姫様が悪巧みをしているのとほぼ同じ頃、最近は毘沙門天堂に篭る回数も減り酒の量も気持ち少なくなってきて、やや健康状態が良くなっている越後の軍神こと長尾景虎もまた、京での変事(珍事?)の報を受けていた。
「細川兵部大輔の逐電。これについては筑前守暗殺の責を負ったと言うならそれで良い。(て言うかアイツ、挨拶の際に私が頭を下げているときや饗応の席でもなんか公方様と目で会話をしてたり、然り気無く自分達にしかわからないような仕草をしたりして仲睦まじくしていたのは知っていたぞ。だから罰が当たったんだ。ざまみろ。そしてありがとう毘沙門天様)関東の伊勢(北条)についても、今は動きが無いようだから放置。残る問題は信濃だ(って言うか、連中はどうでも良いからまずは三河守さんだよ!早く何とかしないと……)」
「信濃、にございますか?」
「そうだ。(他に何が有るって言うの?関白殿下が関東がどうとか言ってるけど、そう言うのは守護様に言ってよね!)」
主君である景虎様には自分達に見えていないモノが見えているのは知っているが……北信濃を狙う晴信が消えた今、信濃に問題が有るとは思っていない定満としては景虎の言葉に首を傾げざるをえない。
実際問題、細川兵部大輔に関してはこちらに来ない限りはどうしようも無いし、関東の伊勢も今川と敵対したことで長尾と今川と言う大勢力を相手に、二正面作戦を展開する必要が出たことで、戦略の練り直しを行っているのだろう。現在は目立った動きは見せていない。
ならば我々の懸念は一向門徒がのさばる越中か、ちょくちょく手を出してくる蘆名に有ると思うのだが……何故信濃?
今まで無償の手伝い戦に使われてきた揚北衆も、前の信濃攻めによる領地の拡大から来る褒美を得たことで、随分と溜飲を下げたようだし、てっきり国内を固めて公方の上洛要請に応えるつもりかと思っていたのだがって…………それかっ?!
「なるほど。確かに信濃は問題ですな」
数百人で船を使って上洛するならまだしも、軍勢を率いて越中だの加賀を抜けるのは現実的では無い。ならば越後→信濃→美濃→近江→山城と言うのが進路となるが、現在の信濃は村上と小笠原が居る北信濃と、織田が居る南信濃。さらに斎藤が居る西信濃と分割されている。
この中で問題なのは南信濃……ではなく、西信濃だ。実際はその背後の美濃なのだが、現在は公方の味方である美濃斎藤家を悪し様に言ってしまえば、義が立たぬとお考えか。
微妙な配慮では有るが、それでも一切家臣を省みないよりは数倍マシである。主君の成長に嬉しさと一抹の寂しさを覚える定満だが、当然主君である景虎の考えは違うところに在る。
「定満も気付いたか。一刻も早く対処せねばなるまい。(雌猫が三河守さんを知ったら絶対に手を出すはず!三河守さんは優しいから、雌猫みたいな狡猾な奴にしたら良い餌。いや、そんなに軽い人では無いけど、でも優しいから……)」
そう。景虎は現在信濃において武田に従っていた国人を纏めている千寿が、信玄に (性的に)狙われる事を警戒していた。
まぁ完全に手遅れだが。
ちなみに未だに景虎が信玄の側室入りを知らないのには訳がある。
それは千寿が側室を取ったと大々的に喧伝しなかったことと、景虎自身が「もはや晴信を探る必要無し」と判断して、対武田用に使っていた軒猿たちのリソースを関東方面に向けた為だ。
結果として信濃方面は村上や小笠原に任せることになっているのだが、その彼らも今は北信濃の復興に忙しい。
更に、今の自分達がそうなので「人手が無いから動けないし、北信濃よりも甲斐に注視する必要が有るので心配は無用です」と言う千寿の言葉を信じていたと言うのも有るし、村上や小笠原にとって一番の懸念である晴信が三河に移ったので、南信濃に関しては最低限の備えしか置いていないのだ。
そのため、南信濃に関しての情報が越後まで上がってこないと言う状況になっていた。(景虎が問い合わせても『変化無し』と言う返事しか返ってこない)
ついでに言えば信玄が防諜体制を整えてから三河に移ったと言うのも有るが……これについてはそもそも探りを入れていないため気付くのは難しいだろう。
ついでのついでとしては、軒猿から南信濃を探るか?と問われた際に…
「三河守を探る?不要だ。お前たちは関東の伊勢に当たれ(そんなことして嫌われたらどうするの?お前が責任取るの?責任取れるの?!)」
と言う軍神様からの命令があったことも、決して無関係では無いが。
まぁそんな感じで南信濃の情報が無い軍神様だが、天才的な閃きで千寿の近くに晴信が接近する気配を察知し、警戒しているのが現状である。
