61話。越後の軍神と甲斐の虎の巻
ようやく出てきた毘沙門天。まぁ細かい描写はありませんが、読者様の想像力でなんとか……
かなり粗い文なので加筆や修正の可能性大!
「公方様から?」
「はっ!正式な上意として細川兵部大輔様の奉書もありまする」
「御使者は?」
「すでに饗応の支度をしております。ただ酒精が入っては使者の役割を果たすことは出来ぬだろうと言うことで、先に上意書は受け取っております」
そう言って越後長尾家に仕える老臣、宇佐美定満は恭しく書状を主君である少女(18歳未婚)に差し出した。
その書状を憮然とした顔で受け取るのは、毘沙門天の化身を自認する越後の軍神長尾景虎。
彼女が憮然とした表情を見せているのは、当然定満らの上意の扱いに不満が有るからだ。
本来ならば御使者を労い、景虎本人が粛々とその上意をお受けすべきなのだが、定満や実綱はその辺には無頓着なところがある。この辺は何度言っても改まらないので、どうしたものかと悩んでいた。
それはそれとして。
……公方様からの文だけで十分なところに細川か。正直に言えば公方様をただの神輿扱いする細川管領やその周囲の連中は好きではないが、兵部大輔は奴等とは少し違う。
それを考えればこの上意は管領や幕臣が公方様の名を使って無責任に乱発している類いのモノでは無いと言うのはわかる。
「ふむ」
そう思って書状を見てみれば、なるほど。非常に興味深い内容が書かれているではないか。
「定満はもう見た?」
「いえ、ただ御使者殿が言うには「これで武田から信濃を取り戻せるであろう」と言われております」
非常に胡散臭いモノを見るかのような視線を書状に向ける定満。彼からすれば、公方が関与したことが良い方向に転ぶはずかないと言う確信がある。
そもそも公方はことあるごとに上洛上洛と言うが、越後から上洛すると言うことがどれだけ大変なことなのかを理解しているのだろうか?
兵糧や銭もそうだし、景虎が越後に居ないと言うだけで武田や北条はもとより、越中・加賀の一向衆や神保、越後の揚北衆、奥州の蘆名など、勝手気ままに動くのだ。
更に上洛したところで何が有る?前回の上洛では公方に銭を渡し、朝廷に銭を納め、官位を頂戴したと言うのはまぁ良いだろう。だが公方が望むのは軍勢を率いての上洛である。そうして三好を景虎の手で討たせることが……否、結局は己が天下諸侯に対して偉そうにしたいだけだのだ。
主君である景虎は、それが天下を纏める方策の一つと考えているらしいが、残念ながら公方にはそれだけの実力も見識もない。アレが天下を治める?有り得ない。足利は信義を踏みにじり、恨みを買いすぎた。地方の大名ならば従うかも知れないが、畿内の大名は絶対に足利を信用しないし、足利も畿内の大名を信用することはない。
それにそもそもの話だが、三好は簡単に勝てる相手ではない。あれを打ち破るための兵はどうする?畿内の大名と同盟を組むにせよ、その中で指揮権を得る為には最低でも二万は必要だろう。それだけの兵を遠征させる余裕などない。
更に途中の大名たちに後ろから襲われないようにするための備えも必要だ。大体褒美はどうなる?畿内に飛び地など貰っても管理が難しくなるだけだし、まさか義の為に戦ったのだから不要と言うつもりか?暴動が起こるわ。
かと言って「武田を潰したら信濃守護」だの「越中を任せる」だのと地元の国人を無視した空手形を渡されても困る。元々景虎は北信濃を手に入れたら村上義清に渡すつもりなので信濃守護とて不要だ。
そして三好を討った後の畿内はどうなる?今の関東と同じだろう。景虎がいる間は静かにして、景虎が越後に帰れば騒ぎだす。
