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第1話:神

0からはじまる悪夢・・・・。


それは、1998年に東京で行われた無差別殺人事件である・・・死者は872名という衝撃的な数であった。

これを犯した犯人は、神尾獅子(かみおしし)。別名、牙王(がおう)

この一人のせいで872名の人々が死んでしまうということで東京は大混乱となった。


なぜこの事件が0からはじまる悪夢と言われている訳は、あるサイト【B−999】の掲示板で神尾が書いたコメント ―私は、0からはじまる悪夢を信じている。それは、恐怖の結晶であり、死の予言であって全てを0=無にもどす。そんな悪夢を腐った人々に見せてやると私は決心した。協力者は→http://zero/goppb.comまで・・・・・。―

神尾は、このコメントを書き込んで4日後に事件を起こした・・・。

なお、神尾がコメントに載せた、http//zero/goppb.comにアクセスをしたみたらそこには、1つのメッセージが書かれていた。

そのメッセージは、 このメッセージを見た方は、自動的に協力者となります。

そう書かれていた。


実際に、そのページにアクセスした人の数は98名でその98名の全員が事件当日に右手に包丁を持って、人を襲ったと言う情報がある・・・。


この事件は、正式には、神尾とその98名が起こしたと言ったほうがいいだろう。

現在、2008になっても神尾の居場所は分かっておらず、逮捕はできていない。


そんなある日、あるサイトの掲示板に恐るべきコメントが書き込まれていた。

そのコメントの投稿者は・・・・・牙王・・・・・・。




―からはじまる悪夢からちょうど10年がたった。私は現在、ある組織をつくりあげ行動している。その組織の名前は、ナイトメア・B・・・・。組織のメンバーは11名。  なぜ私がわざわざ人の目に入る掲示板でこんなことを書き込んでいるかわかるか?  その理由は、警察を試す為だよ・・・。10年前、警察は犠牲者だけ増え、なにもできなかった。国民を守る仕事のくせに、守れていない・・・。そんなアホ警察に、あることを試そうと思う。その内容は、6日後、私達はある場所に、毒ガスを撒く。撒く場所は3ヶ所。それを止めることができるかを試す。以上。―











−警察特別部隊作戦本部−


「牙王・・・いったいあいつは、なんなんだ・・・。」

「謎が多すぎますね・・・。」

そう頭を抱え込んでいたのは、警察特別部隊の高橋と沢村だった。

この作戦本部は、あの牙王の書き込みがあった数日後に結成された。


「入ります・・・。」


作戦本部に、一人の黒髪の少年が入ってきた。

その瞳は蒼く輝き、透き通っている。

右手にノートパソコンを持ち、こちらを睨んでいる。


「き、君が・・・、(しん)君なのかい?」

「はい。」


天地(あまち) (しん)

17歳の少年で神の頭脳をもつものと言われている。


わずか8歳でみなが驚くほどのタイピングの速さを見せ、12歳で学校のコンピューターをハッキングするほどの実力をもっている。

さらに、通知表の評価は、体育以外全部パーフェクトである。

だが体を動かすことが苦手で体育はいつも1である。


なぜこの少年が作戦本部にいるかと言うと、その頭脳が結果をみせて、それが警察の耳にもとどき、牙王のコンピューターをハッキングできるかを試すため、呼んだ。


「で、なにをすれば?」

「実はね、君を呼んだのは牙王という奴のコンピューターをハッキングしてもらいたいからだ・・・。」


「え・・・?」

少し驚いた目をする神。

だがその表情には少しの笑顔が見えた。

「君は、この東京では、1、2を争うコンピューター技術がある。その技術、頭脳でハッキングしてもらいたい。」

「僕はあんまりハッキングは好きではありません・・・。ですがなんかおもしろそうですね・・・、牙王・・・・おもしろそうです。」


「では、協力してくれるのかい?」












「はい・・・・・。」



 

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