「確かにそうでしょう。しかし対処と言われましてもなぁ」
定満としては公方の為の上洛なんざ御免だし、近衛が言うような関東制覇も「戦も統治も知らぬ公家が、簡単に言うな!」と言う思いしかないので、現状のように「動けない」と言うのはある意味で良い状態だと言う思いがある。
また国人衆も、態々関東へ乱捕りをしに行くくらいなら、今は貰った褒美で領地経営をしたいと言うのが本音だ。
そんな中で上洛の為の下準備にもなる西信濃への介入はしたくない。と言うか、それをすれば間違いなく北条や蘆名が動くはずだ。
「うむ。簡単ではないのはわかっている(私がさっさと隠居出来れば良いんだけど、私が三河守さんのところに行ったせいで越後の奴等が三河守さんに迷惑をかけたら、私が嫌われちゃうからね。だから家出はダメ。しっかりと兄上か姉上の子である喜平次に跡を継がせてからじゃないと。だけど兄上は国人に嫌われてるし、喜平次は小さすぎる上に家の関係が有る。くそっ!姉上が嫁いだ先が上田長尾家じゃなければ……)」
姉が嫁いだ上田長尾家は諸事情により守護にも嫌われているし、越後の国人衆からも信用が無い。その為、景虎が幼い甥である喜平次(景勝)を後継者に任じても周囲は納得しないだろう。
その結果、ずるずると越後に縛られて夜中に一人寂しく琵琶を弾きながら酒を飲むことになるかもしれない。
そんな将来を認めたくない景虎は、何とかして自分が越後から出ても三河守に迷惑を掛けないような状況を作りたいのだが、今のところ完全に手詰まりである。
「御実城様……」
珍しく主君が苦悩しているのを見た定満としては、上洛はさておき、西信濃への介入を越後の利へと変えようと知恵を絞る。
普通に考えれば義龍を従属させれば済む話だ。だが、義龍は親殺しをして家督を継いだ者である。率直に言って信用出来ない。
景虎も晴信が父親を追放して家督を継いだことを非難し続けていたことを考えれば、義龍を信用していないと言うのは考えるまでもないことだろう。
それに、奴を従わせて上洛した際に、もし奴が三好の命令を受けてこちらの後背を突けばどうなる?いや直接兵を向けなくとも、補給や越後との連絡を絶たれただけで越後勢は孤立・崩壊してしまう。
それに畿内の連中は越後勢が手柄を立てることに対して、必ず不満や文句が有るはずだ。それが表面化するのは三好との戦の中。とくに危険なのは勝ちが見えたときであろう。
どうせ公方は『御苦労』とか言って適当な官位を与えることで済ませようとするだろうから、奴は良い。実城様もそれで良しとするやもしれぬ。だがそれでは越後勢も不満に思うだろうし、我らに手柄を独占される形となる六角や斎藤は尚更だ。(定満も斎藤や六角がまともな戦力になるとは考えていない)
一番の功労者である御実城様が褒美を貰えないとなれば、参陣しただけの連中に褒美など有るまい。完全な手伝い戦よ。
結果として我らが切り取った土地は幕臣に与えることになるだろうが、幕臣は戦すらしておらんのだぞ?それに能力も無ければ家臣も居ない。
今まで公方に仕えて一緒に管を巻いていたと言うだけで領地を与えるなど、正気の沙汰ではないわ。
そんな事をしたら諸将は公方に対して不満を抱くだろうし、三好がそれを放置することはない。それを考えればやはり危険なのは戦が佳境に入った時か、帰還の少し前。
反董卓連合の際の孫堅のように、兵糧を絶たれ、疲弊したところに六角や斎藤から追撃を受ける可能性が高い。
もしかしたら都合の良い駒を失った!と後から公方が騒ぐやも知れんが、儂らが滅んだ後からでは意味がない。
所詮は兵力を持たぬ公方には奴等を止める力など無い。六角も斎藤も、三好が消えた後の河内や摂津、伊賀大和等の領地を前にすれば我らを敵に回すことも厭わんだろうよ。
そしてそれは伊勢や蘆名、越中や加賀の一向衆とて同じこと。特に伊勢は我らを畿内に封殺するために様々な手を打つはずだ。そうして畿内から戻れなくなったなら、関東や越後の切り取りを行うはず。
つまり軍勢を率いての上洛は長尾にとっての最悪手に他ならぬ。
ならば上洛以外に役立てる方法を探さねばならぬが…………ふむ。ここは誘うとするか。
「まずは駿河に使者を出しましょう」
「駿河?(え?三河か南信濃でしょ?もしくは尾張。って言うか三河守さんの主君ってどんな奴なんだろ?私と同じ弾正少弼だけど、それなら私が三河守さんの主になっても良くない?そうしたら毎日一緒に居られるし、お酒だってちゃんと用意出来る。塩は向こうも有るから、肴は梅干しとか……いや、鮭とか鱈かな?肴だけに!)」