その場合景虎は何度も上洛しなくてはならなくなる。三国峠を越えるだけではないのだ。京に行けば行くほど越後は力を失うことになるし、そもそも景虎の力なしで幕府を運営出来ない公方になんの価値が有ると言うのか。
以上の理由から、定満にしてみれば公方は貧乏神以外の何者でもない。よって越後にも主君にも関わって欲しくないと言うのが正直な気持ちである。
だから「どうせ今回も画餅にしかならない空想を献策してきた」と思っていたのだが、今回に限っては定満の考えは裏切られることになる。
「公方様からの指示で美濃と三河から信濃を攻めるそうだ。これで晴信は西と南にも兵を割かねばならなくなる」
「…ほう。それは素晴らしい策ですな」
思った以上の良案に定満もそう答えるしかない。同時にこれは公方の策ではなく、細川藤孝の策だろうとは思ったが、誰が考えたにせよ自分達には損が無い。
懸念としては、今の美濃は蝮と呼ばれた父親を殺した男が治めていると言うことと、三河には今川と言う脅威があることか。
「私もそう思う。後の問題としては、私が晴信の首を取るためには美濃や三河に先んじて出る必要が有ると言うことと、私の動きが遅ければ美濃や三河の軍勢が各個撃破されること。それに美濃の斎藤が信用出来ないと言うのに加えて三河の連中がいつ下がるのかがわからないこと」
淡々と問題点を述べて行く景虎だが、美濃の斎藤の件では嫌そうな表情を隠しもしない。晴信の予想とは違い、景虎も親殺しを行った義龍は信用出来ないと言うことはわかっている。ただ公方様の命令に従うなら敵とは見ないと言うだけだ。
更に三河。公方様の命令に従って動くのは良い、人間的にも義龍よりは信用出来るだろう。だが、空になった三河を狙って今川が動くだろうから、それまでの援軍でしかないと言うことになる。
当然晴信も美濃や三河の動きは掴むだろうが、先に景虎が北信濃に出ることで、西と南に割く兵はかなり減らされるだろう。まぁ南の三河については今川に何かしらの働きかけをして、時間を稼ぐだろうが、少なくとも北信濃へ全軍を出すことは不可能になる。
「確かに。先にこの策は北信濃に晴信をおびき寄せることが肝要ですな。その為に実城様が動くのも理に適っておりまする」
有る意味で越後勢が囮とも言えるが、そもそも武田との決着は自分達で着けたいと言う気持ちも有るので、晴信を含む武田の主力を北信濃へと釣るのはむしろ望むところ。
そうして己を餌として晴信を釣り上げたなら、後は煮るなり焼くなり好きにすれば良い。
なにせ自分達が北信濃で黙っているだけで、信濃は美濃からの軍勢に蹂躙されるのだ。国人達は気が気では無いだろうし、甲斐との連絡を絶たれたら間違いなく死活問題。
すぐにとって返す必要が有るが、北信濃に現れた長尾を片付けないことには動けない。とは言え西と南へそれなりの兵を割り振っている以上、長尾を鎧袖一触出来るだけの兵力差も無い。
完全に詰みだ。景虎と定満の考えは完全に一致している。
「今回の戦で晴信を確実に終わらせる。全軍を挙げて北信濃へ向かう準備を」
「はっ!」
普段は手伝い戦は面倒だとかで文句の多い越後勢も、武田と完全に雌雄を決すると言う戦で、更に勝ちの目が大きいと言うならば喜んで参陣してくるだろう。
ついでに言えば、勝てば北信濃の穀倉地帯が手に入るのだ。村上とて全てを自分に…などとは抜かすまい。ならば此度の戦は手柄を立てれば見返りが有ると言うこと。国人の気合いの入れ具合も違うものになるだろう。
公方に借りを作るのは面白くはないが、北信濃の安定と武田との決着は定満も望むところである。それ故これからの戦支度はいつも以上に入念に行わねばならないと決意していた。
「…あぁ、そういえば御使者の名を伺っていなかったな」
普段なら上意の次に確認することだが、景虎も自分と同じように武田との戦を思い浮かべていたのだろう。すっかり失念していたと言うような感じで問いかける。
「はっ。細川兵部大輔様が家臣の明智光秀なる者でした」
「明智…聞かぬ名だが、細川殿が遣わす程の者。不要のこととは思うが、無礼が無いよう。確と饗応をするように」
「御意。しかしそれでは御実城様は?」
定満に対してそのように言う景虎。この言い様では自分は応対しないような口振りだが…そう思った定満が主君の意を確認しようとしたとき
「………?!」
今まで感じたことの無い、凄まじいまでの圧が定満を襲った。
「私は自らを押さえるため毘沙門堂へ籠る故、委細任せる。わかったなら動け」
「はっ!」
これこそが越後が誇る軍神!毘沙門天の化身よ!興奮で震える体を抑えながら定満は主君の前を辞した。
「ようやく色情狂の雌猫に引導を渡してやれる。誰が処女を拗らせた毘沙門天だ。私は奴みたいな見境がない奴とは違うんだ。そう、私の周りにろくな男がいないだけ。出会いが有れば私だって……」
その後毘沙門堂では晴信に対する呪言が延々と唱えられていたとか、いなかったとか。
ーーーーーーーーーーーーーー
「……完全にしてやられたね」
「……申し訳ございませぬ。見誤りました」
時は流れ北信濃は海津城。川中島四郡を完全に支配するための前線基地としてつくられた城の中で、宿敵たる長尾景虎と向き合っていた晴信は、明日にも決戦!と意気込んでいたところに今川による甲斐侵攻の報を受け、沈鬱な表情で頭を抱えていた。
「いや、あんた一人のせいじゃない。まさか今川ががら空きの三河じゃなく、甲斐を狙って来るなんてアタシを含めて誰一人予想もしてなかったからね」
普通に考えれば積年の恨みがあり、更に奪われたばかりの三河を狙うだろう。それが何故甲斐に来たのか。最初に急使が来たときは完全に思考停止に陥ってしまったが、続報が来る度に連中を動かした存在が嫌でも目に付いてくる。
「まさかあの親父が治部を動かせる程の影響力を持っていたとはねぇ…」
そう、晴信は今回の甲斐侵攻は信虎が今川を動かして実現させたモノだと確信をしていた。
「まことに」
そして晴幸もまた、その意見に異を唱えるつもりはなかった。
「今まで治部殿には甲斐に対する関心などありませなんだ。むしろ治めれば邪魔になるとさえ考えていたでしょう。しかしだからと言って我らと仲が良い訳でもありませぬ。御隠居様より『自分が甲斐を纏める』と言われ更に『氏真殿に甲斐守護を任せる』と言われれば…後方の憂いを絶つと言う意味を込めて動く可能性は有りました」
この程度のことが予想できず何が軍師か!己の無能さに腹が立つし、己に信頼を預けてくれた主君には申し訳が立たない。悔しさに顔を歪める晴幸とは別に、晴信は晴信で腸が煮えくり返るような思いをしていた。
「くそ親父が。確かに意趣返しにしては最高のモノだろうね!」
それ以外に今川が甲斐に攻める理由が無い。確かに今川は過去、晴信によって面目は潰されたが、だからと言って武田を滅ぼして甲斐のような面倒な土地を治めようとはしていなかったはずだったのだ。
それに、がら空きの三河とがら空きの甲斐を比べたら誰だって三河を狙うだろう。それくらい甲斐と言う土地には価値がない。
それなのにあえて甲斐を狙って来たのは、信虎による干渉以外に考えられないというわけだ。
「あの治部が嫁の父親ってだけで引き取ったわけじゃないのは知ってたけどね。てっきりアタシ達に対する牽制程度に考えてたのが失敗だった。今川としては領地云々を無しにして、後方の憂いを絶ち切り、息子の氏真に箔を付けるって考えれば悪くはない。だが問題なのは親父だ。確かに氏真は孫だろうさ、だが今川だぞ?武田としての誇りはどうなる?そこまでして甲斐に戻って何がしたいんだ?!」