真顔で心底しょーもない事を考える景虎。そう言うところは無表情で策を練る千寿とはお似合いかも知れない。
「はっ。今川治部殿は公方様にとっては敵なれど、伊勢にとっても敵にございます」
不満そうな顔をする実城様だが、ここは割りきって貰わねばならんぞ。
定満は上洛よりは関東の方がまだマシと考えているため、出来るだけ景虎の意識を関東に向けたい。その為、敵である今川すらも利用するつもりである。
「ふむ。そうだな。(今川かぁ。伊勢の敵なのはまだしも、織田の敵でしょ?つまりは三河守さんにとっても敵。そんなのと連絡を取ってたらダメなんじゃない?)」
武衛が居る限り停戦の調停は不可能と言われているし、景虎や公方の立場としては武衛に遠江を諦めろとは言えない。それを考えれば今川だって北条よりは織田を狙うはずだ。
「そこで、伊勢を挟むように呼び掛けます。今川に相模や伊豆を攻めて貰い、我らが上野や武蔵を落とします」
当たり前と言えば当たり前の策である。今までとの違いは今川が本気で伊豆や相模を得る可能性が有ることか。
何せ彼らは景虎と違い、遠征では無い。そのまま居座ることが可能なのだ。それを考えれば、伊勢は武蔵よりも相模や伊豆に兵を集中させる可能性が高い。
そうなれば上野や武蔵に対する警戒は甘くなるので、今まで以上に楽な戦となるだろう。
「相模や伊豆を治部に預けよと?(うーん。なんかそれも後から古河公方様や関東管領様が騒ぎそうだよね。あ、そこで治部と戦えば……ふふふ。三河守さんとの共同作業だ!)……なるほど、悪くは無いかも知れん(流石定満!回り回って私たちの為になってる!)」
「はっ!まずは伊勢を滅ぼしましょうぞ」
何でも三河守に結びつけようとする景虎は兎も角として、定満の中では今川との戦などは考えては居ない。
そうして武蔵と上野を完全に平定し、ぎゃーぎゃー騒ぐ古河公方と関東管領に引き渡す。下野だの上総はすでに向こうで色々やっているので、残る相模と伊豆くらいは自分達で何とかしろと投げ捨てる予定だ。
「武田が潰えた今、残る懸念は伊勢か。ここで終わらせるのも良いかもしれんな(そしたら喜平次に後を任せて私は隠居出来るもんね!)」
ここで関東方面のゴタゴタを終わらせることが出来れば、主君の言う信濃にも手を出せるだろう。なんなら西信濃を織田に取って貰えば、織田と斎藤の争いを理由にして上洛を断ることも可能になるかもしれない。
景虎が思い描くモノとは違う形になるだろうが、上洛が長尾の為にならないと確信している定満としては、これが最善手だ。
「はっ!そこで警戒すべきは伊勢と治部殿が結ぶことです。それを防ぐために、今のうちから駿河と繋ぎをつける必要が有るでしょう」
これに関しては近衛が役に立つだろう。武衛も治部も関白から停戦を呼び掛けられれば無視は出来ないと思われるし、現時点での停戦は双方に得がある。
「伊勢と治部か。(組む可能性は高いと思う。そうしたら治部は織田を叩くために信濃か三河に兵を向けることになる。う~ん。三河守さんからの援軍要請とかが有れば直ぐに信濃に行くけど、私たちと織田家は正式な同盟を結んでいるわけじゃないからなぁ。関東の厚かましい連中と違って優しくて義理堅い三河守さんは私たちに援軍なんか頼めないよね)では尾張へも使者を立てねばなるまい(何時でも連絡して下さいって言うのは勿論だし、間違っても私たちが治部に味方している訳じゃないってことは伝えないと!それにこの策なら治部が信濃や三河に攻めることは無くなるし、三河守さんにとっても得だよね!)」
そんな景虎の狙いはさておき、定満としても武衛に対して使者を立てるのは賛成である。と言うか、ここで武衛と今川の間に停戦が成らなければ、今川は三河や甲斐への侵攻を気にしてしまい、伊勢と結ぶことを選んでしまう可能性が高くなる。
「はっ。関白殿下のお力添えも有れば不可能では無いかと思われます!」
だからこその近衛だ。逆に言えば近衛が居なければこの策は実現が難しいと言うことでもある。
ただ、今の織田には外に出る余裕がない。特に三河と南信濃では武田の旧臣を使ってまで統治を行っているのだ。織田としては是非とも時間を稼ぎたいところだろう。
なので問題なのはその時間を与えたくない今川となる。
相模や伊豆を得ることの利を説かねばならないが……彼らにしてみれば伊勢を討伐した後で、自分達が伊勢のように囲まれることを懸念するだろう。その辺に関しての折り合いを付ける必要が有る。