黙って駿河で隠居していれば良いものを。もしくは自分達が駿河に侵攻することになったら、向こうの連中を口説かせるくらいは出来るだろうと思って生かしていたのが完全に仇となった形である。
「おそらくですが、武田については氏真殿の子に武田の家名を継がせる気なのでしょう。更にご本人様は…甲斐への帰還も然ることながら、その心底は御屋形様が先程述べたように『意趣返し』の意味合いが強いかと」
何せ今川からの援助で国人達の借金を全て返済し、さらに食料までばら蒔いて居るのだ。その上で2年間の税の免除なんて言われては、逆らう国人なんか居ないだろうし、もしも逆らったところで民に殺されることになる。
さらに元々甲斐の国人達の中には、先代である信虎の追放に関して「完全に納得している訳ではない」と言う者も居るのだ。確かに当時は戦のし過ぎであった為、国内には厭戦気分が有ったのは事実だ。そのためこのままでは甲斐と言う国に後が無いと思った一部の有力者が晴信を担ぎ上げたと言う流れがあった。
だが、当然それによって損をした連中も多数居るのだ。それらは信虎の復権を求めて今川と連絡を取っていたし、晴信もそれを知りつつ、今川への工作に使えると判断した為に放置をしていた。
そして今回、その甘い考えに対してツケを払うことになった。
何せ甲斐では信虎を追放した後も、戦が無くなるどころかむしろ積極的に戦をしていると言うのが現状だ。その為、甲斐や信濃の民はより一層苦しんでいると言っても良いだろう。
そんなところに追い出された先代が食料配付をするのだ。それは「食い物が無いから」と戦を続けてきた晴信に対する皮肉には十分過ぎるほどのものとなっている。
「ちっ!今川頼りのくせに偉そうに…まぁ良い。甲斐に関してはここで考えてもどうにもならん。こうなったら甲斐の国人衆が騒ぐ前になんとか長尾を追い払い、北信濃の支配を確実にして、代替の知行を与えるしかない」
それでどれだけ意味が有るかはわからないが、何もせずにこのまま海津城に篭っていては内部から崩壊してしまう。この状況では一時退くのも不可能。その為ここでの戦には絶対に負けられないモノとなってしまった。
さらに問題なのが西信濃と南信濃だ。
「木曾福島に斎藤が来るのは、まぁ良い。その後詰めの為に高遠に兵を置いたんだからな」
「ですな。義龍めが率いてきたのはおよそ一万。木曾福島の1000と高遠の3000があれば問題なく防ぐことが可能です」
これは元々予想してた事だから問題ない。甲斐が攻められたことで焦りは有るだろうが、だからと言って信濃の国人もいきなり現れた美濃の連中にかっ浚われるのを座視するような事は無いだろう。
……木曾が降伏しない限りは。
そう、今の晴信にとって最大の懸念はこれ。城主や国人が戦わずに降ること。そして実際に南信濃ではそれが発生してしまっていた。
「飯田は予想外だった。まさか秋山が降るとは……」
「……仕方ないことではあります」
ガックリと項垂れる晴信に対しフォローを入れたいところだが、晴幸としてもなんとも言いようがない状況である。
「いや、そもそも『三河には今川が攻め込むだろうから、連中は黙ってても引き揚げる。だから時間を稼げば良い』って言ったのはアタシだしな。それなのに今川が甲斐に攻め込んだ挙げ句、高遠の後詰めが全部木曾福島に向かったら、そりゃ兵の士気はがた落ちだろうさ」
敵は退かないわ、後詰めはこないわ、本貫は先代に攻められてるわ、北信濃には長尾が来るわと、はっきり言ってここまで悪化したならば戦わずして降伏するのが当たり前だ。
こんな状況では「晴信の為に命を捨てろ」などとは口が裂けても言えない。
「三河守殿は『せめて将兵は高遠に行ったらどうだ?』と薦めたらしいですな」
三河守にしてみても、元々降伏されては困るからこちらに情報提供したと言うのに、実際に蓋を開けてみれば無条件降伏されたのだ。彼にしても完全に誤算だったはず。だからこそせめて将兵は晴信に返そうとしたのだろうが……
「こっちから「織田で使ってくれ」と懇願したんだろ?まぁ国人にしたって兵士にしたって完全にアタシが落ち目なのは理解してるだろうからな。わざわざ無駄死にしてえとは思わんだろうさ」
ここで何かしらの逆転の策が有り、晴信に命懸けで馳走することに意味が有るなら違ったかも知れないが、今の晴信の為に戦っても恩賞が期待出来ない。つまり無駄死にである。
さらに下手に抵抗をすれば人質として甲斐に居る一族もどうなるかわからない上に、未来の上司に顰蹙を買うとなれば大人しく従う道を選ぶのが国人と言うものだ。
「こうなれば三河守殿も本格的に動くでしょうな」
本来は領地を得ても管理が大変だし、三河で今川との戦に備える必要があったからこそ、武田と談合をしようとしていたのだ。それなのに今川が甲斐に攻め込み、南信濃の軍勢が戦わずに降って来たと言うならば前提条件がぜんぜん違う。
ここで動かなければ公方に疑いをかけられるだろうし、何より美濃勢や今川の勢力拡大を見逃すことになる。それを座視することは出来ないだろう。
「そりゃそうだろうさ。何せ今の高遠は木曽福島に援軍を出してて完全に空だ。飯田の軍勢を先導役にして攻めればすぐに取れるのはわかってるんだから、わざわざ見逃す理由もないだろうね」
三河守は織田信長の配下であり、信長は公方の命令で動いている以上、この動きを止めることは出来ないだろう。そして流石にこれを織田の不義理とも言えない。晴信の価値観で言えば、ここまで明確な隙を見せた己が悪いからだ。
つまり北信濃がどうなろうが南信濃は確実に落ちる。西信濃に関しては…自分達が負けない限りは何とかなるだろう。長尾を撃退し、深志から援軍を出せばなんとかなる。
その後の情勢によっては三河守は南信濃を返還してくれるかも知れないが……それまで甲斐の国人衆が従ってくれるかどうか。
これからはかなり危険な綱渡りとなる。そして最初の難関が最難関だ。
「晴幸、賭けに出るぞ」
「……はっ!」
勝つべくして勝つ。そのための下準備を怠ったつもりはなかったが、痛恨の読み違えだ。
まずは甲斐衆と信濃衆に対し「晴信に従えば勝てる」と思わせねばならない。その為には誰にでもわかる大勝をする必要が有る。しかしその下準備をする時間はない。
ならば賭けだ。どうせこのままでは負けるのだから、乾坤一擲の賭けに出るのも当然の判断と言える。
「クソ親父かクソ公方か知らんが、アタシがそう簡単に喰われると思うなよっ!」
ーーーーーーーーーー
「定満。奴等、動くぞ」
「はっ。では?」
「予定通り。全軍で擂り潰す」
「御意っ!」
ーーーーーーーーーー
それは武田勢18000と長尾勢15000による北信濃争奪戦。後世において第四次川中島合戦と呼ばれることになる戦の前日のことであった。
今川、甲斐制圧中。晴信がいくら隠しても南信濃の連中はわかりますからね。
ただでさえ低い士気がガタガタになったもよう。
汚い!流石公方!汚い!ってお話。
ちなみに晴信も晴幸も公方と今川がつるんでるとは考えていません。今川は独自の判断で動いていると考えています。
義龍は家督相続の関係上戦を望んでいることを知ってるし、長尾は言わずもがな。それに比べて織田家の三河守はただの参加者扱いですので、今川、斎藤、長尾に比べて敵意はあまりありません。
宣伝のようなものは無し。
申し訳ございませんがお盆期間中は不定期更新となります。