考えただけでも非常に困難な交渉になるが、まぁその辺は散々関東攻めを要求してくる近衛や、関東管領に仕事をさせれば良い。もしも失敗したならば、それを理由に上洛も関東攻めも断れる。
個人的に(と言うか越後勢の大多数の意見だが)上洛も関東攻めも、反対な定満としては交渉が失敗してくれても構わないのだ。その場合は織田と今川が戦い、斎藤がそれに手を出してゴタゴタするだけの話。
村上や小笠原が『西信濃が欲しい』と言うなら「勝手に動け」と言ったところだろうか。
「では武衛殿への使者は私が行こう(ついでに。そう、信濃とか三河を通るからあくまでついでだけど、三河守さんに挨拶するのは必要なことだよね!よし、お酒とか越後のお土産を準備しないと!)」
普段は引きこもりがちなのに妙に乗り気な主君の様子に首を傾げるも、流石の定満も景虎が道中での三河守との逢瀬 (と言うには酒臭いが)を夢見ているなどとは予想出来ない。
それ故、彼は無自覚に主君を失望させる一言を放ってしまう。
「まぁ、使者の格としてはそうなのですが、今回は関白殿下にお願い致しましょう。彼の方も実績を望んでおられますのでな」
通常ならば管領である斯波武衛に対する使者なので、景虎が動くと言うのは正しいことである。だが今回は景虎よりも使者として相応しい人間が居る。
そもそも景虎が使者では纏まるモノも纏まらないし、越後は越後で敵を抱えているのだ。
今、自分が狙われていると理解している伊勢が、周辺を動かす可能性を考えれば景虎は越後から動くべきではないし、いい加減ただ飯食らいを働かせたいと言う気持ちもある。
武骨な越後人にとって、越後まで下向してきた近衛は他の公家に比べれば多少はマシだが、公家だからと言う理由で偉そうにされるのはやはり気分が良いモノでは無い。
そのため「偉そうにしたいなら実績を上げろ」と言うのは越後の人間の大半が思っていることだし、実際に近衛も何かしらかの実績を上げなければ、京に戻った際「関白殿下は何をしに越後へ?」と言う問いに答えることが出来なくなる。
関白を顎で使う形になるが、ある意味では救済でも有るので彼も否とは言わないだろう。随伴は今も彼の饗応をしている実綱で良い。
「……そうか。(定満。君には失望したよ)」
越後の為に最適解を選んだ定満だが、それは決して景虎にとっての最適解では無かった。まぁ景虎が三河守への思いを定満に伝え、相談していたら、彼は全身全霊を以て応えようとしたのだろうが……
『王には他人の気持ちがわからない』と言うが、王だろうが爺様だろうが、言われなきゃ他人の気持ちなんざわかるはずが無いのだ。
それが年頃の娘さんならば、もはや男が理解できるモノではない。
このすれ違いが今後の越後にどのような影響を与えることになるのか。景虎が自分の気持ちを誰かに話すことが出来るかどうかで、その結果は大きく変わることになるだろう。
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「越後からの使者だと?」
「はっ。関白殿下が見えられております」
「いや、関白殿下って……本物か?」
「お疑いはごもっともですな。しかし駿河に滞在する公家に饗応を任せましたが、紛れもなく本人だそうです」
「関白が京を離れて何をしているんだか……」
「その気持ちはごもっともですが、とりあえず正式な饗応と会談の支度をしましょうか。さてさて、義元様以外だと誰を同伴させるべきでしょうな?」
「ん?そ、その言い様ではまさか饗応の宴に参加しないつもりか?!」
「拙僧が?ハハッ。拙僧はしがない坊主に御座いますれば、関白殿下の饗応なぞとてもとても……」
「くそっ!ここぞとばかりに立場を利用しおって!」
「立場とはそう言うモノです。諦めなされ」
「…………」
毘沙門天堂で酒を呑みながら理想の男性との出会いを求めていましたが、何故か()その必要がなくなったので、引きこもりから脱却しつつあるもよう。
多少強引な流れでは有りますが、北条との戦を考えれば今川に対して手を打つのは当然の話です。
ちなみに北条にしてみれば、河東で戦をした手前和議は難しいので『織田を使って今川を叩こう派』と『今川を味方に付ける為に使者を出すべき派』に別れております。
今川にしてみたら、これは渡りに船と言った感じになるのか?ってお話。
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